渋沢栄一とヘッジファンドにリスクマネジメントを学ぶ

著者 :
  • 日経BP
3.40
  • (1)
  • (2)
  • (7)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 38
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822242541

作品紹介・あらすじ

日本資本主義の始祖と世界金融界の猛獣には、共通点があった!渋沢家五代目にして大手ヘッジファンド元日本代表が明かす。激動の21世紀、日本とあなたが生き残るカギはリスクマネジメントにあり。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ■一橋大学所在情報(HERMES-catalogへのリンク)
    【書籍】
    https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/0000223696

  • 考えて見れば、人生の本質はある意味でリスク・マネジメントの連続である 市場で確定されているのは、「確定されていることはなにもない」という事実だけである 報道の場合、まさに「場所や時間の差に橋をかける」ことで付加価値を生み、ビジネスが成立する 渋沢家の家訓 第1則①常に愛国心を厚く保ち、公共のために尽くすことおろそかにしてはならない ②言葉に真心と実を第一とし、行いには人情と敬いの心を重んじ、必ず誠意をもって、物事を処理し、ひとと交際しなければならない ③良い友を近づけ、悪い友を遠ざけ、決して、お達者者を友人としてはならない ④人との交際には敬意を大切にすること ⑤必ず誠心誠意ことに当たり、些細なことでも、軽く扱ってはならない ⑥富んでいるからといっていい気にならず、貧乏だといって悩まず、ただ、知識を磨き、性格や能力を向上することにより、本当の幸福を期待すること ⑦口は幸福または災難への門である。したがって、些細なことについても不用意な発言は慎むこと 第二則①父母は慈愛をもって子供を育て、子供は敬愛をもって父母に従い、・・・、それぞれの天職に於いて尽くすこと②子供たちは年の順序を守り、敬愛しあって、憎しみ、嫉妬、争いなどがあってはならない ③勤勉と倹約は創業の良い企画と成功の基礎である ④業務は正しい筋道のものを選んで従事すること ⑤物事は慎重に始め、一度始めてしまったら、忍耐して、簡単に変更したり、投げ出してはならない ⑥慈善は大切な行為である。したがって、お金に困っている人がいたら、出来るだけ援助すべきである。しかし、独立自活の意欲を失ってしまわないように熟慮しなければならない ⑦雇い人は人情があつく誠実な者を択らなければならない ⑧雇い人は思いやりを持って接し、心から尽くせるようにしてやらねばならない ⑨冠婚葬祭や通常のお客の接待はできるだけ派手なことはさけ、状況判断のうえ質素にすること

  • リスク・マネジメントを通しての“人生訓”に近いような本。
    金融とかマネジメントにまったく触ったことない人でも十分理解できると思う。
    その分読書家の人には、中途半端とも言われそうな内容でもある…。

  • ヘッジファンド=ハゲタカというイメージが強いと思う。オルタナティブ投資をしているほとんどのファンドはハゲタカとは全く違う集団であることを知った。オルタナティブ投資をしているファンドは大きくわけて5つに分類される。
    ヘッジファンド、プライベートエクイティファンド、バイアウトファンド、ベンチャーキャピタルファンド、ディストレストファンド。最後のディストレストファンドがいわゆるハゲタカと呼ばれてるファンドである。またその中でキャッシュフロー狙いの不良債券ファンドと呼ばれるデッドタイプとキャピタルゲイン狙いのバイアウトファンドと呼ばれるエクイティタイプの2種類があり、後者を俗にいうハゲタカとよぶ。マスコミは外資=ハゲタカとする誤った報道を平然としている。正確な理解が必要と思わされた。
    本書の内容としては実践的なオルタナティブ投資論を説明してるのでなく、リスクマネジメントの重要性と効果的なレバレッジの考え方を書いた思考論でした。金融関係者問わず楽しめる内容です。

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

渋沢栄一の玄孫。シブサワ・アンド・カンパニー株式会社代表取締役。コモンズ投信株式会社取締役会長。JPモルガン、ゴールドマンサックスなど米投資銀行での実務経験も豊富。

「2022年 『しごとってなあに?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

渋澤健の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
リンダ グラット...
デールカーネギ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×