アリアンロッド・サガ・リプレイ・IF レイウォールの奇跡 (富士見ドラゴンブック 23-91)
- 富士見書房 (2012年2月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (414ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829146606
作品紹介・あらすじ
時は帝紀812年。レイウォール王国は侵略者グラスウェルズ軍により亡国の危機に瀕していた。そんな中、17歳の少女リディルはレイウォール軍の「対グラスウェルズ方面軍総司令官」に任命される。仲間となるのは、地下牢に囚われていた危険な軍師グレイ、生真面目な軍人のカルロス、海辺で拾った騎士バヤンの3名。彼らと共にリディルは祖国の危機に立ち向かう!「ピアニィ敗北」という仮想に基づく『アリアンロッド・サガ』の"IF"を描く、超戦記リプレイ登場。
感想・レビュー・書評
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イフ戦記ならではの自覚的な「メタメタ」が楽しい
無印3巻でベネットがこの大陸の常識はおかしいのではないかとつっこんでも
それにメタ視点で(ARAサガというゲームとして)GMしか対処できないのに対して
こういうイフものだとその枠外からとりこめるのが面白い
後編は暗黒大皇帝個人の戦闘力は申し分なくとも
部下がいまひとつもうひとつ
これでブルックス商会一派が暗黒大皇帝側についていれば面白くもなりそうだが
あとどうでも良いがエリンディル船団が放置されずにすんでよかったよかった詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ピアニィがラスボスか。面白い。イフ戦記なんで、シリーズに精通しているほど楽しめる。第二話クライマックスは名バウトw
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1巻完結のリプレイ。
アリアンロッド・サガ正史に対しての「もしも」を扱った作品です。
割とお祭りイベントというか、シリーズ読者に対するサービス的にARSメインシリーズの設定を上手く使ってあって、楽しく読めました。シリーズを既読だからというのが大きいと思いますが。
シナリオも色々と仕掛けがあって、うまいやり方だなぁと感心させられました。ああいう小物を使うセッションに成功した試しが無いので(苦笑)。
特徴としては、PCの視点がメタにかなり振ってるというか、メタメタというか(笑)。PCとPLの境界が曖昧だなぁという印象が残ってます。多分ラストバトルの印象が強すぎるんでしょう。