対称性: レーダーマンが語る量子から宇宙まで

  • 白揚社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (465ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784826901444

作品紹介・あらすじ

宇宙は対称性に支配されている!ノーベル賞物理学者レーダーマンが、ビッグバンからヒッグスボソンまで、物理学の最前線を語りつくす。

感想・レビュー・書評

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  • ノーベル物理学賞受賞者の書いた、この物理世界を支えている対称性という事について書かれた本。数式も出てくるが簡単なもので、説明もきちんとされているから意外と読みやすいと思う。また翻訳も上手で翻訳による読みづらさはない。
    ネーターの定理がいかに物理学に大きな影響を与えたかというところはなかなかおもしろかった。巻末には基礎的な数学の説明が為されている。
    対称性という科学者には絶対的な基準となるものがどのようなもので、それからどういう事が言えるのか?という事を出来るだけ簡単に書いた本。
    量子論や宇宙論、相対性理論についての簡単な本を読んだことのある人だったら、素人でも十分に理解できる内容だと思っています。
    何よりも、不確定性原理についての説明が数式を使って説明した部分は目から鱗だった。非常に感動しました。

  • 図書館で借りた。

    対称性と物理との関係を歴史も交えて
    解説している。
    付録に対称性群についての解説がある。

    対称性とは系に対して何らかの操作をしたとき
    操作前、操作後で同じ系のままであることだ。
    とする定義から始まる。

    ネーターの定理
     対称性があれば何らかの保存則が成り立ち、
     保存則があれば対応する対称性がある
    が紹介されている。
    エネルギー保存の法則や運動量保存の法則が
    それぞれ何に対応しているのかが説明されている。

    量子についても解説がある。

    相対性理論あたりまではついていけたが
    量子のあたりはほとんど飛ばし読みした。

  • エミー・ネーターから素粒子論まで、物理における対称性の歴史が詳しく書かれている。数学で有名なエミー・ネーターだが、物理学においても重要な役割を果たしているのだと改めて認識。

  • 面白い。

  • 『標準模型』と同様に、素粒子物理学方面の話題。例示や修辞があまり肌に合わなかった。ただし、本物の物理学者(著者の一人のレーダーマンはノーベル賞受賞)が書いているので内容は確かである。全体的に『標準模型』の方が踏み込んだ記述だが、ゲージ普遍性は本書の記述がわかりやすい。

  • かなりとっつきにくい内容だが、非常に興味深い内容でもある。
    対称性とはなにか?のいい入門書だと思う。
    まあ気長に読むほうがいいね(笑

  • 第一章まで

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