マンガでやさしくわかる資料作成の基本

著者 :
制作 : 葛城 かえで  もとむら えり 
  • 日本能率協会マネジメントセンター
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784820749721

感想・レビュー・書評

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  • 資料作成の王道スキル70を使う場面をマンガを交えてイメージさせながら進めてくれる。

    オリジナル版のおよそ半分に厳選してくれているので、導入として気軽る目を通せる内容となっている。

    自身の資料作成のレベん診断にはじまり、「流れ」「安定感」「わかりやさ」「魅せる」をテーマに、ゼロから資料を作る方法を学べる。

  • 資料作成概要の基本!

  • Guess(推測する)って単語は、資料作成系で初めて目にした。これはわかりやすいね。

  • 誰に見せるのか…相手を分析
    ねらい…情報共有なのか意思決定を促すものか
    理由

  • 今までフレームワークを使って書くとか、
    5W1Hが整理されるように考えて書くとか、
    結論から書くとか資料作成におけるフローについて
    説明している本がほとんどでしたが、
    こちらは資料の改善前後のイメージも見せることで、
    視覚的に分かりやすく説明してくれている本になります。

    私自身にとっても非常に分かりやすく、
    かつすぐに実践できそうな内容が多かったので、
    早速内部で作る資料に適用してみました。

    オススメです。

    【勉強になったこと】
    ・「たぶん」や「思います」という言葉を使わずに
     回答するためには、相手からしっかりとした裏付けを
     確認しておく必要がある。
     上記の言葉が出なくなるまで、事実確認を行うこと。

    ・資料を作るときは、WHO, WHAT, WHYを明確にする
     WHO:誰に見せるのか?
      見せる相手によって何を重点的に資料に載せるか
      資料の構成が決まる。
     WHAT:資料を作る狙い
      情報共有なのか賛同してもらいたいかで、
      粒度が変わる。
     WHY:なぜその人に資料を提示するのか?
      WHO, WHATが明確になったら、
      その作る目的が妥当なのか振り返える。

    ・資料を作る時はフォーマットを出来るだけ流用する

    ・相手がどんなタイプなのかをイメージして、
     作るべき資料の内容が変わることを意識すること。
     その意味でも相手をプロファイリングすることは重要。
      実用志向タイプ:
       単刀直入かつ自分の意思で判断する傾向が強く、
       関係ないとわかると議論から関心を失いがち。
       相手の実利に合わせてWHATを設定し、
       それを明示的に資料中で触れることが望ましい。
      低リスク志向タイプ:
       事実やデータに基づいて行動したり評価を下す。
       事例の有無を気にするため、前例がないことを
       認めてもらうときはかなり苦労する。
       相手にも事例収集の確認作業に加わってもらい、
       実情を認識してもらうこと。
      こだわり志向タイプ:
       自己判断を優先した結論ありきの資料を好む。
       議論の本質と関係ない情報を載せると、
       話が脱線して議論が長引きやすいため、
       資料は極めて必要最低限にすること。
      協調志向タイプ:
       議論の最中は何も言わないが、後から不満を
       もらすことが多い。また、議論の流れ次第では、
       コロコロ意見を変えてなかなか決まらない。
       まずは、判断基準が何かを最初に合意すること。

    ・主張からまとめまでの一連の論理構成(PREP)
     主張:Point
     理由:Reason
     事例:Example
     まとめ:Point

    ・メッセージラインは端的であるほどよく、
     3行以内に書き終える分量が適切。

    ・ポジティブな循環は右回り、ネガティブな循環は左回り。

    ・お客さまの要望全てに答える必要はなく、
     出来ることを提案することが正しい提案。

    ・相手に合わせてベースカラーは使い分ける
     相手の組織にテーマカラーがある → テーマカラー
     相手の感情に訴えかけたい → 暖色系
     上記以外 → 寒色系

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著者プロフィール

吉澤準特…コンサルティングファーム勤務。専門領域における日本支社の実務責任者を務める。IT部門に対するコンサルティングを手がけ、ロジカルシンキング/図解作成/文章術/仕事術/ファシリテーション/コーチングにも造詣が深い。著書:『超・整理術』(三笠書房)、『図解作成の基本』(すばる舎)、『資料作成の基本』『フレームワーク使いこなしブック』(日本能率協会マネジメントセンター)、『外資系コンサルのビジネス文書作成術』(東洋経済新報社)、『外資系コンサルの仕事を片づける技術』(ダイヤモンド社)など多数。

「2023年 『"はかどる人"の整理思考 仕事がスッキリ片づく4つのルール』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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