- Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
- / ISBN・EAN: 9784822740177
作品紹介・あらすじ
IBMの戦略ソフトOS/2をめぐる対立が、NT計画の前途を大きく揺さぶった。マイクロソフトは、共同開発途上のOS/2を捨て去り、長年の盟友であるIBMとついに訣別したのだ。もはや全面対決は避けられない。OS/2部隊はカトラーの開発部隊と合流し、「NT」計画は「ウィンドウズNT」計画として生まれ変わった。しかし、製品リリースまでに残された時間はわずかしかない。カトラー部隊の「死の行進」が始まった…。ゲイツの夢ははたして現実のものになるのか。
感想・レビュー・書評
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前編に続いて。
バグ潰し。開発をしていて一番楽しくなく、頭を悩ませる部分だと思います(解消した時はスッキリしますが笑)
はじめに立てた計画では、詳細仕様まではどうしても詰めきれないですし、後から問題が見つかることがある。かといって、そこから仕様変更や追加が次々と入ると、後続作業のしわ寄せ負担が半端ないですね。
でかいプロジェクトになるほど、デスマーチになるのは避けられないものなのかなあ。
ものすごい報酬は期待できるものの、消耗が激しい世界です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
下巻では、いよいよWindows NTが世に出るまでが描かれました。それは直せど直せど出てくるバグとの戦いでした。特に過去の資産を生かせるOSということで、DOSやWindowsとの互換性をとる部分でかなり苦労したようです。
ということで、Windows NTの発売からはかなり時が過ぎましたが、開発の苦闘の様子に迫力があって、今読んでも十分に面白い本ですね。 -
(1997.03.29読了)(1997.01.18購入)
ビル・ゲイツの野望を担った男達
(「BOOK」データベースより)amazon
IBMの戦略ソフトOS/2をめぐる対立が、NT計画の前途を大きく揺さぶった。マイクロソフトは、共同開発途上のOS/2を捨て去り、長年の盟友であるIBMとついに訣別したのだ。もはや全面対決は避けられない。OS/2部隊はカトラーの開発部隊と合流し、「NT」計画は「ウィンドウズNT」計画として生まれ変わった。しかし、製品リリースまでに残された時間はわずかしかない。カトラー部隊の「死の行進」が始まった…。ゲイツの夢ははたして現実のものになるのか。
☆関連図書(既読)
「闘うプログラマー(上)」G.P.ザカリー著、日経BP出版センター、1994.12.10 -
課題図書・・・読み終えました。
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【気になった部分のまとめ】
①良い仕様書は迷ったときの道しるべになる
←→・仕様書を書くのには時間がかかる
・コーディングが始まってからも何度も書き換えなければならない
⇒仕様書は生きた計画書なので、管理者が必要
②業界・会社の中でのプロジェクトの位置づけ、意味合いについての理解
が必要
③【プログラマー】「自分たちの」製品を完成させることに集中している
←→
【プログラム管理者】競合する製品を研究し、競争相手が開発している製品について情報を集め、ユーザーに意見を求める
⇒マイクロソフトはプログラマーが管理者
④失敗したときの準備をしておくべき
(ビルドに組み込んで問題が怒ったときに、変更点を元に戻せるようにしておかなくてはならない)
⑤泳げないやつは沈めばいい
⑥月並みな仕事ができないのは才能がないからではなく意思の問題
(集中すべきことに集中する。)
引用:「NTの開発物語は、秩序と混乱、規則と異能、確信と伝統のバランスを組織がどのようにしてとるべきかをしめす説得力のある実例になっている。」
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これを自分の仕事向けに変換。
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①何かを始めるときにはしっかりした計画を立てる。
プロジェクトが始まってからも、その計画を修正しながら管理していく。
②③視野を広く持ち、業界・会社内でそのプロジェクトがどんな意味を持つのか理解しておく。
③現場を理解した人がプロジェクトをマネジメントした方が、スムーズに行く場合がある。
④誤りがあった場合に、その前まで戻れるようにしておく。(戻しの準備)
失敗の準備をしておく。
⑤⑥日々、精進し、勉強を怠らない。
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2008/01/06 読了
2011/07/29 読了 -
大規模なシステム開発が起こす事の大変さを描く小説の下巻。
大規模なシステムを作るうえで、完璧には作れないことに対して、プログラマという個性的な人間達がどのように立ち向かっていくのかを描かれている。
特に、この下巻では、リリース前の「決断」が描かれており、製品のリリース時期、仕事と家族のバランスなど、限られた状況の中で、登場人物が「決断」していく様が、SEの自分としては、かなり共感がもてた。 -
2008/01/06 読了
2011/07/29 移動 -
マイクロソフトも大変だよというお話(下)。
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上巻に同じ