- Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
- / ISBN・EAN: 9784826900737
感想・レビュー・書評
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私は話をすることに対し苦手意識をもっていて、あまり話をする事無く生きてきたら、いろいろな記憶がおぼろげになってしまった。
話、した方が良いですよ。
誰かに話をすることによって、自分の耳にも話を聴かせ、それで経験記憶を再構成するのだそうな。これ第一段階。
その記憶はどこかにしまわれ、時が過ぎ、
次に「その話」が活かせそうな場面で、
「引き出し」から取り出され、再々構成されると同時に、新しい話とつながっていく。
この本では書かれていなかったけど、話さなくても、書くことで、自分にそれを読ませ、記憶を再構成するのだと思います。
「人はなぜ話すのか?」
訳者の方が端的に書かれてますが、
「自分の記憶を再構成して将来的に利用するため。」
この問いと答えだけでも、自分の中で暖めておくと、いい事あるかも。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大嶋さんのお勧め 2012-12-28
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【新歓企画】ブックリスト:「大学1年生のときに読んでおきたい本たち」
「文芸とはなにか?」について考えるということは「言葉を操るとはなにか?」を考えることで、それは今風に置き換えれば「情報のやり取りとはなにか?」を考えることで、突き詰めればそれは「人」(=情報の集積体)はなぜ「話す」(=情報の取得と加工と保存と消去をする)のかという問いに立ち向かうのに等しい。たとえば海や孤独や闇夜に向かって「人はなぜ話すのか!?」とか叫べばストレスは解消しますけど、たまには「ああでもないこうでもない」って頭と手を使って考えたいものです。それを実践している本。【U.K.】 -
535夜