“普通の人"でも株で1億円! エナフン流VE(バリューエンジニアリング)投資法
- 日経BP (2020年9月3日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784822288983
作品紹介・あらすじ
大人気投資ブログ「エナフンさんの梨の木」筆者として知られる会社員投資家が、
年率30%リターンで勝ち続ける、最強のバリュー投資法を実践的に解説。
コロナショック時の逆転勝利、10倍高をゲットした成功例など、
独自に編み出した新しい株式必勝ノウハウを大公開。
◎「はじめに」より
バリューエンジニアリングとは、
「より優れた製品をより安くつくる方法」の研究から発展したビジネスの手法である。
私は仕事で出会ったこの手法が株式投資にも応用できると直感し、独自にその体系化を進めてきた。
バリューエンジニアリングでは、「価値」という概念を体系的に分析する手法に加えて、
インプットである「情報」という概念を厳密に扱う。
この2つは株式投資において最も重要な要素であり、その応用範囲は広い。
◎主な内容
バリュー発生の5パターン/VE投資の方程式/VE投資の3つのキーワード
本質的価値の算定方法/個別株の評価のための情報整理/「あるべきPER」の基準表
『会社四季報』を丹念に読み込む/投資ストーリーを書き残す
VE投資の5原則/7つのバリュー原理/「市場は間違う」という観点から攻める
VE投資の成功と失敗/10倍高をゲットした成功例/VE投資法の売却ルール
未来予測の4パターン/鳥の目、虫の目、魚の目/株式投資はキノコ狩りと同じ
感想・レビュー・書評
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私には合わなかった
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いろんな投資本を読んだ中で1番しっくりきた。この投資法が一番あっているってことかも。隠れた強みを見つけることは、知的資産経営にも通じるな。
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キャピタルゲイン狙いたい人向け
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具体的な投資法が書いてあって参考になった。
現在はインデックス投資しか行っていないが、こういった個別株投資にもチャレンジしていきたい。 -
奥山本2冊目。思い切って調べ直してみる。グロースとみえるかもしれんけど、小型株を狙ってるわけではないと言う事は結構大事。
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バリュー株、小型株投資
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エナフンさん第二弾。
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本書では、バリューエンジニアリングを株の側面から企業分析に応用してその事例を詳細に記載してくれている。バリューエンジニアリングと言っても高度な話ではなく、非常にシンプルに機能とコストのバランスなのだが、当てはめる数字をどのようにセットしていくのか?と投資ストーリーの設定がコツとの事。
数字の方は、
上昇可能性= 本質的価値/ 株価 -1
という式が提示される。
例えばある企業一株の本質的価値が1500円で株価が1000円なら、上昇可能性は、50%となる。
本質的価値という言葉が出て来るのだが、これが具体的に何なのか?についてが、ちと難しい。
本質的価値は、あるべきPERと実力値ベースの予想EPSに因数分解されますが、あるべきPERの算出の数値を提示(ある範囲に固定)してくれているところが良いのではないかと思います。
実力値ベースの予想EPSについては、更なる因数分解はこの本ではされていませんが、他のバリュー投資本ではあったりするのであえて触れていないのだと思いました。財務諸表を見てこうやって計算すると出るよということではなく、この本質的価値を自分の頭で個別企業に当てはめて算出していく手法が書かれています。
投資対象のフィルタリングの手順や投資に至った時の
投資ストーリーとVE投資一覧表のログを残しておく事など、エナフンさんのノウハウが提供されてます。
なんか、この手の本を読んでもなかなか四季報とか個別銘柄の情報に気が向かないんですよね… やっすい株じゃない買い物する時には、比較するのに、大損するかも知れない株では、比較しないで気分で動いてしまう…