なぜ決断力のある人ほど不動産投資に失敗するのか

著者 :
  • 日経BP
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822279622

作品紹介・あらすじ

東京オリンピック後も勝ち残る不動産投資戦略!
リノベーション+Airbnbでの収益最大化手法を徹底解説!

不動産投資は手段です。不動産投資そのものが人生の目的であるという方はまずいないでしょう。不動産投資は、読者の方が、自分の人生の目的を達成するために選べる手段の一つに過ぎません。
目的を果たすうえで、手段自体へのこだわりは無意味です。マンションかアパートか、区分所有か一棟所有かというのは全て手段についての話です。重要なのは、なぜその手段が最適なのかという理由と裏付けです。
これまで不動産投資家は、どの不動産が自分の目的に対してどれだけ良いのかを判断できるだけの材料がありませんでした。そのため、不動産投資家の最適な投資行動は、いかに営業マンと仲良くなって良いネタを引き出すかでした。
こうした状況は、これから間違いなく変わっていきます。Airbnbやリノベーションのような収益化手法のバリエーションもますます増えていくでしょう。これから、投資家自身による情報判断が何より重要な投資行動となっていきます。情報判断はスキルです。スキルは習得できる技術です。本書を読んだ方々が自ら情報を取捨選択し判断できる投資家となる手助けをするのが本書の狙いです。

感想・レビュー・書評

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  • 不動産投資について学ぼうと読んだ。

    不動産投資で失敗した事例が載せられており参考になる。

    また、不動産投資のスタイルも一つではないという説明が腑に落ちて、不動産投資の理解が進んだ。(24ページ)

    この本によると

    【ゆっくりスタイル】
    会社勤めのかたわら、20~30年で投資に取り組むスタイル。好立地のワンルームを3~4戸所有し、最終的に無借金の不動産を複数戸保有する状態になる。

    →安全性が高い

    【急速スタイル】
    一棟物件を複数所有し、急速に資産拡大。キャッシュフローを最大化させたい人向け。売買時期にはシビアになる必要がある。10~15年スパンの投資

    →頭金・追加投資でまとまった金融資産がある人向け。黒字倒産もありうる。

    【キャッシュフロー最重視スタイル】
    地方物件や木造共同住宅、戸建て住宅など高利回りに積極投資し、毎月確実にキャッシュが入る状態を狙う投資スタイル。専業大家を目指す人向き。投資回収10年以内。自主管理もする。

    →競争力の劣化が激しいので短期売買が必要。

    【海外投資スタイル】
    (省略)

    自分がどのような投資スタイルを想定しているかによって、選定する物件選びも変わってくるのだというのが分かったのが収穫だった。

    また、この本の重要なのは、データ収集と重回帰分析をしている具体例が載せられているところ。

    23区平均で、徒歩1分ごとに賃料は何円落ちるか、面積1平米あたり賃料は何円落ちるか、など。

    さらに、築年数が経っても賃料が下がらないのは原宿だ、など、数字を扱える人ならではの分析があってそのパートはとても良かった。いつか不動産を買うことになったら再読したい。

  • 不動産(ワンルーム)投資の利点を非常に論理立ててまとめている。この著者のセミナーが、不動産投資の決意を僕にさせてくれた。
    市況観、不動産という業界の動き、日本の不動産が割安なこと、リノベーションの魅力や方法や選び方など。後半にはAirbnbについても書かれている(ここはあまり興味なかったからさらっとしか読んでないけど)。
    また最後には、オリンピック後どうなるかが書かれており、2020年の後にはやはり落ち込むとのこと。そして、底値になる2022年で買えとのこと。それまでに資金を準備せねば!

  • 素人には難易度高い

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