量産型はダテじゃない! (富士見ファンタジア文庫 や 3-1-1)
- KADOKAWA(富士見書房) (2007年9月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829119594
作品紹介・あらすじ
「こぉおおおのポンコツがぁ!もう…もう…っ」14歳の天才技術者ヘキサ・デュアルアンは、生きた英雄といわれる最新型戦闘用ヒューマノイド、アルティメットドール・シュナイダーの産みの親。彼女はシュナイダー用の新型パーツを届けるため、輸送艦に乗っていた。だが、輸送艦は敵の攻撃を受け撃墜され、ヘキサはなんとか砂漠へと脱出する-。彼女は敵の追撃を受け、砂漠の中の奇妙な建物で一体のUDを起動してしまう。ところがそのUD、通称ナンブは気合いと根性は熱いが、旧時代の量産型で超オンボロ!!このピンチに旧式で量産型のナンブが活躍できるはずもないのだが!?「どーしてくれんのよこの状況ぉぉ!!」期待の新鋭が描く熱きロボコメ登場。
感想・レビュー・書評
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量産型はダテじゃない! (富士見ファンタジア文庫)
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おもしろかった。
ただ、てっきり量産型が量産型であるがゆえのメリットを駆使して戦っていくのかと思いきや、特にそんなことはなかった、というのが残念。
シュナイダー、好きだ。 -
タイトルとあらすじから想像していたものとは少し違ったけど、それなりに面白かった。割とベタ展開かも。でも量産型が活躍するってのは結構好き。個人的に今後はもっとキャラを増やしていってほしいかな*
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図書館から借りました
SF。ギャグ。
主役は、天才少女ヘキサ。彼女はシュナイダーを開発する。その腕のパーツを届けに出向いたところ、敵の攻撃にさらされ、辛くも逃げる。が、追いつかれる。そこでナンブというおんぼろの『量産型』ドールと出会う。
ナンブは暑苦しい性格。
機械だけれど、「気合いと根性」で頑張ろうとして、マジで頑張ってしまう。
詰め込みすぎな気もするが、オーソドックスだけれど、それなりにおもしろかった??
・・・・微妙。
どっちかというと、今回の脇キャラ、アインツヴァー少佐の物語の方が痛快そうなのだが。
機械に反抗されて、劣勢な人類。
悪逆な機械帝国。
新しい兵器を開発した、若き天才科学者。自我と感情を持ったロボットたち。
すげー使い古された感じです。
ここにナンブを投入して、「よく見かける形」を壊しているんですが。
なんか。
壊しきれてないのです。
イソンに似てます。
ビバップ風でしかなかった一作目。
富士見の新人さんって、そういう感じなのかなぁ。 -
ナンブ、いいですね。ロボットが普及して感情が付くようになるとこういう精神論で何とかしてしまう者ものも出てくるのかなと妄想してみたり。あと口絵の感じだと相当軽薄そうな印象を受けた中佐も、締めるところはしっかりしてて格好よかった。
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「守る覚悟と守られる重荷自覚がないだけで、
本当は守っているだけではなく自分自身も守られている。」
なりゆきで起動した主人公こと
ポンコツロボのナンブと関わることで
ヒロインのヘキサさんは考えを改めていき
人間的に成長していくって感じ。
わかりやすく言うと、Gears Of Warのように
希少資源を巡って人間同士が争っている時に
ターミネーターのように軍事利用していた
ロボが自我を持ちはじめ、人類同士の戦いを終わらせ
人類vsロボの仁義無き戦いが勃発してしまった。
そこでレベッカ先生のような天才科学者が
人類側の希望とも言えるνガンダムに
νガンダム用のパーツを届けようとしている時に
不本意で旧ザクにパーツをつけることになってしまうって感じ。
話の構成的には、まだまだ説明不足な所があるものの、
熱い気持ちが伝わってくる作品。 -
第19回ファンタジア大賞準入選受賞作。
タイトル買いした。頭からっぽにしてバカなノリを楽しめる人向け。考えたら負け。