フレームワーク使いこなしブック

著者 :
  • 日本能率協会マネジメントセンター
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本棚登録 : 512
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784820746621

作品紹介・あらすじ

とりあえず「わかる」レベルから「使える」「自分流にカスタマイズする」レベルまで!企画の中身がぐっと濃くなる、業務改善のしどころがスッキリ見えて、ばっちり決まる。

感想・レビュー・書評

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  • フレームワークという言葉を耳にすると、実際に自分が出くわすことはないであろうなんとも都合のよいシチュエーションを例に挙げて、これまたなんとも都合のよい思考回路で発想した答えみたいなものがずらずら書かれているものを頭に思い浮かべてしまう。

    まあ、限られた紙面でそういう説明をしたくなるのも分からんではないが、読む側の立場にしてみれば、今すぐ使えるモノや後から思い出して引っ張り出せるモノを求めているのであって、それにさえ使えない本なんて必要ない。

    しかしこの本は、むぎ夫というパン会社に勤めるキャラクターによる、終始一貫した環境の下でのフレームワークケーススタディが描かれており、パン屋の視点に感情移入できれば、最後まですっと読み進めることができるのが良かった。このフレームワークでは営業担当だったのに、こっちのフレームワークでは会社の重役目線でケースが描かれていた、などというのでは一貫性に欠けて気が散る。

    また、フレームワークというビジネス中級者以上向けの話になりがちなところを、扱う話をできるだけ身近なものにすることで、フレームワーク活用は身の回りにも溢れていることに改めて気付かされた。

    ケーススタディの合間に、同じジャンルのフレームワークがたくさん辞典のように紹介されているため、ボリュームも十分あるのは嬉しかった。コンテンツも大事だが、広い範囲でフレームワークを抑えているかどうかも、買って手元に置くかどうかの重要な判断基準になる。

    要領よく頭の中を整理することが苦手な人は買っておくことをお勧めする。フレームワークの多様性を知りたい人にも得るものは多い。すでに社会人としてある程度の経験を積み、自分の意思決定ロジックに自信をもっている人には少し物足りないかもしれない。まあ、そのレベルに達している人など、本書で紹介されているパレート最適によるなら、2:8の少数派の方だろうから、多くの人は買って得るものは多いだろう。

  • ITコンサルタントである吉澤準特氏が書いた本です。
    基本的なフレームワークからある程度応用的なフレームワークまで網羅的に紹介されています。

    内容は、、、正直ほとんど知っているフレームワークばかりでした。特に新しい発見はなかったですが、本としては非常に読みやすいと思います。

    結局フレームワークは仕事で使わないと身に付かないので、今後はこれらを活用していく方法を考えようと思います。(仕事だと緊急重要マトリクスくらいしか使わない・・・)

  • 問題発見、課題分析、評価・解決に使える38のフレームワークの解説本。パン事業部の例は個人的には馴染みが薄くわかりにくいが(汗、本書を入り口にしてフレームワークを活用する機会は増やせると思われる。

  • いろんなフレームワークを解説する本
    覚えておくとなんか役立つかもしれない

    MECE、ロジックツリー、KPI、PDCA、トップD・ボトムU、IPO
    P/L、PPM、組織図、SWOT分析、バリューチェーン、マインドマップ、企業ピラミッド、B/S、コトラーの競争地位、コアコンピタンス、イノベーター・キャズム、ブレインストーミング、4C、4P
    CMMI、損益分岐点、プロコン、デコンストラクション、PERT図、5F、ROI、パレート、ロングテール、経験曲線、欠点・希望列挙、STP、ブルーオーシャン
    親和図法、SCAMPER、フィッシュボーン、ストーリー、クロス法、KJ法、属性列挙、形態分析、シネクティクス、デルタモデル
    緊急重要マトリクス、GTD、オープンサブジェクト、アジェンダ

  • なかなかフレームワーク自体の数が多く整理しきれない部分があった。ただMECEに分類することなど実際使うと便利なフレームワークが数多く紹介されていたのでその点は良かった。ただこれらのフレームワークは自分でなんども使うということをしなければ決して身につくことはないと感じた

  • <閲覧スタッフより>
    問題解決力やメディア・リテラシー、思考力など、大学で学んでいくうえで必要な力をつけるための本を集めました。あなたの学びの力となるものがきっと見つかります。
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    所在記号:336.2||ヨシ
    資料番号:10218852
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  • 中の絵が嫌いで、内容が頭に入ってこない。

  • 使えるフレームワークを抽出するために通読して、今すぐ使えそうで覚えてないなやつをメモした。
    PPM、SWOT分析、3Cと4P、SEPTember5F、STP。

  • かなり多くのフレームワークについて紹介されている。
    しかも、わかりやすく簡単に紹介されている。
    自分にあったものを実戦で使えるようにしたい。

  • 架空の総合食品メーカの新人社員が、自社の問題を様々なフレームワークを使用して解決を試みるという趣向です。まずは使ってみるという点で十分有効ですし、より深い知識を得るためのインデックスとして活用できます。

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著者プロフィール

吉澤準特…コンサルティングファーム勤務。専門領域における日本支社の実務責任者を務める。IT部門に対するコンサルティングを手がけ、ロジカルシンキング/図解作成/文章術/仕事術/ファシリテーション/コーチングにも造詣が深い。著書:『超・整理術』(三笠書房)、『図解作成の基本』(すばる舎)、『資料作成の基本』『フレームワーク使いこなしブック』(日本能率協会マネジメントセンター)、『外資系コンサルのビジネス文書作成術』(東洋経済新報社)、『外資系コンサルの仕事を片づける技術』(ダイヤモンド社)など多数。

「2023年 『"はかどる人"の整理思考 仕事がスッキリ片づく4つのルール』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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