女性活躍 最強の戦略 (日経DUALの本)

著者 :
  • 日経BP
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本棚登録 : 91
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822223991

作品紹介・あらすじ

「900社をコンサルした第一人者が、女性活躍の施策を全公開」

今、企業の女性活躍が必要が叫ばれているのは、国家の成長戦略の一つとして
「女性の活躍」が大きく打ち出されたからという理由だけではありません。
今、日本が「若者が減り、高齢者の生活を支えるという大きな負担が若者にのしかかる、
人口オーナス期」に突入しているからです。

これまでと同じ働き方を続けていたら、日本の国際競争力はどんどん下がるばかりです。
今こそ舵を切るときです。これは非常に合理的な選択です。

私がこれまで900社以上の企業のコンサルティングを手掛ける中で、分かってきたことがあります。
それは「残業を減らすと業績が上がる」という事実です。育児中の女性に限らず、
全社員が残業を減らすことにより、企業全体の業績が上がるのです。

現在では育児中の社員を含めた女性の活躍ばかり議論されがちですが、
実は、日本に到来するもう一つの課題は介護です。
誰もが家族の介護に直面する“大介護時代”はすぐそこまで来ています。
日本企業はもうじき、右を見ても左を見ても、時間的に制約を抱える社員ばかりになるのです。
そのためには、生産性の高い働き方をし、誰もが定時に退社できる職場をつくることが必須です。

そのためには何をすればいいか、わが社、ワーク・ライフバランス社が持つ
具体的なノウハウをこの一冊に詰め込みました。

大和証券グループ、カルビー、セントワークスの3社のケース、
そして、日本ラグビーフットボール協会の中竹竜二さんも必読です! ぜひ参考になさってください。

感想・レビュー・書評

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  • 女性管理職として期待をされている自分に、何ができるのかという不安、何かをやらねばという焦り、から手にとった本。
    女性管理職がなにかをやるのではなく、女性管理職がうまくやれるように職場がかわるべきだ、という本だった。
    人事部やいまの男性上司に読んで欲しい1冊。
    女性が管理職になりたがらない心情を代弁してくれていて、かつ、女性管理職でもやれるコツが散りばめられていた。
    読み応えがありすぎて、読むのに3週間かかってしまった。

  • 女性活躍推進の教科書的な本。差し込まれている具体的な事例が非常に良い。特にカルビーのダイバーシティ推進。社長の考え方、取締役の具体的な行動が素晴らしい。こういうインタビューで社長が回答している文章を読むと、社長の考えが客観的に分かって、社員としてはモチベーション上がる気がする。少なくとも私は上の考えていることを知りたいと思うから、上がる。うちの会社、事業部のお偉いさんたちもどうか積極的にインタビューなどは受けて、自分の考えていることを伝える努力をしていただきたい。そしたら女性たちも納得感を持って生き生きと働けるかと。

  • 私たちの働き方や労働人口について、今の日本が抱える課題やそれに対する国の政策などのトレンドがしっかり理解出来ます。
    なぜ今女性の活躍が必要で、長時間労働を是正しようとしてて、ダイバーシティが叫ばれているのか。
    そういったそもそもの部分をしっかりと解説してくれるので、とても説得力があるし、現状に危機感を持ちました。

    実際の大手企業のライフワークバランスや女性活躍への取り組み事例もセミナーレポートという形で掲載されており、ダイバーシティなどに取り組んでいる方の生の声を聞けるのは貴重だと感じました。

    この本はぜひ経営陣にも読んで欲しいですね。
    とは言え、例えまだトップのコミットメントがなかったとしても、ボトムアップで出来ることからして行きたいです!

  • 最強の戦略というタイトルではあるものの、戦略が記載されているわけではなく、主にインタビュー記事での構成。
    ?女性活躍推進の必要性
    ?長時間労働是正の必要性
    この二点がインタビューを通して書かれている本。
    日経デュアルを読んでいたので、一部重複感のある内容だった。

  • 2016年1月新着

  • 900社の企業にコンサルした小室さんならでは!素晴らしいです♪

  • 「女性活用は福利厚生ではなく、経営戦略である」これを理解して発信し続けられる経営者がいるかどうかが、会社の将来を決めるのだと思う。

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著者プロフィール

株式会社ワーク・ライフバランス代表取締役社長。公立学校250校、民間企業2000社、7省庁の働き方改革コンサルティング実績を持つ。文部科学省「中央教育審議会」委員、「産業競争力会議」民間議員など複数の公務を歴任。2児の母。『男性の育休』(天野妙氏との共著、PHP新書)など著書多数。

「2023年 『先生がいなくなる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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