マンガでやさしくわかる学習する組織

著者 :
制作 : 松尾 陽子 
  • 日本能率協会マネジメントセンター
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本棚登録 : 384
感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784820719717

作品紹介・あらすじ

□部下のやる気が引き出せない
□部下とのコミュニケーションがうまくいかない
□チームがぎくしゃくしていてまとまらない
□チームの成果が個人の総和を下回っている気がする
□これまでの自分の仕事のやり方に限界を感じる

こうした人と組織の問題を乗り越え、人とチームが成長し続けるヒントを与えてくれるのが「学習する組織」。


■□■学習する組織とは?■□■
MITの上級講師ピーター・センゲが提唱した組織開発のアプローチ。
1991年に提唱されて以来、アメリカをはじめ世界的に注目され、その理論は、海外ではインテル、シェル、ナイキ、フォード自動車など、国内では、日産自動車、リクルート、トレンドマイクロなどで導入されています。

ピーター・センゲが著した原著『学習する組織』は、「21世紀の経営を変える名著」として、世界中の経営者、現場リーダー、組織変革を担う担当者たちに読まれ続け、世界で250万部超のベストセラーとなっています。


■□■複雑な理論を「マンガ」で理解■□■
本書は、そんな学習する組織のエッセンスを、マンガで解説した入門書。
一見、複雑に思われる学習する組織を、はじめて学ぶ人にも分かりやすく伝えることが本書の目的です。

マンガの舞台は、とある不祥事報道をきっかけに組織変革の必要を迫られた企業。
主人公の永倉由香は、経営企画部の一員として会社の新たな体制・方針を工場で説明することになりますが、思わぬ猛反発に遭うことに。
会社の立て直しのためにも、現場の社員たちの納得を得たい由香。
そんな時、「学習する組織」と出会う────。

「一人ひとりの潜在的な能力を引き出し、成長を促すこと」
「組織・チームが力を発揮し、成長を続けること」
これらを相乗的に実現する「学習する組織」。
主人公は、どのようにして個人とチームの成長を促すのでしょうか。
組織変革ストーリーと事例を補完し、理解を深める解説文のサンドウィッチ形式で、マンガを楽しみながら「学習する組織」のエッセンスがつかめます。

感想・レビュー・書評

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  • 「学習する組織」の入門書。漫画でわかりやすい。わかりやすい分、「現実はそんなに上手くいかない」と机上の空論に留めてしまうけど。。
    共創的コミュニケーションで「生成的な対話のモード」に到達するために必要なスキルとして「手放す」が挙げられている。
    何かを達成するために、自分が大切にしてきたものを手放さなければならない。これは本当に難しい。
    そして、何でも手放せば良いというものでもない。手放すべきでないもの、手放すべきもの、その見極めが重要になってくるのだと痛感する。

  • 学習する組織について、知人が数名学んでいるようだったので、夫の本を拝借しました。
    自己マスタリー、信奉理論、使用理論に関心を持ちました。ちょっと活用したいものがあるので、部分的に再読しようと思います。

  • 会社の研修の事前課題図書なので読んだ。
    自ら学習する組織を作る方法を、分かりやすく分解し、説明してくれた本。

    この内容を最大限分かりやすくした本だと思う。

    自ら学習する組織を作るためには
    自分の内面を直視し、
    間違った認識に基づき行動していないか、
    自分のビジョンは何かを見定めたり、

    必ずしも関係が良好ではない相手とも
    コミュニケーションもとるよう促す場面があったり
    (目標はビジョンを1つにして共に学習する仲間に
    なることだけど)

    実践するには精神的にかなりしんどいな、
    というのが率直な感想。

    それができたら、乗り越えられたら素晴らしいけど
    傷ついたり感情をマイナスに揺さぶられそうで
    怖い。

    最後に、タイトルは「マンガでやさしくわかる」
    ですが、この本はマンガは一部分でしかなく、
    文章がほとんど、と思って読んだ方がいいです。

    マンガのおかげで分かりやすくなっているけど、
    マンガとたかを括っていたら、内容のボリュームに泣きました。。

  • ・重要箇所は全て本文を読むことになる。そして全般を通じて本文のボリュームが多い。「マンガで」というこの本のタイトル・趣旨に無理がある。

  • 組織について考えるときに、自分の理想通りに周囲を動かかそうとしてはいけない。人間は駒ではない。みんなでビジョンを共有し、主体的に動いていったとき、理想を超えた世界が見えてくる。

  • メンバーに熱量を感じない、積極性を感じない、受け身な姿勢を感じているけど、チーム一丸となってもっともっと大きな成果をあげたい、と考えているリーダー向け。
    システム思考、メンタルモデル、共有ビジョンといったテクニック・ツールに初めて触れる人には大変おすすめの書籍。
    マンガは全体の3分の1程度だし、入門書としてはやや難解な部分もあるかもしれないという印象は、ある。
    自分自身はこの本をとっかかりに「学習する組織」に挑戦するところ。

  • センゲの『学習する組織』について、マンガだけならごくさらっと読める。
    ポイントである、システム思考、メンタル・モデル、チーム学習、自己マスタリー、共有ビジョンの概念や実践のためのプロセスとツールは本文の方でしっかりと説明されている。
    どちらかと言えば本文中心で、マンガは解説のためのエピソードといった位置づけなので、マンガだけで理論までやさしく学ぶことを期待すると手こずるのでは。
    17-117

  • 5つのディシプリン(訓練)をを通して、自己マスタリーを身につけるということが漫画で解説されている。
    漫画的展開で、全然実践に活かせないのが残念。

    自己マスタリーとは、内発的動機にドライブされて学習を深めていく事。
    自らのありたい姿と現実を比較してギャップを自覚し、自らの人生に創造的余白を生み出すことが、学習し続ける原動力となる。

  • 2023.04.03 自己マスタリーについておさらいしたい。
    2023.04.27 マンガの部分のみ読了

  • システム思考、学習する組織の該当というか触りをん理解するには、とても分かりやすかった。

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著者プロフィール

チェンジ・エージェント代表取締役。オレゴン大学経営学修士(MBA)修了。多国籍企業経営を専攻し、米国企業で10年間、製品責任者・経営企画室長として組織横断での業務改革・組織変革に取り組む。2005年チェンジ・エージェント社を設立、経営者・リーダー研修、組織開発、CSR 経営などのコンサルティングに従事し、システム横断で社会課題を解決するプロセスデザインやファシリテーションを展開する。デニス・メドウズ、ピーター・センゲら第一人者たちの薫陶を受け、組織学習協会(SoL)ジャパン理事長、グローバルSoL 理事などを務め、「学習する組織」、システム思考、ダイアログなどの普及推進を図っている。著書に『「学習する組織」入門』(英治出版)、『なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?』(東洋経済新報社)など。訳書、解説書にアダム・カヘン著『敵とのコラボレーション』『社会変革のシナリオ・プランニング』、ドネラ・H・メドウズ著『世界はシステムで動く』、ピーター・M・センゲ著『学習する組織』、ビル・トルバート著『行動探求』(以上、英治出版)など。

「2023年 『それでも、対話をはじめよう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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