図解でわかるパッケージデザインマーケティング (Series Marketing)

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  • 日本能率協会マネジメントセンター
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784820746584

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  • パッケージデザインマーケティング

    ・ブランドの価値設定からメディア計画まで、全体計画を見据えた上でパッケージデザインを作ることで一貫性を表現できる
    (図)
    ・広告を初期段階でどれくらい投入するかということは、PKGデザインをどう使うかという点で非常に重要な情報
    ・ポジショニングマップのポイントは上下左右で反対になっていることと、2軸に相関がないこと
    ・ネーミング開発に大切なことは、伝えたい商品の特徴と目指すポジションを明確にし、ひたすらそれに合った案を出すこと
    ・パッケージデザインの触ることができるメディアとしての特徴を最大限に活かすのが「形」という要素
    ・黄金比率=1:1.618
    ・右目=左脳=文字情報、左目=右脳=画像(脳の半球優位性)
    ・4つの評価軸
     1)目立つか→一定のスコアまで達するとそれ以上は伸びない(衛生要因)
     2)らしいか
     3)コンセプトが伝わっているかどうか
     4)アイデンティティがあるか(デザイン資産としてのこせるものがあるか)
    ・良い調査を行うためには「完成度を高め十分に自信をつけてから」
    ・コンセプト、キャッチコピー、ネーミングの評価を終わらせておかないとどこが悪いのかさかのぼれない。
     →一方、文字情報だけの調査にどれだけの精度があるのか?
     →理想はどちらも行なって、精査し、最後は調査結果に頼らずに決断できる風土づくり
    ・組織の意思決定
     1)事前に今回のデザインを選ぶ基準を明確にしておく
     2)見せる案を絞る
     3)棚に並んだ状態で見せる
    ・プレゼンの受け方
     →まずは20秒じっくり見る。
     →一番良いと思ったデザインを見つけ、なぜ良いとおもったのかを口にする
     →禁句「中身に差がない」:ヒット商品を数多く生み出す企業の担当者はほんのすこしの差をどうやって伝えようかみんな必死で考えている
        「僕はいいと思うんだけど・・・」
        「とりあえず一旦お預かりして」
        「これとこれの間を作って」:本当に必要なのは良い1案
        「調査で決めるので」:調査では良くも悪くも1番が出てしまう
    ・オリエンテーション
     1)ターゲット
     2)企画の背景(開発コンセプト)
     3)コンセプト
     4)商品特徴
     5)ポジショニング
     6)広告戦略
     7)ネーミング
     8)キャッチコピー
     9)評価基準

  • パッケージデザインとはなんぞや?を初心者でもわかるように、ふんだんな図解と平易な言葉で体系立てて書かれた一冊。パッケージを中心にすえたマーケティング活動を広く学ぶこともできるのも良い。パッケージデザインに関する入門書としてお勧め。パッケージデザインの理論的な事はこれで一通り学べると思うので、あとは実際に理論を使いながらセンスを磨くのみ!

    ・4つの評価軸ABCD。
    A:Attention。目立つか
    B:Basic。らしいか
    C:Consept。コンセプトは伝わるか
    D:iDentitiy。アイデンティティーはあるか。

    ・感覚転移。見た目の良し味が味覚印象をも左右する。

    ・オリエンに重要な9項目
    ①ターゲット
    ②企画の背景
    ③コンセプト
    ④商品特長
    ⑤ポジショニング
    ⑥広告戦略
    ⑦ネーミング
    ⑧キャッチコピー
    ⑨評価基準

  • パッケージを、探索から廃棄に至るまで、
    最も長く生活者と接点のあるメディアと位置づけ、その重要性を説いた内容。

    作成に当たっての押さえるべきポイントから、
    上手な作り方、作った後のフォローに至るまで、
    パッケージ作成のノウハウが満載。
    マーケティング面も充実しており、実務にも直結。
    主に依頼する側をターゲットにしているが、
    パッケージ全般について学ぶ事の出来る充実の1冊。

  • 製品開発の基礎が身につきました。
    体系的に捉えることができ、とても参考となった。
    特にパッケージデザインというのはコーポレートブランディングからの流れによって決定するということが、現在の弊社の課題であるということもわかり満足です。
    MIPの概念との連動を図っていきたい。

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著者プロフィール

東京都立大学法学部助教

「2023年 『憲法研究 第12号』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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