推しと寝てしまったんだが? (picn comics)

著者 : 藤峰式

• ジーオーティー (2020年9月30日発売)

感想・レビュー・書評

[主観さんの感想 · 2023年8月15日]

おもしろかった〜！！
やっぱり有休オメガも読みたくなるな…

表紙のキラキラ可愛い！
キラキラはじめてかも〜！
若干薄いのがマイナスポイントだったけど
ラブラブだしエロいしふっきれてるし最高でした

[Kさんの感想 · 2020年12月28日]

▼あらすじ
スーパーブラック企業に勤め絶望の日々を送る江夏(えなつ)。
彼を救ったのは貞操観念ゆるふわな舞台役者、ゆきくんだった。
「推しごと」に勤しむ江夏だったが、ファンイベントで行われたバスツアーでゆきくんとエッチしてしまい罪悪感で押しつぶされてしまう。
禊として離れることを決めた江夏だったが仕事から帰ると家の前にゆきくん 本人が!
しかもセカンドエッチに加え同棲することになりーー??
ごはんやおふろ、えっちまで…推しごと全力がんばります!

＊＊＊

ストーリーの完全度：普通
トーン：コミカル
エロ度：非常に高井
萌え度：普通
総合評価：★4.0

電子版を試し読みして面白そうだったので紙の方で購入したのですが、この本、表紙のハートの部分にホログラム加工がしてあってめっちゃキラキラしてるんですよね。こういう遊び心のある装丁、大好きです(笑)

さて、肝心の内容の方はと言いますと…エロい！ただただエロい！それだけです(笑)
正直、この作品は深く考えたら負けだと思うんですよね…。ゆきくんは何で大勢いるファンの中から江夏を選んだのか、江夏のどこが良かったのか…そもそも男同士なのに抵抗は無かったのか…などなど、ツッコミ出したらキリがないので、頭を空っぽにして読む事をオススメします(笑)

個人的にはエロよりもストーリー重視な作品の方が好きなので、エロてんこ盛りなこちらの作品は少々物足りなかったかな…。
ちょいちょい挟まれる藤峰先生お得意のギャグは面白かったですし、どちらかと言えば楽しく読めた方ではあるのですが、ゆきくんの人間性にちょっと引っ掛かりを覚えてしまったので、彼についてもう少し掘り下げて欲しかったなと思いました。

最後も、江夏の為に真っ当になろうとしたゆきが他の誰でもない、江夏の要望で結局ヒモに逆戻りしてしまい、少し残念に思ったのですが、(例え江夏がそれでいいと言ってもやっぱりヒモはちょっとね…^^;)カバー裏に二人の将来について書いてあって、それを読んだらまぁ良いのかなと納得しました。
何だかんだでバランスの取れたカップルになってくれそうで良かったです(笑)

[choppiさんの感想 · 2020年10月18日]

だらしない舞台俳優×ストレスで死にそうなサラリーマン

死にそうになりながら街をうろついてる時に本人から舞台のチケットをもらい、せっかくだから最後にと観に行ったらすっかりファンに。仕事も転職し、追っかけも順調、公私ともに充実した生活を送る受けが推しとファンサで知り合ってしまい、とんとん拍子に同棲へ。ヒモとしての才能に溢れる推しとの生活に苦悩しながらも悟りを開く話…？

普段ならこういうだらしない攻め合い印はイライラするから嫌いなんですが、このお話は違った。最高でした。
ラストは予想の斜め上行きました。
登場人物が最後にボソッと呟く言葉、
破れ鍋に綴じ蓋
まさにこれ。面白かった！

著者プロフィール

漫画家。中身は「ふじみね」と「しき」の二人です。著書に『有休オメガ』『番手当って出ますか？』『俺たちは運命力が足りない』など。絹、琴と麦の猫3匹と暮らしていっます。

「2022年 『不動さんの裏垢活動（2）』 で使われていた紹介文から引用しています。」