コンテンポラリー・クラシックス 韓非子 人を動かす原理 (Contemporary Classics 今こそ名著)

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  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784820719847

作品紹介・あらすじ

古典の名著を現代語訳し、ハウツー本では解けない課題を自ら解く力を身につける「Contemporary Classics 今こそ名著」シリーズの1冊。
今回は、人間の情理に通じ、人の弱さを前提とした法や仕組み、ルールの力で人を統制しようとした『韓非子』を取り上げる。
そして、そのような性格を持ち、非常の人間学の書ともいえる『韓非子』を通して、「人を動かす原理」を学び、ビジネスシーンに役立てることを目指す。

感想・レビュー・書評

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  • 韓非子の入門としていいと思う。

    組織で生きていくにあたり、リーダーとして、
    そして、使える身として、学びたいと思っている。
    そのため、韓非子の現代語訳を買ったが、進んでおらず。
    この本で、だいぶ読む気になれた。

    人は利で動く。
    利は人により異なる。
    人を信じすぎてはいけない。
    組織をまとめるには、トップの権限と、
    それに裏打ちされた、明確なルール、
    部下を動かす技が必要。

    どういう組織ぐだめになるか、については、
    かなり学びがある。

  • 人を動かすものは、利である。
    人間不信の哲学、そして中心をなす思想の法、術、勢。
    リーダーに必要な要素として学ぶべきとこは多い。

  • 意見を述べる真の難しさ、相手の心を読め、など、今にも通じる至言だと思う。

  • 2018年1月10日読了。
    ●儒家→孔子、孟子
    墨家→墨子。兼愛(無差別的な愛)や非攻(不侵略)
    道家→究極の存在である「道」を求め、作為を捨て
    自然に生きることを主張。老子や荘子。
    法家→法による厳格な政治を行い、君主の権力を強化し
    富国強兵をはかる。商鞅、申不害、韓非子。
    名家→名(言葉・概念)と実(事実・実体)との関係を
    考察し、論理学的な思考を極端に追求。
    陰陽家→陰陽五行説に基づき、季節や方角を重視し
    禍福吉兆を予測。

    ●上に立つ者は、あれこれ口を出さず、あえて一歩退く。
    後方的な位置から、大局を見極めることが肝要。

    ●七つの術→P138

    ●利があれば勇者に変身

    ●警戒すべき六つの「微」→P176

    ●「十過」…身を滅ぼす十の過ち→P210

    ●君主自ら仁義を行いことを好むの害→P281

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