すぐやる人だけがチャンスを手に入れる ~すぐやるカエルの冒険ストーリーに学ぶ「すぐやる技術」~

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  • ぱる出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784827210125

感想・レビュー・書評

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  • 【人のゆく裏に道あり花の山】

    あなたは今の自分に満足しているだろうか。この本は、家業の国産Tシャツメーカー久米繊維工業三代目、久米信行さんが著者であり、すぐやるカエルと言う主人公の物語をベースに行動力の大切さについて学ぶことができる。私は今の自分に満足することができていない。理由は、自分には知らない世界がたくさんあるからである。つまり、無知ということだ。
    今現在、昔とは違いスマートフォンという便利な道具が普及し、すぐに情報を手に入れることができる世の中になった。しかし、そこから行動に移すことができているだろうか。ただの便利なツールだけで終わっていないだろうか。私はスマホからアメリカで起こっている貧富問題の動画を目にした。そこで、ただベッドで転がりながら暇な自分に何ができるのかと考え、行動に移し3ヶ月後にはサンフランシスコへ飛び、1ヶ月間貧しい方々をサポートするボランティアをしていた。私はすぐに行動に移したことにより、初めて会う学生、教授、外国人の方々と触れ合うことができ、知らなかった世界をたくさん知ることができた。本書には、自分の人生を変えてくれるようなカエルマスターに出会うことが大切と書かれている。私はこのボランティアに参加するにあたり、一人の教授と出会い、Aspire Japan という団体にスカウトされて大学人生が変わった。海外に行き、ディスカッションをすることやオープンキャンパスで講義を持てたことなど、私がすぐに行動に移さなければあり得なかったことである。
    本書の87ページに、「人のゆく裏に道あり花の山」という文がある。この言葉は株の格言である。みんながやることを選ばずに、みんながやらないことを選べということである。この言葉は、私が高校野球をしていた時の恩師もよく使っていた。人が嫌がることを精一杯やることによって最後に報われるのは裏の道を突き進んだものである。私はこの言葉を今でも貫いている。リーダーが必要な時は率先してリーダーをやり、バイトでは人がやらないような汚いところを率先して掃除を行う。なぜなら確実に自分に対する利益の方が大きいからである。リーダーは大変だが、人をまとめる力が身につき人を引っ張ることを覚える。汚いところをやれば、解決案を考えるようになり常に物事を考えることができる力を手に入れることができる。
    本書では行動力の重要性を知ることができる。今の自分に満足していない方には読んでもらいたい。

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著者プロフィール

米繊維工業株式会社取締役会長。明治大学商学部講師。CANPANセンター理事、社会貢献支援財団理事、墨田区観光協会理事、観光地域づくりプラットホーム推進機構理事、東京商工会議所観光委員・墨田支部IT分科会長。1963年東京墨田区生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業。イマジニア株式会社、日興証券株式会社での勤務を経て現職。『メール道』(NTT出版、2004年)、『ブログ道』(NTT出版、2005年)、『すぐやる!技術』(日本実業出版社、2008年)、『ピンで生きなさい』(ポプラ社、2013年)ほかベストセラーを多数執筆。

「2014年 『NPOのためのIT活用講座』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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