最高の教師がマンガで教える目標達成のルール

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  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822289690

作品紹介・あらすじ

メジャーリーガーの大谷翔平選手も実践した、
誰でも学べる「成功のメソッド」をマンガで伝授。
10万部突破のロングセラー『カリスマ体育教師の常勝教育』の著者が贈る、
「夢をかなえたい人」を応援する目標達成のバイブル!

やり抜く!合格!実力発揮!
教育、子育て、企業の人材育成、スポーツなどの必読書!

[ストーリー]
イベント会社に勤める入社3年目のちひろは、
食フェスのプロジェクトリーダーに抜擢されるが、大失敗してしまう。
そこに現れたのは、目標達成のコーチング能力を持つ猫型アプリ「ニャーラ」。
「やり直してみる?」。ちひろに向かってささやくニャーラ。
猫に教えを乞うことになったちひろはタイムスリップして…。

感想・レビュー・書評

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  • ①夢かなシート
    上 見えるもの
    下 感情
    右 私
    左 誰か
    として、4つのフレームを作り、
    目標を考えてみる。
    たすき掛けの法則がある。
    右上、すなわち自分の見えるものの目標
    (例えば売り上げ20%アップ)だけではだめで、
    斜めの(たすき掛けの法則)誰かの感情部分も
    掘り起こす。
    (例えば上司が喜ぶ。お客様に商品を喜んでもらえる)
    みたいな認識まであると、がんばりがきくようになる。
    バランスが大事。
    これは、今まで考えたことがなかった。
    今までは、カテゴリー分け、
    仕事、家庭、社会貢献、健康、自分
    みたいな目標の立て方をしていたけど、
    これは目からうろこだ。
    特に、感情に着目する、という点。
    いや、ときに考えることではあるんだけれど、
    考えているだけでなくて、紐づけして記入する
    ことで、よりはっきりと自分の中に落ちるんだと思う。
    自分バージョンの夢かなシートを作る。

    ②オープンウィンドウ64
    よくあるマンダラチャートってやつ。
    大谷選手のはあまりにも有名。
    ポイントは、



    生活
    の4要素をバランスよくすることだそうだ。
    また、周りに書くのは実践志向で。
    大谷選手のだと、「運」の周りに
    ごみ拾い
    と書かれている。これは〇。
    ~する、と書いてあるから。
    さらによくするには、行動目標まで設定する。
    ○○までに~~する
    〇回~~する
    のように。
    数値化。

    ③日誌
    日誌には、
    1今日必ずやること
    2今日必ずやることがうまくいくために行うこと
    (ここまで前日に書く)
    3今日のよかったこと
    4今日「ありがとう」といわれた言葉
    5今日をもう一度やりなおせるなら
    (その日を振り返って書く)
    前日準備の大切さを実感している。
    だからこそ、1、2は必要なのだ。
    ここまでちゃんとしていないが、私も前日の夜には
    次の日のTODOリストを作ってから寝ている。
    これをしておくだけで、朝起きたときだらだら
    しなくてすむ。
    覚えているつもりでも、
    朝起きて、TODOリストを見るのと見ないのでは
    全然違うのだ。
    3,4,5も、3行日記と似ている気がする。
    順番を考えると、脳的には
    反省→うまくいったこと
    の方がいいのかもしれないが、
    自分に合った方を選べばいいのだと思う。

    ④ルーティンチェック
    これは挫折した経験あり。
    ルーティンにしているものを書き出し、
    できたかどうか〇をつけてチェックする、というもの。
    面倒だった・・
    これできる人すごいと思う。
    見なければいけないものが多くなると、
    本当にだめになる。
    パソコンのデスクトップに書き出し、
    やっているので、今のところそれでいいか。

  • 大谷翔平さんがやっているマンダラシートの入門書
    他に実践用の目標ノートもあるので一緒に進めるのもいいかも

  • すごく刺激されてる。やる気になってる。
    あとは動くだけ。
    頼んだぞ、自分。動けよ。

  • とにかく良い!やりたいことがあるけどうまくいってない人に読んでほしい!頑張ろうって思えるし、努力の仕方が今まで違ったんだなって気づけるし、このやり方なら自分でも頑張れるかもって思える!最高の本!

