- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784822255435
作品紹介・あらすじ
世界経済の今を知り、明日を読みとくための知識ベース!
大和総研のトップ・エコノミストが、米国・欧州・中国をはじめとする主要経済国・地域の最新経済動向を精緻に分析し、今後を展望します。
毎日、テレビを見たり新聞を読んだりしていると、世界経済に関するニュースが目に入ってくるが、容易には理解できないことが多いのではないだろうか。……本書では、世界経済を理解する上で必要な基礎知識を、やさしく、わかりやすく解説する。この一冊さえ読めば、世界経済に関する基礎知識を習得すると同時に、世界経済の展望が簡単に頭に入る構成になっている。
(「はじめに」より)
感想・レビュー・書評
-
新聞を読んでいてもわかりづらい世界経済の状況が、コンパクトにわかる。特に新聞は、国外ならば、米国、ロシア、中国、韓国、EU圏など勝手知ったる地域に偏りがち。
文章が多いが、初心者でも読みやすいのではないだろうか。
後半は日本国内の課題に触れている。労働時間短縮で余暇が増えても、消費が活発になるとは限らない。交際費、被服費が減って、むしろ娯楽費・通信費、光熱費が増えてネットショッピングが活発に。過労死するほどの仕事は問題だが、適度に働かないと人間堕落しそう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
AN INTRODUCTION TO GLOBAL ECONOMY
http://ec.nikkeibp.co.jp/item/books/P55430.html -
「世界経済の新常識」の通り、日本以外の世界経済については、広くまんべんなく、足下の状況と近い将来の展望が描かれています。
(米国経済、欧州経済、中国経済、新興国、経済連携協定)
日本については、少し深堀しており、私は日本について書かれた各章の方が面白かったです。
(日本の景気回復、金融政策、人手不足、地方創生)
特に、金融施策については、私自身が関心が高いためか、興味深く読めました。黒田総裁以後の日銀の金融政策について、非常によくまとまっていると思います。
金融政策の移り変わりを振り返ることができます。今後、緩和の手を緩めるかどうかに注目が集まることと思いますので、復習がてら目を通しておかれると今後の展開を追いやすくなるのではないでしょうか。