組織にいながら、自由に働く。 仕事の不安が「夢中」に変わる「加減乗除(+-×÷)の法則」

著者 :
  • 日本能率協会マネジメントセンター
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784820731504

作品紹介・あらすじ

サラリーマンに自由なんてない、組織に属している限り嫌な仕事もガマンしてやるのが当たり前――こういった常識がまだまだ残る一方で、時代は急激に変わりつつあります。
そんな中で、組織に従順なだけでは望むような働き方はできない、“しがらみ”にとらわれて不自由なままだと感じている方も多いかもしれません。
組織とどのように付き合えばいいか。
これは、働き方を考えるうえで、避けては通れない問題です。

とはいえ、いくら環境が変わりつつあるとは言え、急にこれまでの働き方を変えるのは難しいのも事実です。

自分の働き方をアップデートするにはどうすればいいでしょうか。
――そのヒントは、「+-×÷」の4つのステージにあります。このステージをクリアすることで、組織にいながら(たとえ所属する組織がなくなっても)、自由に働けるようになるのです。

 メディアでは「自由すぎるサラリーマン」と呼ばれ、「勤怠自由、仕事内容自由、副業・兼業自由、評価なしの正社員」というナゾのポジションを10年以上続けてきた著者が、少し非常識に見えるけれど、変化が激しい今の時代に必要な「働き方」をまとめたのが本書です。
 モヤモヤの理由、「仕事=作業×意味」など、フレームワークをもとに、自分の働き方をアップデートするヒントをまとめました。

【働き方の4つのステージ】
+(加)ステージ:できることを増やす、苦手なことをやる、量稽古。仕事の報酬は仕事
-(減)ステージ:好みでない作業を減らして、強みに集中する。仕事の報酬は強み
×(乗)ステージ:磨き上げた強みに、別の強みを掛け合わせる。仕事の報酬は仲間
÷(除)ステージ:因数分解して、ひとつの作業をしていると複数の仕事が進むようにする。仕事の報酬は自由

 この4つのステージを自分なりにたどることが、より自由な働き方への近道となります。
組織にいてもいなくても、自分の強みを活かして楽しく働ける、そんな「ほんとうに自由な働き方」を目指してみませんか?

感想・レビュー・書評

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  • 視野が広がる、ワクワクする本。書き留めたフレーズがたくさん。まずは今いる場所で、自ら楽しめる仕事を拾っていこう!積読してある著者の他の本を読むのが楽しみになってきました!

  • 「除」がしっくりこない、、
    多分自分はまだまだ「加」のステージなのかなと思った。
    たまごちは欲しいですはい。

  • 具体的な事例を含めて著者のこれまでの成長と働き方の変化を追体験する事ができた。
    三木谷さんの判断が急変して戸惑う人に対して、「判断 = 価値観 × 入力情報」という整理を伝え、価値観はブレてない入力情報が変わっただけなので大丈夫、と安心させたという過去体験から得た話が印象に残ったストーリー

  • 「自由に働く。」本の甘い囁き、、、

    組織に属している時は、

    「モチベーションがあがるチームとは?」のヒントとなる本(例えば「マネジャーの最も大切な仕事――95%の人が見過ごす「小さな進捗」の力」←これ名著!)や

    「経営陣や上司とどうやって向き合ったらいいか?」を考えるための本(例えば「社長の「まわり」の仕事術(しごとのわ)」(←公には言えないアレコレがものすごく大変なんだろうな、という意味で非常に共感できた本)

    ばかり読んでいた気がしますが、組織を離れると決心した途端、全く見向きもしなくなり、最近は「自由に働こう」本ばかり目につきます。自分フィルターかかりまくっているのは否めませんが、怖がって足がすくむ(=そして、組織に戻る)よりは、「自由に働こう!」本に甘やかしてもらいながら、行動し続ける方が正解!と今は思ってます。

    さて、そんななかでも、かなりの”甘やかし上手”なのが、この本です。
    続きはブログでぜひ!
    https://hana-87.jp/2018/08/09/books-soshiki_ni_inagara/

