- Amazon.co.jp ・本 (391ページ)
- / ISBN・EAN: 9784828205465
感想・レビュー・書評
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●PMPパーフェクトマスター
●試験のコツ
★110点取る努力をする。確実にわかる問題は75問で十分。
●基本情報
★プロジェクトの立ち上げ要因
1.市場の需要、2.組織のニーズ、3.顧客要求、4.技術的進歩、5.法的要求、6.生態系への影響、7.社会的ニーズ
・定常業務が同じことの繰り返しで継続性を特徴とするのに対し、プロジェクトの特徴は独自性と有期性である
・合計42のプロセスに対して、相互作用のある「インプット」「ツールと技法」「アウトプット」が定義されている
●プロジェクト立ち上げ・計画
★権力と関心度のグリッド
プロジェクトの成果に関する権限レベル(権力)と利害レベル(関心度)に基づいてステークホルダーを分類する
※この他、関与度(積極的参加の度合い)や影響度(プロジェクト計画や実行の変更に影響する能力)で分類するモデルもある
★責任分担マトリックス
R:実行責任、A:説明責任、C:相談対応、I:情報提供の4つから構成され、説明責任は各アクティビティに1人だけ任命する最重要責任者
・プロジェクト選定手法
回収期間法(Payback Period):ライフサイクル期間中に見込むキャッシュイン・フローから算出した費用回収期間が基準を満たすか判断
・段階的詳細化
計画策定時には、プロジェクト立上げ時に文書化された要素成果物、前提条件、制約条件等を踏まえ詳細にスコープを定義する
●プロジェクト実行
★ステークホルダーの受入の可能性を高めるためには、要望を調整し、懸案事項に対処し、課題を解決して積極的にマネジメントすることが必要
★コンフリクトの解決方法
強制:他者を犠牲にして自分の観点を押し付ける。Win-Lose(効果:×)
撤退や回避:現在ある、あるいは潜在的なコンフリクトから身を引く(効果:×)
沈静や適応:意見の異なる部分ではなく、同意できる部分を強調する(効果:○)
妥協:当事者全員が、ある程度満足できる解決策を模索する(効果:○)
協力:異なる観点から複数の視点や見識を取り込む。合意と確約(効果:○)
対峙や問題解決:ギブアンドテイクの態度とオープンな対話により解決を目指す(効果:◎)
★コミュニケーション・プロセスにおける責任
送信者:受信者が正しく情報を受け取れるように情報を明確かつ完全なものにする責任がある
受信者:情報を完全な形で受け取り、正しく理解し、受け取ったことを通知する責任がある
・スケジュール短縮
クラッシング:クリティカル・パス上のアクティビティに対して最小の追加資源を投入する(コスト増)
ファスト・トラッキング:アクティビティを並行して実行することで期間を短縮する(手戻りリスクがある)
・アーンド・バリュー・マネジメント:以下の3つの基礎情報を利用した分析を行う
Planned Value(計画価値,PV):遂行すべき作業に割り当てられた予算
Earned Value(達成価値,EV):実際に完了した作業に対する価値(出来高)
Actual Cost(実コスト,AC):完了した作業に対して実際に発生したコスト
・Rule of Seven(7点連鎖)
管理限界の範囲内でも、7点連続で同傾向ならプロセスに異常が発生しているとみなし、是正処置が必要と判断する
●リスク・マネジメント
・リスク対応計画
コンティンジェンシー計画:能動的受容のための対応策であり、事前にリスク対応策を策定し、実行コストを確保する
迂回策計画:受動的受容や事前に予測できないリスクへの対応策であり、実行コストはマネジメント予備費を使用する
・プロジェクト・リスク・マネジメント
インフルエンス・ダイアグラム:意思決定要素・不確定要素・評価指標・各要素間の関係を図示してリスクを図解する
●参考情報
・近代的品質マネジメントの提唱者
クロスビー(Crosby):作り手の視点で、最初から無欠陥の製品をつくるべきであり、検査より予防を重視
ジュラン(Juran):使い手の視点で、使い手の真のニーズを満たす製品を作るべきであり、等級よりも品質を重視
デミング(Deming):品質コストの85%はマネジメントの問題である(作業者は自分たちで品質をコントロールできない)
・契約タイプ
定額契約:定義されたプロダクト・サービスに対して一定額を定めて支払う
実費償還契約:完了した作業にかかったすべての実コストに、納入者の利益相当分を加えた金額を支払う
コスト・プラス・定額フィー契約(CPFF):作業コスト+利益分(定額)
コスト・プラス・インセンティブ・フィー契約(CPIF):作業コスト+パフォーマンス目標の達成度合い
コスト・プラス・アワードフィー契約(CPAF):作業コスト+アワードフィー(購入者が判断)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
42のプロセスのインプットとツール技法とアウトプットの整理に特化した教科書と言える。
模試に解説がないのがネック。章末問題も少ない。
1周目 130/200
2周目 58/72
3周目 13/13
3周で問題と答えのペアで覚えてしまったので、もうこの問題集は使えないなあ。しょぼーん。
追伸
無事受かりました。問題集3冊実施。ガイドはほぼ読んでいない。 -
そろそろPMP試験対策でも始めようかと思って、まずは昔買っておいたものを読んだ。現行のPMBOKは第5版なので、この内容は古い。新しく第5版対応のものを買いなおす予定だ。内容としてはかなりすっきりまとまっており、少なくともPMBOKよりは読みやすい。単純なPMBOKの解説でなく、試験に出やすいポイントも拾っている。また、PMP試験はPMBOKに書かれていないことも出題されるが、そうした事項もいくらかカバーしている。
PMBOKはかなり抽象的なので読むのは疲れる。またポートフォリオやプログラムのマネジメントは別建てにされているので、PMBOKはあくまでプロジェクトに限られている。したがってPMBOKが目指すものは端的にプロジェクトの成功となる。この辺りに少し不満を覚えることもある。さらにどうもドキュメント作成志向が強いし、実際のプロジェクトにおけるカスタマイズ(すべてのプロセスを実行するわけではないから)の指針が無いのも気になるところ。
巻末の模擬試験をやってみたら合格ラインは越えたようだ。品質マネジメントが理解できていなかったので、その辺りを重点的にやっておく。まずは事前学習時間の確保からだ。 -
PMP試験用
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書店で類書をかたっぱしから見て、内容の濃さで本書を選びました。ただし、あくまで試験勉強用、といった内容です。
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これしか読みませんでしたが、試験に合格出来ました。