  • 目標達成における基本的なマインドセットなどをまとめた本。
    やや精神論っぽく聞こえるかも知れないが、社会人1年目や学生とかにとってはいいかも。

  • 1時間程度で読めて、かつ漫画部分が想像より心に刺さる。具体的方法に関しては知らない人は具体的行動に移すにはハードルは高いと思う。以後の自分のための思考としてはためになる部分が多いと思う。

  • 1.主体変容
    「自分を変える」とは、自分の考え方や物事に取り組む姿勢や態度を変えることです。これを「主体変容」と言います。そう言ったのは「経営の神様」と称えられたパナソニックの創業者、松下幸之助さんです。
    2.五つの心づくり
    自分の夢や目標の実現のために、自らを導く方法が、「五つの心づくり」です。「心を使う」「心をきれいにする」「心を整理する」「心を広くする」「心を強くする」です。
    3.改善行動と自己肯定感
    自己肯定感が高いと、失敗を恐れずチャレンジし、困難に直面したときも前向きにとらえて立ち直っていけるといわれています。「もし、もう一度やり直しができるならば、どうする?」と改善行動を考えていくことは、自己肯定感を下げずにキープすることにつながるのです。
    4.目的・目標設定
    目的は「方向」です。目標は「距離」です。
    今の自分と目的を結び、そこに階段を入れる。その階段を上っていくのが目標達成です。
    まずは目的をはっきりさせる。つまり「何のために」を定めることが重要。
    その生徒には「親孝行したい」という目的があって、だから「砲丸投げ日本一になって、奨学金を得る」という目標を達成しようと考えた。
    つまり、目的が一番、そして目標は二番です。
    5.目的・目標の四観点
    「心を使う」ための一番大切なポイントは、目的・目標設定を四つの観点で考えることです。目的・目標を「有形=見えるもの」「無形=感情」の軸と、「自分=私」「社会他者=誰か」の軸とで考えていきます。海外の教育でも「目的・目標の四観点」を説明すると「これは素晴らしい」と評価をいただきます。
    6.たすきがけの法則
    四観点には「たすきがけの法則」があります。
    「社会他者・無形」が大きくなると、「自分・有形」が促進されます。「社会他者・無形」をしっかり認識すると頑張れるようになるのです。これは人間が誰しも持っている善なる気持ちです。
    それから「自分・無形」の感情が豊かに増えると、精神的にも余裕が生まれて、「社会他社者・有形」が促進されます。
    「人のために」「誰かに喜んでもらいたい」「何かの役に立ちたい」という思いばかりが強くなり過ぎると、今度は自分自身への「振り返り」や「見立て」が甘くなります。
    「目標は達成できなかったけど仲間がほめてくれた」「目標に向けて取り組む自分を見て家族が喜んでくれてうれしい」…… 気持ちや感情が満たされるだけで終わってしまい、結果がついてきません。
    「自分・有形」だけではいけない。だけど、それをおろそかにはできない。やはりバランスが大切なのです。だからこそ四観点で目的・目標を考える必要があります。
    7.オープンウィンドウ64(大谷マンダラ)
    オープンウィンドウは、8×8=4のマスに、目標達成に向けた具体的な行動を書き込んでいくツールです。「目標達成のためにやるべきこと」を自分で考えるツールです。
    オープンウィンドウ」は、まずシートの中心に、あなた(またはあなたを含む集団)がなし得たい目標を一つ書きます。次に、その目標の達成に必要な要素をその周りの八つのマスに書き込みます。これを「基礎思考」と言います。基礎思考では、結果を生み出す要素である「心・技・体・生活」の4要素がバランスよくちりばめられているとベストです。
    次にこの八つの基礎思考を、放射状に伸ばした八つのマスに写し、その達成のために行う具体的な行動を周囲8マスに書き込んでいきます。「○○する」という形式で行動を示します。これを「実践思考」と言います。
    「大谷マンダラ」にもまだ足りないところもあります。何が足りないのか。それは行動目標の具体化が十分でないことです。あいまいな単語や、抽象的な目標に終わっている部分があるのです。ほとんどの書き込みに数字や日付が入っていません。
    8.心のコップを上に向ける
    スタジオジブリの宮崎駿監督の映画には、よく掃除のシーンが出てきます。ほぼ必ずといっていいほど主人公は掃除をする。洗濯をするシーンも多いですね。そして掃除や洗濯をして次のステージに進んで行く。掃除が大切な行動になっています。
    掃除をしたり、ごみを拾ったり、整理整頓をしたり、「きれいにする」という行為は、人の心もきれいにします。汚れた部屋や荒れた街にいると人の心はすさんでいきますが、清掃や整理整頓が行き届いた中で暮らしていると、人の心は晴れやかになります。
    「学校職場再建の三原則」①時を守る ②場を清める ③礼を正す
    「時を守る」「場を清める」「礼を正す」が身について、清掃・奉仕活動を自然にできるようになると、「心のコップ」が上を向いていきます
