マーケット大変貌: シフト・マーケティングによる超市場開拓

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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784828405742

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  • シフトマケーティングというおもしろい考え方をしていた。
    「大人らしい」「子供らしい」
    「男らしい」「女らしい」という言葉が、
    入り交じり、境界のないモノに変化してきている。

    現代の進行によって変化し、崩壊しはじめている。
    そしてそれぞれが
    「自分らしさ」「本当のライブ感」を求めている。
     
    居酒屋にたむろする「おやじギャル」の存在は、
    大きな変化の徴候である。

    「仕事につかれ、上司の愚痴を言い、
    手軽に飲める場所を選ぶ。
    スポーツドリンクをのみ、競馬新聞をよむなど」
    キャリアウーマンというきれいな言葉でなく、
    リアルなおやじに似たギャル。

    時代の変遷
    ○生産システムの復興
     ひたすらものつくり
    ○ものがあふれ出た時期
     豊かな社会を背景に、モノを選択する消費者
    ○顧客の創造  
     ものが売れなくなって、ニーズを開発しなくてはいけなくなった。
     商品文化を創りだす時代へ。
     そこには、「生活者」がいた。

    商品の提案が、消費者からいわれるようになってきた。
    参加型市場のシステム開発
    インターネットの登場により、形が、構造的に変わってきた。

    ○大人の不必要。
    絶対的な権威から、情報はあらゆるメディアから
    受け取ることができるようになった。
    少なくとも、子供のもっているモノと大人のもつモノは、
    差がなくなってきた。
    大人の専有していたものが、
    子どもたちにも平等に与えられている。
    家は、崩壊し、社会は、大人の権威を奪った。
    そのことから、「子供の自立」を促進している。
    子供も人格を持った人間として認められるようになった。
    子供自身の選択権が与えられるようになった。
    子供の自立、子供の権利、子供の文化、子供の世界。

    子供のスタミナドリンク、ポケベル、
    携帯電話、ゲームマシン、パソコン、
    子供のスポーツウエアー、

    悩んだときに一緒に考えてくれる人がほしかったのでは。
     
    友だちのような親子、
    子供;好奇心、友だち、遊び心、簡便性
    大人;責任感、組織、本物志向、知識技術志向
    女;具体性、生活的連帯、おしゃれ、感受性
    男;抽象性、同士的連帯、質実剛健、論理性

    生活環境の大きな変化を正しく把握することからはじめる。
    なぜ、沖縄のヘリポート基地に反対なのか。
    夏休みの自由研究が、5年生で、「沖縄の軍事基地」だった。

    鋭い観察力、鋭い感受性。
    園芸キッズクラブ
    料理番組としてのキッズクラブ

    自然を守れ、健康を守れ・・
    自分の中に進行していく。
    人間の棲息環境の重視

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著者プロフィール

1950年2月4日、東京生まれ。'72年、渋谷陽一らと音楽投稿雑誌「ロッキング・オン」創刊。'78年、全面投稿雑誌「ポンプ」を創刊。その後、さまざまなメディアを開発する。'83年、定性調査を定量的に処理する「気分調査法」を開発。商品開発、市場調査などのマーケティング調査活動を行う。80年代後半より草の根BBS「CB-NET」を主催、ニフティの「FMEDIA」のシスオペを勤める。'96年、株式会社デジタルメディア研究所を創業。インターネット・メディア開発、企業コンサルテーションなどを行う。アーツカレッジ・ヨコハマ(旧神奈川情報文化専門学校)のマルチメディア科を立ち上げプロデュースを行い専任講師。武蔵野美術大学非常勤講師、日本デザイン専門学校講師などを経験。現在、多摩大学経営情報学部客員教授。キーマン・ネットワーク「コンセプト・バンク」を運営。
〈著作〉
『企画書』『メディアが何をしたか?』『なぞのヘソ島』『一応族の反乱』『生意気の構造』『暇つぶしの時代』『やきそばパンの逆襲』『ドラマで泣いて、人生充実するのか、おまえ。 』『希望の仕事術』『森を見る力』ほか共著、編著多数

「2016年 『ロッキング・オンの時代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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