火の国、風の国物語3 星火燎原 (富士見ファンタジア文庫 し 1-1-3)
- 富士見書房 (2008年4月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (361ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829132845
作品紹介・あらすじ
「では始めましょうか。僕たちの戦争を」。眼鏡をかけた痩せぎすの若者が呟いた。青年は日がな読書に耽り"オーセルの賢者"と呼ばれていた。彼は六年前の紛争で天才的な知略を尽くし、王国を勝利に導いたという噂の持ち主である。飢饉に加え、容赦なく課される税。領主の暴虐に農民たちは立ち上がった。しかし、その前には圧倒的な戦力差が横たわる。レジスタンスを率いるのは眼鏡の若者。彼に絶望を打開する秘策はあるのか!?後に、王国にその名を轟かす知謀権術の将ジェレイドの戦いが始まる。逆転に継ぐ逆転!最後に勝利を手にするのは-。
感想・レビュー・書評
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今回は反乱軍過去編だな。
まあ、元から貴族の圧政による原因で勃発した反乱だというから、内容は予想できていたが想像よりも大変だったみたいだな。
最初の村は自然と発生した反乱だったけど、以降は後が限りなくない状況を生み出す事で反乱の規模を大きくしている。領内の軍隊には勝利できたけど、公爵家の執政官の方が一枚上手だったようだ。ミーアの助けがなかったら、完全に鎮圧されていたな。
[more]
モンフォード執政官は何を考えているのだろうか?先代公爵に恩がある事は伺えるが、ジェレイドのような存在を待ち望んでいた風がある… 忠臣のままで死にたいと考えているのか?
アレスは反乱軍の過去を聞き、同情はしたようだが自分の立場を変えるには至らなかったみたいだな。まあ、騎士道精神に溢れるアレスなら当然と言えるだろうな。
騎士道の師からも広い視野を持つように言われ、一介の騎士から成長するのかもしれないな。
そして敵味方の両方から暗殺されそうになるとはね。カルレーン候の言う『例の秘密』とはなんだろうか?初代国王が残した言葉に関連があるのだろうか?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小物と大物の描き方が良い
予想できるが過程をうまく描いている点で好み
今後の展開に期待 -
エロメガネの過去
処女権て、ライトノベルでも危険なレベル?
流石にこの二人は相容れない。ここで協力してたら、先が続かなくなる。
過去の戦いを匂わせながら多くを語らないのは伏線として、その内に話が出てきそう。 -
うおおおお! えろめがねカッコイイ!(マテ
そんな火風第三巻。どうでもいいけど毎回サブタイトルがカッコイイですね。読書録つけるときに漢字が出なくて苦労しちゃったよ。
ドラマガで連載されていた数話分に書き下ろしをくわえたものですがこれほど違和感なく雑誌連載分と書き下ろしが融合しているのも珍しい気がします。逆に言うと短編集だからといってスルーすると話が繋がら――いえ、なんでもありませn(ry
そんなのほかの作品でも一緒ですしね。やっぱファンタジーは面白いですわ。はやく続き読みたい。 -
この3巻はジェレイドがなぜどのように反乱軍を立ち上げたかの話。アレスとジェレイドどっちも主になっているのでこれからどうまとまっていくのやら。
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解放軍のはじまり、ジェレイド決起の編。
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2008/04/19
今回はあの眼鏡軍師がどうして発起したのかと、解放軍をどうやって作り、戦ってきたのかにスポットを当てたお話。
どうも作者さんは両方の視点で話を進めたいらしいね、それだったら火の国サイド、風の国サイドで別々に出版すれば…とも思ってしまう(そのほうが挿絵が充実するし←それだけが理由)。1巻、2巻とくらべると今回は過去話に重点を置いてるせいか、ちと読むのが面倒に感じるところがあった、、途中まで女っけが無いのが主な理由なんだけどね。