INTEGRAL LIFE PRACTICE 私たちの可能性を最大限に引き出す自己成長のメタ・モデル

  • 日本能率協会マネジメントセンター
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (608ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784820728191

作品紹介・あらすじ

「ティール組織」のひとつの理論モデルとして注目を集める「インテグラル理論」。
画期的かつ有用的なインテグラル理論を、個人の成長・発達に活かすにはどうしたらいいか――。そんな目的の元で開発されたのがILP(Integral Life Practice)です。
ボディ・マインド・スピリット・シャドーの4つのコア・モジュールと5つの付属モジュールという実践の枠組み、具体的な方法をまとめました。これらの実践によって、私たちは明晰な思考、真の健康、豊かな人間関係、そして精神性の向上を同時になし得ることができるでしょう。VUCAの時代に欠かせない全人格的な真の自己変容を、ILPを手がかりに始めていきましょう。

感想・レビュー・書評

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  • この歳になって600頁の翻訳書を読み切るのはなかなかのタフ・リーディングでした。『インテグラル心理学』は720頁でしたが昔原著を読んでいたので、初見としては久しぶりのボリューム。
    理論を学んでからここに手が届くまで少なくとも20年の人生経験が必要だった訳で、自分も歳をとったなぁとしみじみ。若い頃は理解したい欲求強すぎて、世俗での実践にほとんど興味が持てなかったんですよね。苦笑。ドブ攫いも10数年続けると知らないうちに変容を起こしているようで。
    とはいえ、ここからが終わることのないプラクティスなので、本当に気の遠くなるような話です。実は常に既に終わっているとしても、ですね。
    パラドックスを生きるというのは西平直の「二重の見」と重なる部分があって、evolutionとinvolutionで悩んでた当時の僕にとってはいささか肩透かしだったと思いますが、この歳になってようやく腹落ちした気がします。あの当時は出家か論文かという両極端に股裂きになっていて、中道を良しとすることは出来なかったなぁ。それが若さというものかもしれませんが。
    シャドーの部分は少なくとも『進化の構造』には抜けていた要素であり、おそらく自分自身の課題として最重要。とにかく自分なりのILPを決めて実践あるのみですな。隗より始めよってことで。

  • 昔『A Theory of Everything』を読んで以来、自分なりに実践する方法を考え、また試してきました。

    本書を読んでみて、とても興味深かったです。自分と同じような考えのところもあり、また少し理解できなかった所もあります。

    特に、4つのモジュール(ボディ、マインド、スピリチュアル、シャドー)のシャドーや付属モジュールと名付けられた(仕事や感情、人間関係、性、倫理)との関係などです。そもそもなぜこの5つの要素なのか?

    結構なボリュームなので今回、年末年始の休みを利用して読みました。機会があればまた読み直したいと思います。

  • 今までの繰り返しという印象。

  • まずは膨大な内容を分かりやすく丁寧に解説してくれた著者、訳者、出版社の方々へ感謝。
    古今東西の様々な理論をまとめ、人が人生のなかで自分の成長と治癒に取り組むには、ボディ・マインド・スピリット・シャドーの4領域から同時並行でどのように実践 するかを説明しています。
    あれがいい、これが効果的といった対症療法的なアプローチではなく腰をすえて取り組む指針が示されていて大変読みがいがありました。ボリューミーですから読みきるにはパワーが必要。数人で読書会など読み合い対話しながらが有効かと思います!

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著者プロフィール

1949年、米国オクラホマ州生まれ。トランスパーソナルの代表的な理論家。著書に「万物の歴史」(春秋社)「ワンテイスト」(コスモスライブラリー)「意識のスペクトル」「アートマン・プロジェクト」「構造としての神」など.

「2002年 『万物の理論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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