- Amazon.co.jp ・本 (77ページ)
- / ISBN・EAN: 9784820422082
作品紹介・あらすじ
子どもの読書をめぐる状況は変化してきています。学校読書調査でも,マンガが原作の本が多く読まれている一方,子どもと本の出会いの場である学校図書館ではいまだマンガの収集・提供が進んでいません。
本書は「学校図書館になぜマンガが必要か(理論編)」,「マンガをめぐる状況」,「学校図書館のマンガ導入」,「アメリカの学校図書館と日本のマンガ」,「アメリカにおけるグラフィックノベルをめぐる状況」,「学校図書館に段階的にマンガを入れる」の6つの章を通じて,学校図書館にマンガを導入する意義を解説しています。また,「補遺」として,学校司書配置の現状を述べ,学校図書館の今後の課題を論じています。
海外でも高く評価されているマンガをぜひ学校図書館の蔵書に,と訴える一冊です。
感想・レビュー・書評
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学校図書館の有識者が「マンガ、いいよ!」と言ってくださるのは、とてもありがたいし、本当におっしゃる通りだと思いました。ただ、現場である学校がそれを受け入れるには、あと少しかかるな、と思いました。ジャンルに分けて作品を挙げてくれているので、マンガを選書したい時には、とても有用だと思いました。
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学校図書館におけるマンガ導入の背景や、各自治体の導入率、入れられているマンガ、海外の様子などがわかって読み物として面白かったです。
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いいマンガはたくさんありますよね。
「補遺 学校司書配置の現状と課題」(p.65)
司書教諭との連携や子ども達との信頼関係とか、学校司書が常勤で1校専任になれば、もう少し深められると思うのですが・・・。