    心を濁らせるものには、慢心によるおごりがあります。
    勘違いしてはいけないことは、一見、謙虚な人と傲慢な人は対極にいるように思えますが、実はそんなことはなく、実際には紙一重だということです。
    謙虚なままで居続けられれば、絶え間ない成長が期待できますが、これが実に難しい。
    志を立てて、謙虚に努力して成功すると、傲慢になり、慢心を生み、成長が止まり、失敗につながる。その失敗を反省して、また謙虚にやり直しても、成功して気を抜くと、また成長が止まってしまう。
    だからこそ、このマイナスの連鎖に陥らないように自分をしつける。そのカギが「成長の三原則」です。
    9.未来志向への転換
    過去を中心に考えても結果は出ません。過去の失敗はておく。「過去思考」から抜け出して、「未来思考」に変えるのです。
    正しい未来思考から出てくる「やる気」こそが本当のモチベーションです。未来に対して「やれる」「やってみよう」と気づけば、前に進んでいけます。だからこそ未来を鮮明に描くことが大事なのです。
    未来思考で物事を考えて、過去の失敗やマイナスの感情は整理し、自らの可能性を信じて行動していきましょう。
    10.日誌で自信を育てる
    未来に向かっていく力は自信で支えられます。では自信とは何でしょうか。
    自信は2種類あります。自己効力感と自己肯定感です。自己効力感は、「やれる」「やれそうだ」という自分の能力に対する自信であり、自負心とも呼ばれています。自己肯定感は「失敗しても、自分の価値を見失わない」「自分大好き」という自尊感情・自尊心です。
    この二つの自信を高めるにはどうしたらいいか。答えは二つあります。
    一つは、あなたが所属する集団を、お互いをほめたり、認め合ったり、頑張りを讃え合えるような集団にし、そこにいるだけでイキイキ、元気になるようにするのです。
    もう一つは「自画自賛」です。
    一日を振り返り「今日のよかったこと」を1個でいいから書き出す。それが自己効力感アップにつながります。
    それと「今日やったことで、人から「ありがとう」という言葉をもらったあなたの行動を1個でいいから書き出す。それが自己肯定感アップにつながります。
    原田メソッドの日誌は、毎日の予定や行動を記録するだけでなく、自己効力感と自己肯定感の二つの視点から、「今日のよかったこと」「ありがとうと言われた行動」を記入する欄があります。
    11.パフォーマンスの方程式
    パフォーマンス=「スキル」「やり方」「方法」×「気持ち」
    「気持ち」の種類は二つあります。
    ・プラスの気持ち=元気で生き生き、前向きに、ポジティブシンキング
    ・マイナスの気持ち=不機嫌、被害者意識、やらされ感、ネガティブシンキング
    ご機嫌で働くこと。
    笑顔は人を幸せにします。幸せなオーラを出している人には、みんなが心を開きます。
    同じ仕事でも、どんな気持ちで行うかが大切だということが、おわかりいただけたと思います。
    12.心の栄養
    前章で説明した「心を広くする」には、視点を他者に向け、感謝し、分け与え、助ける、貢献するという意味が込められています。そして他者への働きかけとしてもう一つ重要なのが「ストローク」です。ストロークとは、「心の栄養」を意味します。体に栄養が必要
    なように、心にも栄養が必要なのです。ストロークがたくさんやり取りされる職場、学校、部活、家庭はイキイキ元気になります。そしてパフォーマンスも結果として高まるのです。
    また、「その一言を待っていた」と感じることができる、信頼できる相手からの的確なアドバイスや声かけほど、ありがたいものはありません。人の心のど真ん中に響く、そういった質の高い声かけを、私たちは「プラチナストローク」と呼んでいます。
    13.ルーティンチェック
    目標達成への行動を決めて、続けることができたかどうかを測るのが、原田メソッドのルーティンチェック表です。自分で「できた=○」「できなかった=x」をつけながら、セルフマネジメントします。「△」はありません。「○」の比率によって耐力、継続力が
    わかります。今でいうレジリエンスです。
    不思議なことに、「○」の比率が86%以上になると、目標達成がぐっと近づきます。86%という数字は、今までの経験値です。でも86%なのです。
    よい行動は習慣化してしまうことが重要です。人間の行動のうち、自分で意識している
    行動は3%にすぎず、97%は無意識の行動だと言われます。よい行動を習慣化して無意識に行えるようになれば、97%の潜在意識を使うことができます。
    14.予測と準備
    ここ一番の大事なときの自信を支えるものの第二は、「予測と準備」です。
    成功する人は、最低最悪の状況を予想し、最高の準備を行い、楽観的に対応します。
    失敗する人は、楽観的に予想し、最低の準備でサボり、悲観的に対応します。

