特殊および一般相対性理論について 新装版

  • 白揚社
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784826901208

感想・レビュー・書評

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  • 相対性理論を発表した直後にアインシュタイン自らそれを一般人向けに解説した本。多少相対性理論を知っている程度では、正直難しかったです。ただアインシュタインがどうやって相対性理論を構築していったのかが、朧げながらわかる。一般相対性理論を発表してちょうど100年の昨年中に読みたかったのだが、ちょっと遅れてしまった。

  • 請求記号 421.2/E 39

  • アインシュタイン自身による,特殊および一般相対性理論についての一般向け解説書.いわゆる啓蒙書に分類されるものであろうが,さすがに相対論を作った本人の作品だけあって非常にわかりやすい.それでも一般の人には難しい部分もあるが,ぜひチャレンジしてほしい一冊.研究者でもアインシュタイン自身の考えが分かるのでお勧めしてもよいと思う.

  • 所在: 展示架
    請求記号: 421.2||E39
    資料ID: 11102023

  • この本は、アインシュタインが難解な数式をほとんど使わずに、
    相対性理論の考え方、道筋を説いたものである。
    おおざっぱに言えば、
    特殊は光、時間、線形性(等速度運動)について、
    一般は重力、空間、非線形性(加速運動)についての理論であるといえる。
    特殊相対性理論は、
    2つの系K、K'が一様な運動(静止、もしくは等速度運動)している時、
    Kにおける座標X,Y,Zと時間Tは、
    K'における座標X',Y',Z'と時間T'に、
    ローレンツ変換をもってして、光速度一定の原理に従い変換される。
    本書では軌道堤と列車の例を挙げている。
    光速度を一定としたとき、時間は絶対的ではなくなり相対化されるのである。
    一般相対性理論は、
    2つの系K、K'が一様でない運動(加速運動)である時でも、
    お互いの系は相対化できることを言っている。
    (唯一絶対な系は存在せず、系はみな等価値で相対的なものである。)
    つまり、加速運動している物体があるとき、
    その物体が属している系自体が加速運動しているのか、
    もしくはその系に「場」が存在しているのか、
    ということである。
    言いかえれば、家の中でリンゴが落ちたという現象を見た時、
    家が上に等加速度運動していると思うことと、
    家の中に重力場が存在していると思うことは同じことを言っているのである。

  • 中学生の時にハマって読んでいました。
    理解しきるのは難しいのですが、一般向けに本質を伝えるという意味では十分な役割を果たしており、一読の価値アリです。質量とエネルギーが等価であるという概念は、哲学的でもあり非常に面白い理論です。

  • どんな解説書よりも解りやすくて、それでいて、シンプルだった。
    やっと理解したというよりも、やっと理解を認めてくれたという感想だった。

    相対性理論を神聖化し、勝手に難しくしている学者に喝を入れてやりたいですね。

  • 相対論について興味があったので、手に取ってみました。
    難しかったです。何度も挫折しかけました。根気がいると思います。

  • いがいとむずかった
    出直してこいっていわれた感じがした。
    相対性理論って、いまではもう脚光を浴びていないんですね
    この本は売れに売れて、センセーションを巻き起こしたそうです
    その当時を想像しながら読むと感慨深いかもしれません

  • 他にも相対論の本は読んだが、これが一番わかりやすいと思う。本質を理解したかと言われれば怪しいけど。

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著者プロフィール

アルバート・アインシュタイン(Albert Einstein)
ドイツ生まれの理論物理学者。1879年3月14日生まれ。チューリッヒ工科大学を卒業後、ベルンで特許局技師として働きながら研究を続け、1905年に特殊相対性理論など画期的な3論文を発表。1916年には一般相対性理論を発表。1921年度のノーベル物理学賞を受賞。この時期から世界各国を訪問するようになり、1922年~1923年に訪日。ナチス政権の成立にともないアメリカに逃れ、以後はプリンストン高等研究所を拠点に研究を続ける。1955年4月18日死去。「20世紀最高の物理学者」「現代物理学の父」等と評される。

「2019年 『アインシュタインの旅行日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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