BLACK BLOOD BROTHERS11 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 賢者転生― (富士見ファンタジア文庫 あ 2-3-11)

著者 :
  • 富士見書房
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感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (542ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829134030

作品紹介・あらすじ

ジローは進む。星一つ分の死と再生を繰り返しながら。コタロウ、そして-ミミコ。彼の心臓をノックする、大切な存在の為に-。ついに最後の戦いの火蓋が切られた『九龍の血統』とジローたち。ジローに応え特区へと向かったミミコ、ケインやジャネットら各地の精鋭が特区に到着する中、ジローは九龍王との対決の時を迎える。鍛え直した銀刀を操り『九龍の血統』を圧倒するジローを前に、追いつめられたカーサたちは、最後の手段に打って出る…。「ジローさん!お願いっ。諦めないで!」-大切な、愛する者たち。その為に今、全てを捧げよう。黒き血の兄弟と一人の少女が紡ぐ、血と絆の物語、ついに完結。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ最終巻。面白かったーーーーっっっ!
    しかし、最後の1年+αは蛇足でしたな。私としては、その後の二人の時間よりも、賢者が孵化するところをちゃんと読みたかったです。最後に三人でお月見が出来たのは良かったけど。
    そして、シリーズ続編が出来そうな予感なラストでしたが、果たして?

  • 再読 残り16冊は省略
    相変わらず読み返していて展開をすっかり忘れていて1度目に読んだときと同じ感想を思い浮かべ
    実に便利だと思う

    2009/7/20
    完結
    まず最初からの構想通りにきちんと完結させる手腕に拍手
    吸血鬼物として
    「不老長生であっても精神的には成長しないブラックブラッド」を
    カーサと賢者に分けて表現したのは
    出しゃばりな混沌の存在にみられるようやや踏み込み浅いが
    例えば『超人ロック』などに比べて
    わかりやすく良い工夫だった
    全体の構成は伏線の張り方が
    必ずしも機能したとは言えないながらも充分良いまとまり
    ただ短編集の補完は上手くなく印象はあまりよろしくない
    作者の持ち味である読み飛ばせる文章での戦闘描写の活かし方も
    必ずしも上手く決まらなかったか
    とはいえ『Dクラ』のようなだけでなく
    『スレイヤーズ』や『オーフェン』とは違う
    今の富士見ファンタジアで通じる表現の中で
    こういう大きな話をきちんと完結できる腕力は見事
    登場人物の個性でだけでなく話を作れる力は貴重
    シリーズ通して★★★★
    次回作も期待

  • 評価:☆5

    黒き血の兄弟と一人の少女が紡ぐ、血と絆の物語、ついに完結!

    というわけで本編最終巻ですね。
    読者からするとついにという感じですが、修行から戻ってきたジロー・ケインの猛攻が熱すぎる!
    そして何が凄いってそこで味方陣営の無双にならず九龍の血統の強敵ぶりが損なわれていないことですね。
    最後の最後まで何が起こるか分からずハラハラしながら読めました。

    九龍の血統の、兄弟を想って命を散らせていく姿は辛かった・・・本当に仲の良い兄弟なんだよなぁ(ノд;)
    ジロー何かは特にそうだけど、敵味方関係なく極限まで追い込まれた状態でも闘う姿には胸を打たれるものがある。

    ミミコが戦場に赴くのにもちゃんと理由があるのがいいね。
    どのキャラにも見せ場があって飽きさせない。

    結末としては思い描いていたもの、というか最初から決まっていたことですがその通りとなりました。
    でも悲しい結末にはなってないんですよね。この終わり方、ちょっと考えればありそうなもんだけど全然思いつかなかったw凄く好み。

    500P超えという大ボリューム、圧巻のラストでした。

    『この遅刻魔っ。さっさと来なさい、望月ジロー!』
    『お帰りなさい、ジローさん』

  • なんとなく思い出したので、読んだ本に追加。評判が良かったので読んでみて、綺麗に終わって良作だと思いました。最初から言われていた設定だったけれど、まさかその通りになると思わなくて驚いた。てっきり皆仲良くハッピーエンドかと。でも後日談もあり、全11巻(+番外編)という長編を読者納得の完結へと導いたあざのさんに感謝。

  • 出会った大事な物語のひとつ。

  • シリーズ完結巻。
    特区奪還戦を一気にやっているので本の厚さも内容もたっぷりだが、下手に区切られるよりはこちらのほうがいい。
    きちんとまとまっていて、かつ未来を想像させる余地がある終わり方。
    ある意味予想通り。だけど吸血鬼も人間も形は違っても血と想いによって未来につながっていくのがいいなと思った。

    個人的にはあとがきに書かれている「未来」をぜひ読んでみたい。
    あとセイの姿も気になる。

  • ついに完結。登場人物達の想い・意思に胸が熱くなりっぱなしだった。
    また、分かっていたこととはいえ、切なくも前向きなラストには涙した。
    本当に素晴らしいシリーズだった。

  • ラストが綺麗にまとまってて気持ちよい読後感でした。

  • 最後の展開盛り上がった
    主人公サイドより敵サイド、カーサの方が良かったかも。コタロウこと賢者がイマイチ。全然活躍しなかったような・・

  • ついにシリーズ完結。

    これは涙なしには読めないと思います。

    物語のラストは初めから決まっていましたが、

    分かっていてもこれは泣けます。

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著者プロフィール

1976年、徳島県生まれ。99年「ブートレガーズ 神仙酒コンチェルト」(富士見ファンタジア文庫)で文庫デビュー。その後「Dクラッカーズ」シリーズを富士見ミステリー文庫にてシリーズ化、レーベルを支える人気作となった。
代表作に「BLACK BLOOD BROTHERS」「東京レイヴンズ」シリーズ(富士見ファンタジア文庫)、「神曲奏界ポリフォニカ」シリーズ(GA文庫)などがあり、アニメ化作品も多い。

「2019年 『ダーティキャッツ・イン・ザ・シティ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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