原発震災―警鐘の軌跡

著者 :
  • 七つ森書館
4.00
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 8
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822812461

作品紹介・あらすじ

「私たちは“原発震災前夜”にいる」と訴えてきたが、原子力推進勢力は警告に耳を貸さなかった。災厄は、起こる前に予測し、対策を講じ、防止することこそが肝要なのに起こってみなければわからなかったのだ。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「原発震災には対策をとっているから大丈夫。」
    これは3.11以後のつい先日にもわが国の総理の口から出た言葉。さて、ホントにそうなのか。
    この本を読むと、その言葉こそが原子力(げんしりょく)ムラの権威ある”カタガタ”の、様々な警告を無視する常套句だったこと、その実なんらの対策もとらないこと、の意味であったことを知る。
    政府の原子力安全委員会の分科会委員の席を蹴ってまで地震学者として警告を発し続けたが、聞き入れられなかった著者の無念を読む。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

中国電力株式会社 中電病院内科 部長

「2016年 『Dr.石橋のミラクルキャッチ☆循環器薬』 で使われていた紹介文から引用しています。」

石橋克彦の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×