基礎から学ぶプロマネ技術 必携マニュアル

著者 :
  • 日経BP
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822229962

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  • プロマネ初心者向けに、その心持ちや目を配るポイントなどを場面ごとに書いた本。プロマネの判断が分かれる場面を具体的に小説仕立てで書いていて、イメージしやすい。また失敗例を中心に扱っていることがポイント。ベストプラクティスを書く本は多くあるが、落とし穴をきちんと書く本は少ない。重要なのは後者だ。

    考えるべきポイント、アプローチ、目の配り方を書いている本なので、具体的な管理手法や管理帳票を載せているわけではない。後者は同じ著者の他の本がある。プロマネ初心者向けの本とはいえ、ここに書かれている事例は実にありがちなもの。自分でも気を抜くと陥りがちなパターンが多く、自戒となる。また過去の自分の失敗例が頭に浮かんで実感を持って感じた。

    内容はプロジェクトマネジメントの基本となるQCD(品質、コスト、納期)を中心としている。ただ、物作りに偏重して何のためにやるのか目的を見失ってしまうことへの注意も大きい(p.28-37)。総じて、プロジェクトが何のためにあるのか、個々の管理行為が何のためにあるのかを考えることがメッセージとなる。テスト管理帳票でも様々な指標はあるが、ただ単に可視化してたくさん管理資料を作るのではなく、可視化の目的と、それによって問題が見えたときの対処を明確にする必要性が説かれている(p.114-125)。

    プロジェクトマネジメントのやり方はそれぞれ。この本は親分肌、親和派、分析屋の3タイプに分けて、それぞれの落とし穴を書いている(p.90-100)。こうした点を注意しつつ、しっかりを考えていくために立ち返るにはよい本だ。初心者には出発点となるし、ある程度進んだ人には自分がありがちな過ちを導いていないか自問するきっかけとなる。

  • 図書館で借りた。仕事、仕事

  • よくある落とし穴を、ケーススタディーで紹介。ケースごとに登場人物がコロコロ変わるので、若干めんどくさい。つまづかない為に、事前に気をつけなければならないポイントや心構えなどはわかりやすくはあるが、全体的に浅く広くの傾向があり、少し物足りないが、タイトル通り、「基本」としては、イメージが掴みやすいのではなかろうか。

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