ボールド 突き抜ける力

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  • Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822251055

作品紹介・あらすじ

「本書は、世界を変えられると信じている人に向けた洞察力のある道標であり、そうした人々を手助けするパートナーや技術を手に入れるための貴重なアドバイスを提供してくれる」 ──ビル・クリントン(元アメリカ合衆国大統領)

「前著『楽観主義者の未来予測』では、20年後、世界がどこまで進歩する可能性があるかが示された。本書は、起業家たちがそこへたどり着くのを助けるロードマップである」  ──エリック・シュミット(グーグル会長)

 本書は今日のエクスポネンシャル起業家、すなわち超ド級の成長と富を手に入れ、世界を変えたいと願うすべての人のためのマニフェスト(決意表明)であり、マニュアル(手引き)である。加速するテクノロジー、スケールの大きい発想、クラウドの力を生かすツールの活用に関する参考資料である。あなたが起業家なら(気持ちのうえでは起業家というケース、あるいはすでに会社を興しているケースのどちらでもいい)、住む場所がシリコンバレーか上海か、大学生か多国籍企業の社員かに関係なく、本書が役に立つだろう。本書には意欲や能力を本気で高め、とびきり壮大な志を抱き、世界に影響を与えるための方法が書いてある。
(「序章」より)

感想・レビュー・書評

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  • エクスポネンシャル起業家のためのマニフェスト兼マニュアル。加速するテクノロジーを知らせ、スケールの大きな発想を導き、クラウドツールの活用ノウハウを教える。

    『楽観主義者の未来予測』で示されていた明るい未来を実現するために書かれた本。具体的実践的なノウハウが書かれていて、大勢を長期間騙すことはできない、ということを再認識。

  • 読んだのが2023年と遅かったのもあるが、ケーススタディで取り上げられた企業の中には既に無い企業もあり、立ち上げ以上に事業を継続させる、そして時代の変化とともに、企業として事業を見極め、変化させる事が如何に難しいかを感じながら読んだ。

  • テクノロジーを生かして、今やどんな事業も不可能ではなくなったと感じる。
    クラファンの魅力を生かして、自分も事業を起こしていきたい。

  • 本書は現代の爆発的な成長、「エクスポネンシャルな(指数関数的)成長」の波に乗るには、どう行動するべきなのかを説いたビジネス本。話の舞台や登場人物、また翻訳の影響かカタカナ語が多く、記憶になんとも残りづらい部分が多少あった。

    前半は、アイデアのビジュアル化や実現へのプロセスを仔細に説いていてわかりやすいと感じた。21世紀以前は大企業や国のみが巨大市場に挑戦できたが、テクノロジーの指数関数的成長により、誰でも巨大な資本を手に入れられるチャンスが到来したのは自明。著者がアメリカで起業した経験を基に語っており、日本にはないアプローチが多く新鮮だった。

    後半のXプライズ財団の「賞金付きコンテスト」の説明部分が口説く、読んでいて飽きてしまう内容だった。しかしこういった「面倒」な部分を日本人は避ける事が多く、「既得権益」大事にする文化が成長を阻んでいるのだと思う。

    前半部分だけでも2-3回程度は読む事をお勧めしたいですね。

  • 前半はスピード感と重みがバランスよくぐいぐい引き込まれたのだが、中盤以降クラウドファンディングの具体的な活用方法とか始まってからはなんだかつまらなく感じてしまった。流行りのhow to本のつもりだったのだろうか?
    実用的ではあるけど、移り変わりが早い領域にあって、当時のベストプラクティスは現代では時代遅れになっている。前半みたいな普遍的な部分は良いのですが。。
    難しいもんだ。

  • 世界にはこんな連中がゴロゴロしていているんだから、旧態依然とした思考法が骨随まで染みついているじーさんが、自分の地位にしがみついている日本が、世界から取り残されても仕方ないよね。

    って、思っていたら、進歩は止まる。三歩進んで二歩下がるみたいなペースでも、世の中は確実に変わっていく。ある転換点を越えれば、それは不可逆反応だ。

    誰もが成功者になれる訳ではないが、情熱を持ち、明確な目標に向かって突き進む誰かが、世界を変える。ほとんどの人は、その他大勢の屍になるのだが、それでもいいではないか。

    と、年末の時間を使って、久しぶりに長い本を読んだ感想でした。

  • 野地澄晴 徳島大学 学長ご推薦

     この本の副題は「超ド級の成長と富を手に入れ、世界を変える方法」である。徳島大学を含む国立大学法人は86校あるが、2004年に法人化されてから毎年1%ほど国からの大学運営費(運営費交付金と呼ぶ)が削減されている。その影響により、徳島大学の規模で毎年1億円以上が削減され、すでに累積40億円が削減されている。昨年の支出を維持すると本年度は赤字となり、人件費および物件費を削減してなんとかやりくりしている状況である。このような状況において、削減ではなく、何とか外部資金を増加させる方法も考えなくてはと意図し、その方法について大学本部は検討している。しかし、方法は限られており、大学は営利事業を行なってはいけない規則があり、外部資金を増加させるためには、寄付金を増加させるしか有効な方法はないのである。このような大学の財政状況を改善するには、どのような方法があるのかを調べている時に出逢ったのが、この本である。なにしろ、副題が魅力的である。内容は3部構成であり、第Ⅰ部:Bold な技術、第Ⅱ部Boldなマインドセット、第Ⅲ部:Boldなクラウド(crowd)である。近年の技術の発展を生かし、世界を変える志を持つ人が、世界の人々(crowd)と繋がることにより、達成できること、それが超ド級の富を手に入れる方法であることを示し、その方法を記載している。
     この本に多大な影響を受けた私は、大学改革にその方法を取り入れている。多くの方々から研究費を支援していただくために、クラウドファンディングのシステムを立ち上げ、さらにクラウドソーシングのシステムも立ち上げる予定である。
     この本を読破された読者に、大学改革の一端を是非担っていただきたいと切に願っている。

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784822251055

  • 2016.2月 読了

  • サリム・イスマイル著、「シンギュラリティ大学が教える飛躍する方法」に次ぐ衝撃。どちらもキーワードはエクスポネンシャル(指数関数的)な成長。そのためのテクノロジー、マインドセット、クラウドの力を教えてくれる。実践的でまさにエクスポネンシャル起業家を目指す人のためのバイブル。

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著者プロフィール

Xプライズ財団のCEO。15を超える宇宙・ハイテク関連の会社を創立した起業家。グーグル、3-Dシステムズ、NASAの後援を得て、シリコンバレーにシンギュラリティー大学を創立し、エグゼクティブ・チェアマンに就任。ハインライン賞、アーサー・C・クラーク賞、ニール・アームストロング賞などを受賞。マサチューセッツ工科大学で分子生物学と航空工学の学位を、ハーバードメディカルスクールで医学の学位を取得。ホーキング博士の無重力体験をアシストしたことでも知られている。2014年フォーチュン誌の「世界の偉大なリーダー50人」に選出される。

「2015年 『ボールド 突き抜ける力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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