フランケンシュタインの娘

著者 :
  • ベネッセコーポレーション
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784828822334

感想・レビュー・書評

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  • わたしの目に映っているものは、わたしの脳みそで決まるのですね。どこまでが現実か分からない、境界もあやふやになっている感じがすごくわたし好みでした。現実と妄想の境界すら壮大な妄想かもしれんのよね。たまらんね。
    唐十郎はすごく好きかもしれない。この人の作品もっと読みたいです。

  • 唐十郎作品を初めて読んだ。
    無脳児の死体(主人公には語りかけてくれる)をフランケンシュタインの娘のごとくつやつやさせたくて右往左往する男の話。
    男が諦めず前に進み続けるエネルギッシュな人物だから色んな人に迷惑をかける。
    主人公と蜉蝣先生とのやりとり、最後のシバとオナンとのやりとりの辺りが面白かった。

  • 唐十郎という人の本を初めて読んだ。あまり今まで読んだことのないテイストだったので興味深い。割と難解というかさらっとは理解しづらい…雰囲気で読んだ。意味を求めてはいかんのかもしれん。ただ雰囲気はなんか退廃的で結構すきかも。

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著者プロフィール

劇作家・演出家・俳優・小説家。1940年東京生まれ。明治大学文学部演劇学科卒。62年劇団状況劇場を結成。67年に新宿花園神社境内に紅テントを立てて上演し、以後、唐の存在は60年代に開始されたアングラ・小劇場演劇を牽引する旗手となった。88年に状況劇場を解散、唐組を結成。横浜国大(1997~2005年)、近畿大学(2005~10年)でも教授を勤め、後続の若い世代にも強烈な影響を及ぼした。 

「2017年 『唐十郎 特別講義』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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