トヨタウェイ進化する最強の経営術: 奥田碩、張富士夫らトップ大いに語る
- ビジネス社 (2002年6月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784828409917
作品紹介・あらすじ
経常利益1兆円企業はいかに仕事に取り組んだか。勝利した日本型経営ノウハウの全貌を公開する。
感想・レビュー・書評
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※2002.8.8購入@読書のすすめ
2002.8.26読書開始
2002.9.20読了
2005.12.29売却済み詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
トヨタの歴史を少し深く知りたい人向け。
今では日本を代表する大企業のトヨタも戦前はひとつのベンチャー企業。戦争、戦後と数々の人によって育てられたトヨタという会社の考え方はそんなにたやすくは築くことが出来ない。
トヨタってけっこう大企業になってからもどんどん攻めていってて今でも日本企業の中で時価総額1位ってのは普通に凄いなあと思う。普通は自惚れて2代目ぐらいで潰れてまうのに。 -
2007年に経験した出来事は2007年中に書いておきたいと思ったんで、あとちょっと頑張って書きます☆
今日は、こんな本読んでみました。
今や押しも押されぬ日本で一番と言われている会社、トヨタ。
日本人で知らない人なんかいない。
世界中でも知らない人は限られる。
「そんなでっかい会社の人たちって、何考えて仕事してんだろ」って思って読んでみました。
俺も、日本の中で見れば大きい方の会社にいんだろうけど、規模全然違うもんなぁ~。
知り合いも何人もいるから話は聞いてたりするけど、技術についてのこだわりはすごいなって思います。
人の命を預かる職業なんだから、当たり前と言えなくもない。
でも、当たり前のことを当たり前のようにやることってなかなかできないことだと思うし、見習わなきゃいけないとこはたくさんあると思います。
で、中身の話だけど、すごく勉強になりました。
業界は違っても、ビジネスとして考えなきゃいけないポイントは一緒だったりした。
ただ、最初に立ち上げたときの情熱がしっかり今まで引き継げてる、その点についてはなかなか他の会社は真似できないかもなって思いました。
0から1を作ることは簡単ではないけど、1を2に広げることよりも全部自分でできる分簡単だと思います。
今あるものを理解した上で、自分の考えと多少違っていたとしてもその2まで広がったものを継続して3にすること、4にすること、(中略)、100や1000まで広げ続けること、、、組織が大きくなればなる程、やっかみやいろんな争いごとに巻き込まれたりして難しいことだと思うのに、それができる風土が守られてることはすごいなぁと。
うちの会社にも、できる人はいる。多分1:8:1の法則とかっていう、一部の非常にできる人と、一部の非常にできない人ってのは、どこの組織にもいるもんだと思う。小さくても大きくても、組織ってそんなもんだろうから。
でも、その一部のできる人が自分本位にならずにうまくコラボってったんだろーなってのを感じました。
あと、この前虎で飲んでるときも感じた自動車業界の懐の深さを改めて考えさせられました。
トヨタだけじゃない。トヨタがあることで食えてる人、トヨタが大きくなったおかげで自分の仕事も市場が大きくなって食えてる人、新たに仕事ができた人、たくさんの人たちを巻き込んで、動いてんだろなってのを感じました。
俺らの業界はどうだろう。
形がない分、評価がしにくくて、そこに結局いつも悩みの種は潜んでる。
そんな業界にいるからか、形を持って、「俺らはこれを作ってるんだ!」って言えるのをちょっとうらやましく思います。
うん、トヨタのことはちょっとわかった。
でも、これで全てじゃない。
もう何冊か、同じ業界の違う本を読むと業界の地図が見えてくる気がします。
ただ、やっぱ思ったのは、最後は人なんじゃないかなぁってことでした。
ブランド力や、資金力じゃなく、人間として優秀な人材を揃えること、その強さが遅かれ早かれ企業の実力になるしかないんだろーなって思います。
俺はどうだろう???
仕事は慣れりゃ勝手に早くできるようになるもんだ。
それよりも、人間的に成長を続けられてるかな。
見えてる範囲が会社内に閉じてないかな。
そんな振り返りもしたり、ちょっと視野を広げられたかなって一冊でした。 -
グローバル化を進めるトヨタが、
その過程において、トヨタウェイと呼ばれる価値観や
哲学をどのように活かして、トヨタらしい進化を
繰り広げようとしているのかを書いた書籍。
トヨタウェイが従業員の行動規範にとどまらず
経営そのものであることを物語るエピソードを
つづっている。