真・天地無用!魎皇鬼 1の巻 樹雷 (富士見ファンタジア文庫 45-18)
- KADOKAWA(富士見書房) (1997年8月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829127636
作品紹介・あらすじ
天地が、まだ生まれてないちょっと昔。樹雷皇としての貫禄充分な、阿重霞と砂沙美の父親・阿主沙が、自由と力を求める若き青年だった頃のこと。後に天地を巻き込む事件の全ての発端となり、樹雷星の未来さえも大きく変えたその旅は始まった。それは樹雷の皇太子が慣例として行う武者修行の旅。遠い宇宙の果てへと挑むこの旅は、阿主沙にとって逃れようのない宿命だっただろうか?天才科学術・神我人や宇宙海賊・魎呼との因縁の出会い、そして阿主沙の最愛の女性・船穂との運命の邂逅-回り始めた歯車は、やがて宇宙の明暗を分ける大事件へとつづいていく!!梶島正樹が初めて『天地〜』ワールドのバックボーンを明かす!ファンの誰もが知りたかった答えが、ここにある。
感想・レビュー・書評
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天地無用!は、昔はハマったのでね……。
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「天地無用!魎皇鬼」に登場した樹雷星の皇、阿主沙が若かりし頃をメインとしたお話。
最低でも、OVAの第一期天地シリーズに対する知識が必須。
天地無用GXPに登場した神木瀬戸も重要なキャラクターとして登場するので、できることならそちらも知っておいたほうが良い。
というか、天地ワールドは多岐に渡りすぎていて、正直把握しきれない。
アニメはほぼすべて目を通しているが、小説やゲームにまで枠を広げるととてもじゃないけど追いきれない。
「デュアル!ぱられるんるん物語」や「異世界の聖機師物語」のようなパラレルワールドで繋がる世界もあったりする。
とまあ、それなりにディープな天地ファン以外お断りな本書。
俺が本当に好きだったのは初期の、第一期天地無用だけなんで、正直そこまで思い入れはもてなかった。
内容的には、ラノベとしてごく普通の出来。
天地無用で本当に面白いのはOVAの第一期シリーズのみ、と個人的には断言していいかもしれない。
第二期以降も嫌いではないし、GXPなどもそれなりには面白かったが、俺の中に今でも価値あるものとして残っているのは、第一期のみなのかな。
それは、アニメの総合的なクオリティの高さと、出会った時代背景など複合的なものなんだと思う。
ということで、いまさら原作者の小説を読んでも、期待するほどの感動は得られないってことがよくわかった。
このシリーズの続巻にはそれなりに興味はあるけど、ぶっちゃけ小説の形で読むよりも、ダイジェストで「ここでこんなことが起こりました」という事実を知るだけで十分という気がする。
だから、あんまり続きを読む気にはならなかった。 -
天地が本当に好きになれたシリーズ。転地無用のバックボーンが感じられてすごくよかったね。いや、やっぱ私は歴史マニアなんだな、とか思ったのです。
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天地無用の外伝のようなもの。
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天地無用!というシリーズはいろいろなメディアででていて、それぞれの設定が違ったりしているが、これは正調・梶島天地。
いまの第3期シリーズの天地無用が始まってますが、これを読んでいるとより良く分かります。