ソード・ワールド2.0リプレイ from USA(1) 蛮族英雄─バルバロスヒーロー─
- 富士見書房 (2010年10月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829145982
作品紹介・あらすじ
蛮族を裏切ったドレイクの青年アンセルム。姫騎士と結婚する(だけの)ために旅をする脳天気な男クリフ。駆け出し冒険者エリヤ、ウィスト、ミケの3人娘。彼らが出会ったとき、新しい伝説の扉が開く!…と思ったら-。「OK、モンスターの数はダイスで決めよう。20面を振って…18体だネ」「まてっ!多すぎるわ!」真の敵は容赦なしのアメリカ人GMか!?日本RPG界に激震走るリプレイ新シリーズ、堂々開幕。
感想・レビュー・書評
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USAと比較して日本のRPを「持ち上げる」部分は
なんだかなと思わないでもないが
リプレイとしてはキャラクタもシナリオも
何より書きぶりも安定して面白い
新米女神と並んで次が楽しみ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
クリフの暴走っぷりがたまらない
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GMがアメリカ文化圏との違いに驚きながら綴っていて、文化の違いが面白い。アメリカのTRPGは敵の出し方が容赦なさそうくらいしかイメージなかったので、様々な違いが面白いです。PCもドレイクキャラのロールプレイが新鮮。割とみんな最初からキャラが立っているので(立ちすぎてる人もいるけど)、これから先も楽しみです。
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一気に読み終わってしまった。カルチャーショックを武器としたリプレイ…と言えばちょっとあざとい気がするけれど、GM氏自体、PLの発言にいちいち戸惑う様がとてもかわいい。ゲームバランスも素敵。殺意の高いセッションは最高だ。そして何より、リプレイ書きとしての腕も高いように思える。多少、カットしてもいいんじゃないかと思えるような冗長なところもあるけれど、会話の笑わせどころをちゃんと把握した書き方をしていて退屈しない。
PC諸氏も面白い。個性的というよりか、関係性によって他PCの個性を引き立たせている感じがする。ただ、クリフが、若干……わざとやってるのか本気でやってるのか謎。アンセルムとの友情はイイと思うんだけどなあ。終始自分が目立ちたい欲求の末の行動にも見える。 アンセルムは萌える。時々ステキに邪気眼! -
いやー、普段、私がやっているプレイスタイルがかなりアメリカ寄りだということを思い知らされました(笑)
思い当たる事ばっかり…
GMにはこのまま殺意の高いシナリオをばんばんやって欲しいですね。キャラの生き死になんて、ダイスの神の思し召しですよ! -
筆者がハーフということで、日本とアメリカのTRPGの感覚の違いがなかなか面白い。今まのリプレイよりマスター側の心情とかがよく出ていてそれが
また面白かったです。しかしアメリカにリプレイって文化がないのは意外でした。 -
SW2.0リプレイなんだけど、米人GMってのは新鮮。米卓の吸血鬼モノプレイヤーってそんなに自己中多いって愚痴に爆笑。 今まで魅力的なキャラクター、ロールプレイが紹介されたことは数あれど、GM自体がおもしろいリプレイって初めてじゃないかな。躊躇なく殺しに来てみんなに止められるシーンとかも新鮮だ。 このシリーズは追っていきたいな。
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D&D等の初見殺しで有名な殺意の国アメリカからやってきた殺戮GMと
周りに合わせる日本人的観点と関西発症の「美味しい物に飛びつく性分」さらにオタクの萌えを兼ね揃えた曲者日本プレイヤー
その組み合わせが魅せるプレイは・・・案外手堅く見応えアリ?
個人的には外人オタクと日本オタクの感覚の違いがすごく興味深い
主にドワーフ♀観とかw -
米国のTRPG事情怖えぇ!
と言った様に、文化の違いが垣間見えて面白かったです。
女髭ドワーフ好きなのは、文化かGMの個人の嗜好によるものかは不明ですが。 -
このGMさん、へたな日本人GMよりずっと筆力あるよねって思いました。句読点が変なところについてて違和感を感じることもないし、記号を乱用することもないし。
いやー面白かった!アメリカのTRPG事情や日本との相違点、それによるカルチャーショックなどを交えながら語られる笑いあり涙ありの冒険譚。新米女神シリーズにはシリアスなシーンがとっても少ないので、ちょっぴり新鮮でもありました。キャラクターもみんな魅力的でぐんぐん話に引き込まれます。
新サプリメント「バルバロス・テイルズ」を使用して作成したドレイクのPCが主人公格なのですが、人族と蛮族の間にある溝なんかも描かれていてこれからが楽しみです。
最後に。クリフは俺の嫁。