スプライトシュピーゲルIV テンペスト (富士見ファンタジア文庫 う 1-1-4)
- 富士見書房 (2008年4月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (548ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829132814
作品紹介・あらすじ
近未来都市ウィーン-ミリオポリスと呼ばれるその都に、機械化された身体を持ち、治安を司る組織MSSに所属する三人の少女がいた。「やめて、お願い!」鳳/アゲハ。「絶対に守るって…」乙/ツバメ。「みんな死んじゃう!!」雛/ヒビナ。とある戦犯法廷に立つ被告と七人の証人を保護する任に就いた三人だが、運命は、少女たちに未曾有の嵐をもたらす。一人ずつ訪れる死。二人目のリヒャルト・トラクル。己を進化させる禁断の果実。それでも、夢を抱いて嵐を飛び越え、蝶は真実の地平に舞い降りる-。天と地の間に生きる妖精たちの物語。
感想・レビュー・書評
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傑作です
続きも楽しみです詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
オイレン4巻と並列で進行していきますが、こちらは世界の中心にいるような大人達が登場する分、より物語の核心に迫ってる感じがします。作中のTRPGは面白かったな。
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スプライトシュピーゲルの4巻前半の冬真・鳳のデートは、冲方丁には珍しいくらいにライトノベルしていて、まぁ微笑ましくも面白い。最終的に、鳳まさかのツンデレ化というオチも爆笑ものw
スプライトシュピーゲル4巻を読みつつ、よくもまぁこんな途方もない無茶苦茶な物語を同時並行で進められるもんだと驚き呆れるw キャラバンが複数の集団を、しかも別の場所で指揮しているからとんでもないことにw -
[2013.11.05]
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守り続けることが使命。たとえ世界が優しくなくても。
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小隊メンバーの休日を描いた短編、要人保護の任務を描いた長編の二部構成。短編の方は和やかな雰囲気が出ており、何より冬真を意識し始めたらツンデレ化した鳳が可愛すぎです。だからどれだけハイスペックにすれば気が済むんですか、冲方さん。一方の長編は、小説内で展開される世界統一ゲームが秀逸。そしてその後の襲撃犯の探索、敵方に堕ちた特甲児童の戦闘へと発展していく展開はスピード感と緊張感が抜群です。妖精たちが成長と新たな力による侵食の先に一体どのような結末を迎えるのか、楽しみにしています。
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ちょうど今、中国のステルス戦闘機がニュースになってます。
僕らの世界には、この証人のような大人達はいるんだろうか?
やっぱ、オレもワザモノになりてーっし!