  • ゴリゴリの方法論ではなくて、「心」を主軸に目的を考えさせて目標を立て、自信をつけるためにも小さな行動を毎日積み上げていく、ということを理解した。
    目的・目標の4観点(横軸に自分/他社、縦軸に有形/無形)、オープンウインドウ64、日誌(必ずやること、必ずやることがうまくいくために行うこと、良かったこと、ありがとうと言われた行動、今日をもう一度やり直せるなら)、ルーチンチェック表というツールも有効に感じた。
    あとはやるかやらないか、それが問題だ。。。

  • 刺激になり、より深く知りたくなった

  • ===読んだ動機===
    目標とかTODOの整理に役立つTipsが易しく解説されているかなと思って。興味があったため。

    ===読んだ箇所===
    全部。

    ===どんな読み方がよいか===
    その日のうちに(勢いないと読むの面倒くさくなりそう)。合計2h位で読めるので。

    ===感想===
    実際に効果があったツール/方法が複数紹介されているのがよい。
    またマインドセットの言葉が選ばれていてとてもいい本だと思った。
    ただ、出てくるツールのテンプレをexcelとかでDLできれば、すぐに着手できて親切だと思うのだが(ネットに転んでいるのはちょっと不安だし)、目標達成ノートという形で別売りしているのが、書いている内容の素晴らしさの割にはケチだなと思ったので星マイナス1w

    あとは実際に試して、やりやすいかどうか確認しないとな。
    20211004 まずとっかかりやすい日誌と、整理整頓掃除、ルーティンチェック表からしている。
    日誌:明日やることに対してそれができたかどうかの欄がないのが不便なので付け加えた。
    整理整頓掃除:正直気にせずやっていることが多いことに気づいたが、わざわざ整理整頓と言われると成果のように思えて気分がいい。
    ルーティンチェック表:ゼロイチで書き込むように書いていたけど、1日に複数回あるもの(新聞読み、薬服用など)は中間値も取りたいので、数値でつけることにした。

    夢かなシート、長期目的/目標達成シート、オープンウィンドウ64はやろうとしたけど、手が止まった。時間かかりそうやなってのと、それ書く時間にやりたいことやりたくて。なので、ほんまにやる気がないときにやるのがいいかも。たぶん学生の部活とか1分野だといいんだけど、自分だと色々分野があって多すぎて戦意喪失する。
    テンプレートが手元にないのもなぁ。あと完璧なの書くのはよいが、できなかったら意味がないし、自信失うし、って思ったら、とりあえず箇条書きとかで書き出して、順次更新のアジャイルなのがよいかなと。
    追記:んー、でもオープンウィンドウ位、仕事と趣味と位なら作ってもいいかもと思い始めた。どっちやねん。


    ===興味深かったポイント/メモ===
    紹介されているツール/方法:夢かなシート、長期目的/目標達成シート、オープンウィンドウ64、整理整頓掃除、日誌、ストローク、ルーティンチェック表、最悪の事態「まさか」も予想して備える

    P23 五つの心づくり(⓪心をつくる ①心を使う ②心をきれいにする ③心を整理する ④心を広くする ⑤心を強くする)

    P25 改善行動:失敗した体験を前向きに捉えて次に生かすためのアクション。失敗の分析はするけれど犯人探しをしない。「もし、もう一度やり直しができるならば、どうする?」と問いかける。そうすると改善行動に加えて、自己肯定感を下げずにキープすることにもつながる。
    自己肯定感:「自分には価値があるんだ」「自分が好きだ」というように、自分の価値や存在を肯定的に受け止める感情や感覚。自己肯定感が高いと、失敗を恐れずチャレンジし、困難に直面したときも前向きに捉えて立ち直っていける。
    自分で自分をコーチングする場合も同じ。
    仮に目標が達成できず失敗したと思っても落ち込む必要はない。結果だけでなく、プロセスに向上の足跡が確認できたり、再挑戦の可能性と改善行動を自分でつくりだすことができれば自分を肯定的に受け止めることができる。

