マンガでやさしくわかるパパの子育て

著者 :
制作 : あべ かよこ 
  • 日本能率協会マネジメントセンター
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本棚登録 : 29
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784820731481

作品紹介・あらすじ

「イクメン」「イクボス」になるために、日本一のパパ団体がパパの疑問に答え、育児の極意(MIND、KNOWLEDGE、SKILL)を伝授する、パパのための子育て入門書です。
「子育てにどう取り組んだらいいのかわからない」とお悩みのパパにとっても、「もっともっと子育てを頑張りたい! 」という意欲あふれるパパにとっても、役立つ情報が満載です。

感想・レビュー・書評

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  • ・2つの遊びを大事に。2つとは遊戯と余裕。幼子は世の中で一番非効率で不経済な生き物。さらに3つの余裕がある。時間の余裕(子どもと関わる時間)、心の余裕(イライラしない)、育ちの余裕(子どもの成長を待ち信じる)  

    ・家事育児をしているかどうかの基準はママと比べる。他のパパと比べても大した意味はない。

    ・女性活躍推進法が2015年に成立し、女性の社会進出が取り上げられるようになったが、家事育児に加えて仕事の三重苦を強いる危険性を孕んでいる。女性の社会進出は男性の家庭進出とセットで進めていかなければならない。

    ・楽しさ、大変さの2つが合わさり感情が大きく揺れ動くのが子育ての醍醐味。 

    ・大人は効率的、経済的、うまくやるということを意識しているが、子どもは正反対の価値観や常識のなかで生きている。 

    ・いずれ自分の時間は返ってくるが、子どもとゆっくりふれあえる時間は今だけ。大きくなったら自分の世界や友達を優先するようになり、ふれあいたくてもふれあえなくなる。

    パパになる前
    ・上司や職場に報告
    ・働きやすい、過ごしやすい雰囲気を自分から積極的につくる
    パパになってから
    ・"仕事と同じくらい"家族を大事にしていますということを周りに伝える(待ち受け画面や赤ちゃんの写真を机の上に置くのもいい)
    ・★相手の大切なものを認め合いながら、自分が大切に思うことを伝え、それをお互いに尊重できる関係性と職場環境が必要

    ・ワークバランスが広がらないのは、皆勤賞という価値観に起因。休むことは悪いことという意識がまだ根強い。休みを取得したあとに、休んでしまいすみません、ご迷惑をかけましたと謝る人も少なくないがこれも休みは悪いという意識からきている。
    →感謝は伝えるべきだが、たしかに謝る必要はない

    ・パパが育休を取る意義
    (子どもにとっていいこと)ママとパパと関われる子どもは豊かな人格形成を行える。
    (ママにとっていいこと)産後はマタニティーブルーになりやすいママの精神面をサポート。パパの育児ポイント10倍キャンペーンタイムでもある。
    (パパにとっていいこと)子どもの可愛さを実感できる。家族をつくるという意識がより強いものになる。

    ・ママの育児のお手伝いという意識ではなく、一人の人を守り育てる自覚をもつ。ママ任せでは、子どもと二人でなにかあったときに何もできない。困ったときのママ頼みではダメ。

    ・結婚し家族を持って、誰かに頼られることっていいなと実感。

    ・パパ友を積極的につくる。

  • ・ママがして欲しいことと、パパが意識してやることが食い違う
    ・家事をやっているのに評価されないことを嘆くパパ
    こうしたあるあるの不調和は、男の認識違いから生まれる

    もっと妻の気持ちを考えて、「手伝う」ではなく支え合って助け合って子供を育てていこうと、より強く思うようになった。
    基本的な内容も余すことなく書かれていて、より多くの男性の意識改革を目指しているんだなと感じた本

  • 全く、子育てする予定はないし、それどころか結婚のあてもないのだけど、「最近入った本」コーナーにあったので読んでみた。
    「マンガでやさしくわかる」とありながら、ほとんど文章のページという。
    自称イクメンの警官がひどすぎて。もちろん、ギャグマンガのキャラとしての扱いだから実際にこんな人は、まあいないと思うのだけど、子どもの育児より、美少女育成ゲームにはまっているというところで笑った。
    なお、夫婦喧嘩はしてもいいとのこと。ただし、その後にちゃんと仲直りするのを子どもに見せておこうとのことだ。なるほど。まあ、しないならしないほうがいいと思うけどね。本音は言い合えるけど、喧嘩にまではならない仲というのはやっぱりなかなか難しいもんなのかな。
    後、大阪府池田市では子どもが三人いるとダイハツの車を無償貸与する「エンゼル車制度」というのがあるらしい。子どもが二人いる車好きの上司が池田市に住んでいるから教えてあげようかな。三人目は考えてないと思うけど。
    漫画の話でよく分からなかったのが、ダンナの文句を言う会の北関東支部長という人が、元男(旦那)のトランスジェンダーだということ。ということは、旦那がいないということだろうし、なんでそんな会の支部長なんかやってるんだ。
    ところで、この本で初めて知ったのだけど、「つわり」は漢字で「悪阻」と書くと知って驚いた。すごい悪いことみたいな漢字なのだけど、なんでこういう字なんだろう。
    後、漢字だと、子どもが産まれてすぐの時期のことを「産褥期(さんじょくき)」ということを初めて知った。言葉も初めて知ったけど、多分ふりがな振ってないと次見たときも読めないと思う。

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著者プロフィール

大阪教育大学教育学部 准教授。元保育士。1968年兵庫県生まれ。兵庫県西宮市公立保育所初の男性保育士として12年間子どもたちと向き合う。その間には、3人の子の父親として育児休暇を3回取得。 保育士時代の経験はもちろんのこと、3人の子は全員息子、自身も3兄弟の長男で、高校生の頃から青少年活動(いわゆるキャンプのお兄さん)で小学生男子ともどっぷり関わってきた「男の子のプロ」。本書で男の子育児のコツをあまさず披露。
NHK Eテレ『すくすく子育て』他、テレビや新聞、雑誌等でも活躍中。年間60回ほどの講演は笑いあふれる子育て漫談で、関西を中心に絶大な人気がある。NPO法人ファザーリング・ジャパン顧問。

「2022年 『発達が気になる&グレーゾーンの子供を伸ばす声かけノート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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