スプライトシュピーゲルIV テンペスト (富士見ファンタジア文庫 う 1-1-4)

著者 :
  • 富士見書房
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本棚登録 : 365
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (548ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829132814

作品紹介・あらすじ

近未来都市ウィーン-ミリオポリスと呼ばれるその都に、機械化された身体を持ち、治安を司る組織MSSに所属する三人の少女がいた。「やめて、お願い!」鳳/アゲハ。「絶対に守るって…」乙/ツバメ。「みんな死んじゃう!!」雛/ヒビナ。とある戦犯法廷に立つ被告と七人の証人を保護する任に就いた三人だが、運命は、少女たちに未曾有の嵐をもたらす。一人ずつ訪れる死。二人目のリヒャルト・トラクル。己を進化させる禁断の果実。それでも、夢を抱いて嵐を飛び越え、蝶は真実の地平に舞い降りる-。天と地の間に生きる妖精たちの物語。

感想・レビュー・書評

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  • 傑作です
    続きも楽しみです

  • オイレン4巻と並列で進行していきますが、こちらは世界の中心にいるような大人達が登場する分、より物語の核心に迫ってる感じがします。作中のTRPGは面白かったな。

  • 初読の時にレビューはしなかったので、再読でレビュー。久しぶりに新作が出るということで、テスタメントを読み返したら、前を覚えていなかったので、こちらも再読。同時進行する物語も一気に読んでしまったので、両作の関係が非常のよくわかった。

  • スプライトシュピーゲルの4巻前半の冬真・鳳のデートは、冲方丁には珍しいくらいにライトノベルしていて、まぁ微笑ましくも面白い。最終的に、鳳まさかのツンデレ化というオチも爆笑ものw

    スプライトシュピーゲル4巻を読みつつ、よくもまぁこんな途方もない無茶苦茶な物語を同時並行で進められるもんだと驚き呆れるw キャラバンが複数の集団を、しかも別の場所で指揮しているからとんでもないことにw

  • [2013.11.05]

  • 4巻終了
     面白かった。 濃厚な1日の話。

     いろいろとドンデン返しが用意してあり、ミステリーとジェットコースタがミックスされています。

     しかし、緑目のはげおじさんはどうなるのだろう。

  • 鳳と冬真のデートとMSS隊員の休日風景を描いた短編とオイレンシュピーゲル肆とがっつりリンクした本編。妖精たちが保護する戦犯法廷の証人たちを襲う事件と中国からの亡命者を乗せた戦闘機を狙った国際空港の占領事件、2つの事件の裏にあるものとは。軍を脱走した敵性の特甲児童たち〈特甲猟兵〉(ヤークトコマンドー)が本格参入し戦闘はより厳しく激しいものに。それに対抗する妖精たちに与えられた諸刃の刃でもある力〈レベル3〉がもたらすものは何か。本編、短編ともにアリスと日向のやり取りにはにやにやしてしまった。

  • 守り続けることが使命。たとえ世界が優しくなくても。

  • 小隊メンバーの休日を描いた短編、要人保護の任務を描いた長編の二部構成。短編の方は和やかな雰囲気が出ており、何より冬真を意識し始めたらツンデレ化した鳳が可愛すぎです。だからどれだけハイスペックにすれば気が済むんですか、冲方さん。一方の長編は、小説内で展開される世界統一ゲームが秀逸。そしてその後の襲撃犯の探索、敵方に堕ちた特甲児童の戦闘へと発展していく展開はスピード感と緊張感が抜群です。妖精たちが成長と新たな力による侵食の先に一体どのような結末を迎えるのか、楽しみにしています。

  • ちょうど今、中国のステルス戦闘機がニュースになってます。
    僕らの世界には、この証人のような大人達はいるんだろうか?


    やっぱ、オレもワザモノになりてーっし!

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著者プロフィール

1977年岐阜県生まれ。1996年『黒い季節』で角川スニーカー大賞金賞を受賞しデビュー。2003年『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞、2010年『天地明察』で第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞、第4回舟橋聖一文学賞、第7回北東文学賞、2012年『光圀伝』で第3回山田風太郎賞を受賞。主な著書に『十二人の死にたい子どもたち』『戦の国』『剣樹抄』『麒麟児』『アクティベイター』などがある。

「2022年 『骨灰』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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