    (1)心を使う
    P46 目的は方向、目標は距離。今の自分と目的を結び、そこに階段をいれる。その階段をのぼっていくのが目標達成。

    P48 「文字として書く」:ひとりで多数の人に教えることができる。書くというのは、その人の思考そのもの。各ことによって、頭の中の未来のイメージが整理され、やる気が高まり、気づきの能力も高まる。
    P57 個人だけでなくチームや組織としても共に成長することができる。

    P38/51 ①四象限で構成される夢かなシートを使う(X軸:誰か(社会他者)⇔自分、Y軸:感情⇔見えるもの(有形。具体的な達成基準))。
    P53 たすきがけの法則。「社会他者・無形」をしっかり認識すると(人間が誰しも持っている善なる気持ちで)頑張れるようになって「自分・有形」が促進される。「自分・無形」が増えると精神的にも余裕が生まれて「社会他者・有形」が促進される。

    P56「私の今回の目標は誰を幸せにするの?」「誰を喜ばせたいの?」「何を提供できるの?」ということをしっかり考えて進んでいくと健全な目標になり、仕事も捗る。四視点のバランスが大事。

    P44 長期目的/目標達成シート

    P59 オープンウィンドウ64 目的・目標設定をするときには「オープンウィンドウ64」が役立つ。シートの中心に目標を書く。目標達成に必要な要素をその周りの8マスに書く(基礎思考という。心技体生活の4要素をバランスよくちりばめる)。基礎思考に必要な具体的な行動を周りの8マスに書く(実践思考という。期日や数値目標を入れて具体的に書く。数字が難しければ後から書いてもOK。余分に考えて大事な8個を選ぶ)。オープンウィンドウ64を展開していくときには人に意見を聴いたりネットで調べるもよし。ひとりでやってもいいけど、チームでやると一段と大きな効果を発揮する。皆で個々が作ったオープンウィンドウを見せ合う。他の人から気づきを得て、自分のをブラッシュアップさせることができる。

    (2)心をきれいにする
    P82 心のコップを上に向ける三原則:時を守る、場を清める、礼を正す。
    時間ギリギリに行動せず、余裕を持った行動をする。
    ジブリにはよく掃除のシーンが出てくる。掃除や洗濯をして次のステージに進む。「きれいにする」という行為は人の心もきれいにする。森信三先生が教育の柱として提唱。
    P85 謙虚さを保つ。謙虚に努力して成功すると、傲慢になり、慢心を生み、成長が止まり、失敗につながる。その失敗を反省して、また謙虚にやり直しても、思考して気を抜くと、また成長が止まってしまう。このマイナスの連鎖に陥らないように自分をしつける。

    (3)心を整理する
    P104/96 過去を中心に考えても結果は出ない。過去の失敗はひとまず置いておく。「過去思考」から抜け出して「未来思考」に変える。
    過去思考:過去→現在→未来。未来志向:未来→現在→過去。

    P105 世の中が先行き不透明でどんどん変わっていく時代だからこそ、自分で自分の未来を設定して、シナリオをつくる。見たいは不確定だけれども、だかあこそ自分で描いて、今何をするかを考える。そうすると、未来の理想と今の自分の違いが分かって「やるべきこと」が見つかる。それを書き出しうえで、しっかり実行していく。そうすることで、自分の未来を自分で操作できるようにする。正しい未来思考から出てくる「やる気」こそが本当のモチベーション。未来に対して「やれる」「やってみよう」と気づけば前に進んでいける。だからこそ未来を鮮明に描くことが大事。未来思考で物事を考えて、過去の失敗やマイナスの感情は整理し、自らの可能性を信じて行動していこう。

    P98 日誌を書く。
    前日の夜に書く:今日必ずやること・今日必ずやることがうまくいくために行うことを
    その日を振り返って書く:今日のよかったこと・今日「ありがとう」と言われた行動・今日をもう一度やり直せるなら。

    P106 日誌で自身を育てる。未来に向かっていく力は自信で支えられる。自信の2種類:自己効力感・自己肯定感。
    自己効力感:「やれる」「やれそうだ」という自分の能力に対する自信。
    自己肯定感:「失敗しても、自分の価値を見失わない」「自分大好き」という自尊感情・自尊心。

