マンガでやさしくわかる中期経営計画の立て方・使い方 ダウンロードサービス付

著者 :
制作 : 柾 朱鷺 
  • 日本能率協会マネジメントセンター
3.80
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本棚登録 : 63
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784820727170

作品紹介・あらすじ

先行き不透明なこの時代、経営の舵取りを正しく行うには「中期経営計画」の作成が必要不可欠です。
本書では、中期経営計画の意義や構造を整理した上で、中期経営計画策定の流れ(①ビジョン設定②ビジネス環境分析③戦略策定④活動・計数計画具体化)に沿って、マンガストーリーとともにそれぞれの段階で必要なフォーマット(記載例)の内容を解説しています。さらには環境や情勢変化による見直しやローリング(期中修正)そしてフォローについても、フォーマットを利用しながら解説をし、読み終われば中期経営計画が一通り作成できるようになる実践的なマンガです。

感想・レビュー・書評

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  • マンガでストーリー的に説明してくれるので読みやすかった!今直近で中計プロジェクトにアサインされてるわけではないので流し読みだったけど、機会が来たら改めて読み直したい

  • オーソドックスな計画策定プロセスと留意点がバランスよくわかった。
    改革や変革を伴う状況にあるときはトップダウンでビジョン策定を先行させるが、改善の継続が最適解である状況では現場に根差したボトムアップ式が望ましい。
    理念を浸透させ、納得性の高いビジョンを策定し、現状分析によりギャップと重要課題を抽出し、クロスSWOT分析で新たな気づきと視点から勝ち筋にのった戦略を見出だし、活動計画に落とし込み、さらに計数計画にまで具現化し、策定後は心に残るように発信し、フォローし、予実差異分析と活動計画へのフィードバックを行いつつ、必要に応じて計画のみなおしをしていく。

  • 改革や変革を進めるために作るのが中計
    改善をするだけでは中計は不要

    変革・改革の対象分野は6つ。
    ①事業、②組織、③人事、④財務、⑤業務、⑥IT

    中計の三大要素
    ①経営ビジョンと経営目標(定量と定性)
    ②戦略課題とその解決策
    ③計数計画

    アプローチの仕方は二つある
    ①ビジョン先行型(バックキャスティング型)
    ②現状分析先行型(フォアキャスティング型)
    世の中が変化する中で自社に改革が求められる場合はバックキャスティングが求められる
    新規顧客・新規パートナーとの接触が増える場合はビジョン設定が必要

    バックキャスティング型のアプローチ
    ①前中計の振り返り
    ②ビジョン・目標設定
    ③事業環境分析
    ④戦略
    ⑤課題と解決策
    ⑥計数計画・活動計画

    ①前中計の振り返り
    何を目標として、何ができたか

    ②ビジョン
    ありたい姿の言語化
    「◯◯業界のリーダー」など世の中または業界でなんと呼ばれたいか

    ③外部事業環境分析
    ・市場環境分析

    ④戦略
    SWOTとクロスSWOT
    ・外部環境重視
     →伸びている市場に参入する
     コストリーダーシップ、差別化、フォーカス
    ・内部能力重視
     →自社の強み決め
     (独自資源の希少性、模倣困難性)
     →強みが活かせる市場決め
    From→Toの形に

    ⑤課題と解決策
     上記④をする上で最も効果的な解決策を決める

    ⑥上記⑤の解決策をスケジュール化する

  • フォーマットがいい
    あとはじっくり考えて作ろう

  • GWの休暇中に入ってまで読む本じゃないなw

    また平日に読むかも

  • 中計を立てる上でのやり方が具体的に書かれている。フォーマットも参考になる。

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著者プロフィール

株式会社ユニバーサル・ワイ・ネット 代表取締役
オフィス井口 代表
岐阜県出身。東京大学 文学部社会学科卒業、シカゴ大学MBA
日産自動車にて情報システム部門、海外企画部門を経験、中期計画・事業計画を担当。三和総合研究所(現三菱UFJリサーチ&コンサルティング)にて、中堅~大企業向けに中計策定支援をはじめ、数多くの経営コンサルティング案件を手がける。その後、IT系などのコンサルティング会社を経て、2008年にオフィス井口設立。2009年から株式会社ユニバーサル・ワイ・ネット代表取締役。
2010年代には中央大学ビジネススクール客員教授、立教大学経営学部兼任講師、対外経済貿易大学客員教授(中国・北京)等も務める。
クライアント企業の中期経営計画策定や新規事業企画コンサルやワークショップ方式の企業研修講師を多く務める。コンサルや研修の中でストーリーテリングを使った「語り方」の指導を行う。研修・講師実績多数。研修・セミナー等は年間100回程度のペースで実施(zoom等を使ったオンラインセミナーや研修も実施している)。

「2022年 『リーダーのための人を動かす語り方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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