荻生徂徠の経営学

著者 :
  • 日経BP
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822247997

感想・レビュー・書評

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  • ★文禄・慶長の役や赤穂浪士討ち入りをケーススタディとして分析するなど面白い

  • 江戸時代の儒学者、荻生徂徠から学ぶ、今あるべき経営の姿が書かれた本。

    この本を、自分自身の経営という視点で読んでみた。

    以下の文章を見てほしい。
    「学問の道とは、昔から『飛耳長目』といって、人の聡明さを増幅させるものなのだ。天が人に才能を授ける時は、草木のようにその種類ごとに、才能を発達させようとするが、風雨に叩かれて折れたりする心配がないわけではない。それを枝や幹を縛り上げ、根や茎を曲げてしまったのでは、どうして柱となるべき良材を得ることができるだろうか。」

    この文章から、学べることは
    最高峰=誰よりも耐え続けた結果
    ということ。

    誰だって、成功したい、ナンバーワンになりたいと思うもの。
    しかし、そのためには通常以上に強い風雨に打たれなければいけない。

    だからこそ、風雨に打たれているときは、つらいと考えるのではなく、「この道が自分のビジョンに近づけてくれる」と考えて、前に進むことが重要だ。

    屋久杉は、はじめから最高峰と言われる木だったわけではない。

    1000年という長い月日の中で、強い風雨に耐え続けたからこそ、最高峰にのぼりつめることができたのだ。

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著者プロフィール

舩橋晴雄
一九四六年、東京生まれ。一九六九年、東京大学法学部を卒業し、大蔵省に入省。国税庁次長、証券取引等監視委員会事務局長、国土交通審議官などを歴任。二〇〇三年、シリウス・インスティテュート株式会社代表取締役。著書に、『新日本永代蔵』、『日本経済の故郷を歩く』、『尾形光琳』、『純和風経営論』など。

「2023年 『笑いの日本史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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