    これらを高める方法2つ:
    ①所属する集団をお互いにほめたり、認め合ったり、頑張りを讃え合えるような集団にし、そこにいるだけでイキイキ、元気になるようにする。
    ②自画自賛:小さなことでよい。今日のよかったことを1個でいいから書き出す(自己効力感アップ)。今日やったことで人からありがとうと言われた行動を書き出す(自己肯定感アップ)。

    (4)心を広くする(P152 視点を他者に向け、感謝し、分け与え、助ける、貢献するという意味)
    P115 感謝の気持ちを持ち、謙虚でいること。
    P119 日誌で人からもらった「ありがとう」を書き留める。心を広くするのは周りの人に「ありがとう」を伝えること。
    P121 いつありがとうを言えばいいか分からないときは、「いつもありがとう」から始める。反応が怖かったら言い逃げする。

    P126 パフォーマンスの方程式
    パフォーマンス=「スキル」「やり方」「方法」×「気持ち」
    2種類の気持ち:プラスの気持ち=元気で生き生き、前向きに、ポジティブシンキング。マイナスの気持ち=不機嫌、被害者意識、やらされ感、ネガティブシンキング。

    「スキル」「やり方」「方法」がどれだけ優れていても「気持ち」が伴わないとパフォーマンスは上がらない。何かをするときに「どんな気持ち」を選択するかで結果が違う。

    (5)心を強くする
    P133/152 ストローク(心の栄養。他者への働きかけ):なでる、だきしめる、ほほえむ、拍手する、じっくり話を聴く、笑顔で挨拶する。
    ストロークのポイント:たくさんあげる、「あなたがいるだけで幸せ」と伝える、注意するときは人格否定せず行動否定に。

    「プラチナストローク」:「その一言を待っていた」と感じることができる、信頼できる相手からの適格なアドバイスや声掛けほど、ありがたいものはない。人の心のど真ん中に非ぶく、そういった質の高い声掛け。

    P153 肯定的ストローク:肉体的ストローク(スキンシップ)、心理的ストローク(存在を認める言葉や関わり)、条件付きストローク(条件を付けてほめる)、無条件ストローク(無条件に相手を認め、受け入れる<最も重要>)。
    否定的:肉体/心理(相手に痛みやストレスを与えてしまうため望ましくない)、条件付き(行動を問題にして部分否定がよい)、無条件(人格否定はダメ)

    P137 忙しいときに「あとでね」と言ったことは必ず守る。
    P154- 「やれる」という気持ちを育てるルーティンチェック。
    ここ一番のとき、人の心の中に出てくることは「自信」「不安」。
    不安を処理して自信に転換するコツ:①当たり前のことの継続。
    決めたことをやりきる、続ける。普段は当たり前にできていることでも正月だから、お盆だから、熱が出たから、と「やらない」「できない」を正当化しようとする「悪魔のささやき」を乗り越えることで、本当の心の強さが生まれる。

    目標達成への行動を決めて、続けることができたかどうかを測るのがルーティンチェック表。「できた=〇」「できなかった=×」を付ける。「△」はない。
    「〇」の比率が86%以上になると目標達成がぐっと近づく(経験値)。

    よい行動は習慣化する。人間の行動のうち、自分で意識している行動は3%に過ぎず、97%は無意識の行動と言われている。よい行動を習慣化して無意識に行えるようになれば97%の潜在意識を使うことができる。

    P158 予測と準備
    ここ一番のときの自信を支えるもの(不安を処理して自信に転換するコツ):②予測と準備

    成功する人:最低最悪の状況を予想し、最高の準備を行い、楽観的に対応する
    失敗する人:楽観的に予想し、最低の準備でサボり、悲観的に対応する

    P159 三日坊主OK。また始めればいい。何度失敗してもいいという「敗者復活」へと導く。P161 千里の道も一歩から。ローマは一日にして成らず。

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著者プロフィール

同志社大学免許資格課程センター・同志社大学大学院総合政策科学研究科教授。1982年、同志社大学工学部卒業。1984年、同志社大学大学院工学研究科修士課程修了後、1989年、慶應義塾大学大学院文学研究科博士後期課程修了。専門は図書館情報学。主な著書・論文に、『図書館情報学を学ぶ人のために』(編著、世界思想社、2017年)、『情報倫理――ネット時代のソーシャル・リテラシー』(共著、技術評論社、2014年)など。

「2017年 『ゲームの面白さとは何だろうか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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