三菱総研というシンクタンクのTOPとして活動されていた牧野昇氏の強みは、
鉄鋼という専門分野での知見を、長く大切にされたことだと思います。
鉄鋼のことであれば、現場に行っても発言できるという姿勢を残していたことが、
他の薄っぺらなコンサルと一線を画すことができたのだということが、
牧野昇さんの本をたくさん読む中でわかりました。
現場での知識が、いかに大切か、いつも現場の知識を更新していることが大事か。
できる人と、できない人の分かれ目がそこにあるのでしょう。
経営者になったら、経営会議が現場だと錯覚する人は、いらないはずなのですが、
なぜか、そういう方がのさばってしまう会社があるらしい。残念。