天高く、雲は流れ 5 (富士見ファンタジア文庫 32-24)
- KADOKAWA(富士見書房) (1998年7月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829128237
作品紹介・あらすじ
「第四藩王領で待ってるよ」あざけるかのような言葉を残し、姿を消したライフォン。石造りの橋と、街を縦横に走る美しい運河の都で、邪悪な少年は何を企むのか?待ち受ける危険な罠へと、フェイロン達は少しずつ近づいていた!!一方、ライフォンの魔手はユメへも伸びていた。人間と魔族の狭間で揺れ動き、"裏切り者"の烙印を押されたユメに、ライフォンは天使の微笑みをたたえて近づく。その美しい笑顔の下に、おぞましい悪意を隠して-。ライフォンは誰の想像をも越える異常な速度で成長を遂げ、今やフェイロンの前に立ちふさがる脅威となって密やかにその牙を研いでいた。
感想・レビュー・書評
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シリーズ5
水が人を襲う街、第四藩王家了に
到着の一行。
藩主甥っ子アンクが、少年らしく愛らしい。
二重人格?、なカジカも再登場
オルジェイ兄さんの悲しい過去もあきらかに!
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オルジェイと婚約者の話のくだりが良かったです。
オルジェイは、人間味溢れる聖職者だと思います。ちゃんとご飯食べて生きてる感じ。悟りを拓きすぎてる人物より、自分の歪みを認識して、努めて公正にあろうとする人物の方が、よっぽど好きです(笑)
パジャの「魔族でない奴には分からない」な思考は嫌いです。そもそも、自分と全く同じ境遇で育つ人なんて居ないと思うんですよ。常に均等であることを気を付けて育てられた双生児とかなら話しは別かもですが。
他人の境遇を羨むなとは言わないけれど、羨んでばかりじゃ物事進みませんしねー。 -
セチェン良い人。