- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784828424804
作品紹介・あらすじ
独裁者・習近平の配下に置かれるプーチン。2つの反米大国がもたらすウクライナ戦争の結末と新・世界秩序とは?
感想・レビュー・書評
-
今や小泉先生と同じくらい売れっ子になった廣瀬先生の中国専門家の近藤先生との対談本。本屋で見た時は、表紙が若干怪しいように見えて敬遠してたが、いざ読んでみると、読みやすく、内容もなかなか興味深かった。
ウクライナ戦争の評価については、テレビや論考でよく見ていたので、新鮮味は薄かったが、廣瀬先生個人のお話、例えばロシア・旧ソ連地域を研究したキッカケ等、赤裸々にお話していたところが面白かった。
また、中国については、習近平がアドリブに弱い話等、中国専門家にとっては当たり前の話なのかもしれないが、いろいろ知らないことがあって面白かった。
以下備考
・p.81の標題「オバマ大統領の『リセット』発言がジョージア侵攻を招いた可能性」は「ジョージア侵攻」ではなく「ウクライナ危機」では?
・p.85(引用)BRICsは、もともとアメリカの投資銀行ゴールドマン・サックスの投資家向けレポートが最初に提唱した概念。2000年代以降に著しい経済発展を遂げた、ブラジル、ロシア、インド、中国の英語の頭文字の総称で、最初の首脳会議は6月にロシアの呼びかけで、エカチェリンブルクで開催
・p.175(誤植): プーチン論文は×2021年2月12日→○7月12日
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ノルドストリームの話は、どうなのかな?
イランの重要性は、参考になる。 -
対談形式で読みやすい。
長年の中国&ロシアウォッチャーならではの逸話や分析は参考になる。
両国の大国志向や(起点をどこに置くかは別にして)領土回復志向は、独裁国家という形態も含めて、その行動様式を説明していると思う。
指導者が変わった時に様式が変わるかどうかは不明だ。 -
2023.03.05
刊行が2023年1月なので、ウクライナ侵攻を受けた中国とロシアの今について概観するのに適している。