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- / ISBN・EAN: 9784821186648
感想・レビュー・書評
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グシャッとかザクゥッなどの効果音が入る場面ではつい爆笑しながら「やれぇ!もっと殺れぇ!」とか思ってしまいましたが、まあとにかくそれくらい素晴らしいです。個人的にはあの雪原を包丁を持って走るシーンがツボ。
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ミスミソウ2巻
待ちわびた2巻です。
続きが気になります。 -
とにかく衝撃が続く作品です。「ぎゃ〜!」と心で叫びながら読んでいます。ある意味で、期待を裏切っている作品で、とても好きです。
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胸が震えるような展開、そして胸のすく思い。
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(ひどい言い方ですが)ノイズ的登場人物を綺麗に排除し、新出の材料によって核心をちらつかせつつ、次巻の新展開を待つしかない、と……。どう転ぶのかさっぱり予想がつきません。丸っこくなった表紙の絵には、また前巻とは違った美しさがあります。
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あまりにも美しい絶望感に圧倒される。
しんしんと静かにしかし重く降り積もる雪(この雪の絵的説得力が凄い。雪国の出身者として身につもる実感がある)の中で、世界を絶望だけが支配している。
春花の反逆もその果てに復讐のカタルシスがあるわけではなく、絶望が約束されているだけだ。殺される彼らにしろただ空しい絶望の中で死んでいく。示される一縷の希望すら、それが絶望に変わることが分かっているだけに切ない。
その切なさを静かな雪が無常感とともに塗り消していく。
このマンガで特徴的なのはこの手のストーリーの定番である「淡々と暴力や死だけが心情を無視して連続する」系ではなく、暴力にさらされた被害者(というかなんて言えばいいんだろう? 大半は自業自得でもあるわけだし)のあがきをかなり主観的な視点で描いているところだと思う。
ふつうこういうの監視カメラのようにひたすら客観的に描くことで暴力の恐怖を描くのが技術だし流行でもあると思うんだけど、作者はその手法を使わずにほとんどギャグすれすれのデフォルメ顔まで使って漫画的に表現する。そこからなにが生まれるのかといえば、おそろしいことに何も生まれないのだ。同情もカタルシスもなく、読者は想像の余地までも奪われる。そこにあるのは雪のように降り積もる暴力の残滓だけで、言い換えるならそれは絶望だ。
とにかく凄いマンガを読んだ。
これ子供の頃に読んだらトラウマものなんだろうか。恐怖と同時にあまりにも詩的な美しさを持っているので、そのへんがいまひとつよくわからない。とりあえず人生は何らかの不健全な方向に変えちゃいそうだけど。 -
復讐開始。しかし、相場もなんかどうも異常性を小出しにしてきたので彼すら救いにならないのかと思うと…やりきれない。