  • 加減乗除の法則はよくできた考え方だと感心させられました。結論としては仕事を増やして減らしてを繰り返すことになるが、加減乗除としての一定の意味合いもあって腑に落ちる。一方で個人の経験に寄った書き方が多すぎるので、エピソードが自分に合うかどうかはその人次第かと思う。

  • 加から減に行くタイミングが難しい。

  • 自分の働き始めた会社が、今だ既婚女性のいない会社であったことに
    衝撃を受けたばかりで、この同じ日本で働くことの意識格差を自分なりに
    どう解釈し、自分の生き方にリンクさせるのかを考えていた時に読んだ。

    本に書いてあることを真似すればうまくいく本なんかない。
    でも、参考にできる考え方やどこかしら重なる部分を探して読むことも
    できる。成功とか程遠いけど、仕事は生き方そのもの。
    どうやって楽しんじゃうかは、自分次第。
    自由をどう捉えるかも、結局自分の自由なんだと思う。

  • 働き方、人生のいろんな可能性を考える中で読書した一冊。キャリア論について、とても参考になる引用や整理も多くある良著

    メモ
    ・組織に属するメリットを享受しながら、組織に縛られず自由になりたい

    ・働き方の加減乗除
     加 できることを増やす。苦手なことをやる。量稽古。報酬は仕事
     減 好みでない作業を減らし、強みに集中する。報酬は強み
     乗 磨き上げた強みに別の強みを掛け合わせる。報酬は仲間
     除 一つの作業をしていると複数の仕事が同時に進むように。報酬は自由

    ⭐︎仕事のモヤモヤの正体は不安か退屈。
     挑戦と能力のバランスが取れている時、人は夢中になりやすい
    ・遊ぶように仕事を。遊び方を工夫しよう

    ・好みでない作業からは全力で逃げること

    ・働く動機は6つ
     楽しい、社会的意義、成長可能性
     感情的プレッシャー、経済的プレッシャー、惰性

    ・人には目標達成型と展開型の二タイプがある。展開型はゴールやプロセスを予め計画せずに流れに任せて進んでいくタイプ

    ・夢中3条件 やりたい、得意、喜ばれる

    ・種を蒔き続けることに夢中になろう
    ・お金の代わりに使えるリソースは時間、手間、思考、気遣い

    ・減ステージで目指すの最近どう?ときかれて、暇なんですよねーと返せるレベル

    ・お金にならないけどワクワクする仕事を二割やる。受け取る報酬、使える経費の10倍以上の成果を出すことを楽しむ

    ・自由になるには、混雑を避け、浮いていること。軽くするとかとこ、しがみつかないこと

  • コロナ前の本だが、テレワークや副業に触れている先見性がある本。図やフローがゆるいようで、本質を捉えている。

  • ・仕事の段階を「加減乗除」に分類。
    ・会社員の私には、加減までしか理解できず。

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著者プロフィール

1973年6 月27 日、北海道生まれ。仲山考材株式会社 代表取締役/楽天株式会社 楽天大学学長。創業期(社員約20 名)の楽天株式会社に入社、2000年に楽天市場出店者の学び合いの場「楽天大学」を設立、人にフォーカスした本質的・普遍的な商売のフレームワークを伝えつつ、出店者コミュニティの醸成を手がける。2004 年には「ヴィッセル神戸」公式ネットショップを立ち上げ、ファンとの交流を促進するスタイルでグッズ売上げを倍増。2016 年、横浜F・マリノスのプロ契約スタッフとなり、コーチ向け・ジュニアユース向けの育成プログラムを実施。 20 年にわたって数万社の中小・ベンチャー企業を見続け支援しながら、消耗戦に陥らない経営、共創マーケティング、指示命令のない自律自走型の 組織文化・チームづくり、夢中で仕事を遊ぶような働き方を研究している。著書には、人気サッカー漫画『ジャイアントキリング』とコラボした『今いるメンバーで「大金星」を挙げるチームの法則』(講談社)ほか多数ある。

「2019年 『サッカーとビジネスのプロが明かす育成の本質』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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