東京レイヴンズ3 cHImAirA DanCE (富士見ファンタジア文庫)
- 富士見書房 (2010年12月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829135921
作品紹介・あらすじ
進級試験に挑む、陰陽塾の若き闇鴉、春虎たち一年生。しかし落ちこぼれの春虎は、筆記試験は壊滅的、実技試験でも呪術をうまく使いこなせず夏目をはらはらさせるハメに。そんな中、都内各地で突如として霊災が発生。かつて霊災で後遺症を負った春虎の親友、冬児の身体にも異変が起き、同時に『オーガ・イーター』と呼ばれる『十二神将』最凶の陰陽師が現れ-!「魔」に蝕まれる冬児、土御門次代当主として事態収拾に走る夏日。春虎は、親友を救うため、主である夏目のために、奔走するが!?-。
感想・レビュー・書評
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面白かった! 陰陽道と修験道と密教が一緒くたになっている気がするけど、それを体系化して運用する発想が面白い。曲者の登場人物が増えたのも楽しい。
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今回は「あざの耕平は3巻から!」でなく「?!」
短編の方を2巻と3巻の間に出したほうが良かったのでなかろうか -
春虎たちがだいぶん陰陽師らしい活躍を見せてくれて、登場人物が増えた。
鏡(バッテン)とか、木暮さんなどの祓魔官がでてきましたが、個人的には木暮さんカッコいいな。と。
結構個々のキャラが立っていて、面白いですね。
鵺なんかもすごいまがまがしい感じが伝わってきて読んでいて面白かった。
今後キャラ増えてきそうだし、続きも楽しみに読みたいと思う。 -
面白かった
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フィクションの中とはいえ、現代日本を舞台に霊害(悪霊)と戦う陰陽師を描くのは難しいです。
特に陰陽師が国家公務員として、世間一般に認知されているような場合はなおさらに。それは発生する事件に対して、学生である主人公たちの感じる危機感を共有しにくいからです。
守ってくれる大人がいて、遵守すべき法律や常識があるなかで、どうして主人公たちが動かなければならないのか、はっきりと読者に伝わらないといけない。有名な例を挙げるとハリーポッターなんかが分かりやすいでしょうか。頼れる大人や教師がいながら、少年少女が戦わなければいけない不自然さ。学生の頃なら気にならなかったかもしれませんが、歳を重ねるにつれてこういった作品は読みにくくなるなと実感してしまいました。