上流顧客を満足させるプロフェッショナル・サービス

著者 :
  • 日本能率協会マネジメントセンター
3.07
  • (0)
  • (2)
  • (12)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 30
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784820716716

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 請求記号・673/Sa
    資料ID・100049531

  • ★読む目的
    上流顧客向けのサービスを知る!

    ★読書方法
    並列読書

    ★メインブランチ
    『はじめに』 『上流』 『中流』 『おわりに』 

    ★INPUT
      ・いかに高度なおもてなしが提供されても、その対価を払う人がいないと、企業はサービ
       スの品質を維持することはできない。高度なサービスは、人件費を含めて、決して無料
       ではない。

      ・価格訴求を売り物にする業態でセルフサービスが成立するのは、企業がコストを省いて
       いることを顧客が理解し容認しているから。顧客は過剰なサービスを求めない。

      ・企業が自社の優位性をどこで発揮するかによって、顧客への接客や提供するサービス
       品質は変わる。どこでも誰もが、手にすることができる安価な商品を扱う業態では、価
       格が決め手となり、特別に高度なサービスを提供する必要はない。

      ・日本で5億円以上の純金融資産を保有してる世帯は約6万世帯。1億以上5憶未満は
       約72万世帯。総世帯は4900万世帯なので、全体の約1.6%。金融資産が100万$
       以上は134万人(日本の人口の1%)で、アメリカの255万人に次ぐ2番目の多さ。

      ・感動は人から与えられるもので、自分から生み出せないと勘違いしない。受け身でし
       か物事を考えられない人は、人に感動を提供する行為や行動を思いつけない。自分
       自身で感動する体験を持つこと。
      
    ★ウガンダの感想
     ハイエンドサービスについて書かれています。上流顧客をターゲットとしたサービスを企
    業の例にそって説明されています。一般向けサービスとの違いが分かるので、読むだけで
    も価値はあると思います!

    ★一言で言うなら
     『本当の感動を体験すべし!』

    ★OUTPUT
      ・顧客満足を最大化しようとしてサービスレベルを向上させても、サービスが価格に反
       映できる商品や事業でないと、収益向上には結びつかないことを理解する。

      ・社員の給料は、経営者が支払っているのではなく、顧客が支払ってくれていることを
       忘れない。

      ・上流顧客は二回目以降から、常連客として自分だけの特別なもてなしを期待する。
       ※少数相手で高額な専門店を利用する人に多い。量販店やファーストフードでは×。

      ・サービスは人がするものだという固定概念に、とらわれないようにする。例えば、書店
       の店員ではできないが、アマゾンでできるサービス。『この本を買った人はこの本も購
       入しています』などの情報案内サービス。

      ・ハイエンドサービスの顧客特性を把握する?要求レベルは高いけど、相応にお金を
       支払う意思のある人?セレブのもてなしを受けたい人(非日常のサービスを体験・利
       用してみたい)※本当に価値がわかり、お金を支払ってくれるかどうか。この点を踏ま
       えないと、企業努力は報われず、収益にも結び付かない

    ★BookCrossingしたい度
     『★★★☆☆』

    ★関連本・紹介されてる本

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

学習院大学法学部卒業。日本経済新聞社が実施した「企業に最も評価されるコンサルタント会社ベスト20」に選ばれた実績を持つ。
プレジデント社のウェブサイト「社長の参謀」全体のアドバイザーを務めながら、「社長の参謀」の連載コラムも執筆し、その鋭い分析に多くのファンがついている。
日経BP社が主催する「日経BP Marketing Awards(旧名称日経BP広告賞)」の審査員も長年務める。
著書に『全史×成功事例で読む「マーケティング」大全」』(かんき出版)、監修に「図解&事例で学ぶマーケティングの教科書」(マイナビ出版)など多数。

「2018年 『男の居場所』 で使われていた紹介文から引用しています。」

酒井光雄の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×