人はなぜ話すのか: 知能と記憶のメカニズム

  • 白揚社
3.73
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784826900737

感想・レビュー・書評

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  • 私は話をすることに対し苦手意識をもっていて、あまり話をする事無く生きてきたら、いろいろな記憶がおぼろげになってしまった。
    話、した方が良いですよ。
    誰かに話をすることによって、自分の耳にも話を聴かせ、それで経験記憶を再構成するのだそうな。これ第一段階。
    その記憶はどこかにしまわれ、時が過ぎ、
    次に「その話」が活かせそうな場面で、
    「引き出し」から取り出され、再々構成されると同時に、新しい話とつながっていく。
    この本では書かれていなかったけど、話さなくても、書くことで、自分にそれを読ませ、記憶を再構成するのだと思います。
    「人はなぜ話すのか?」
    訳者の方が端的に書かれてますが、
    「自分の記憶を再構成して将来的に利用するため。」
    この問いと答えだけでも、自分の中で暖めておくと、いい事あるかも。

  • 1996年(底本1990年)刊行。コンピューター学、心理学、教育学を専攻する教授(特に、人工知能・自然言語処理が専門領域)が、言語・発話から記憶のメカニズムについて解読する。端的に面白い書である。

  • 大嶋さんのお勧め 2012-12-28

  • 2012.09.30-10.01
    知識とは話である
    話はどこで生まれ、なぜ私たちは話すのか?
    他者の話の理解
    話に索引を付ける
    記憶を形成する
    話の骨格
    あなたの文化の話を知る

  • 【新歓企画】ブックリスト:「大学1年生のときに読んでおきたい本たち」
    「文芸とはなにか?」について考えるということは「言葉を操るとはなにか?」を考えることで、それは今風に置き換えれば「情報のやり取りとはなにか?」を考えることで、突き詰めればそれは「人」(=情報の集積体)はなぜ「話す」(=情報の取得と加工と保存と消去をする)のかという問いに立ち向かうのに等しい。たとえば海や孤独や闇夜に向かって「人はなぜ話すのか!?」とか叫べばストレスは解消しますけど、たまには「ああでもないこうでもない」って頭と手を使って考えたいものです。それを実践している本。【U.K.】

  • 535夜

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