悪役だっていいじゃない (LAPIS LABEL)

著者 :
  • フランス書院
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829652428

作品紹介・あらすじ

元ヤクザの息子の日高里美は、お目付役で喧嘩の師匠の東藤司に片想いの真っ最中。ある夜、藤司をオカズに一人エッチをしている声を、里美を逆恨みしているクラスメイトに盗聴されてしまった。藤司にだけは変態扱いされたくない里美はそれをネタにクラスメイトの下僕にされるハメに。だが『下僕』な現場に藤司が飛びこんできて-。

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  •  元ヤクザの息子、日高里美はお目付け役、兼喧嘩の師匠な東藤司に絶賛片想い中。
     ある時、藤司を想って一人エッチをしている声を部屋にこっそり仕掛けられた盗聴器で録られ、以前喧嘩で負かしたことのある相手に脅される。他の誰にばれても、藤司にバレることだけは避けたかった里美は、渋々相手の要求を飲んで、「下僕」になることを了承する。
     下僕になってからというもの、毎日生傷の絶えない里美の異変に藤司が気づかないはずもないのだが、当時は里美が自分ひとりで解決することを認め、口出しも手出しもせずにいてくれた。
     ところがある日、煮詰まりに煮詰まった里美がちょっとした作戦を練ったところ、見事にそれが相手にばれてしまう。そして、あろうことか今度は「違う方面でいたぶる」といわれてしまい、以前、里美がのした男たちが現れて、「こいつら全員を満足させてみろ」と言われる。
     さすがにそれはできない里美は「藤司にバレて、藤司と会えなくなってしまう」のと、「こいつらを相手にする」のと、どっちがましなのか、考え込んでしまう。
     そこに「もう我慢ならねぇっ!」と言って、藤司が現れる。
     現れると思っていなかった藤司の登場に里美は呆然とするが、テープのことがバレたくない里美は藤司の「何してやがんだ」の問いにも答えられない。
     ところが、里美を捕まえていた男たちが里美が藤司に思いを寄せていることを話してしまい――

     みたいな話です。
     えーっと、とにかく里美が可愛いっ!! 二人の関係の絶妙な間がいいっ!!
     ただちょっと、里美を脅した男が、ちょっと私のイメージと違うよなぁ……っていうのが絵に対する私の感想。
     絵は、この絵は絵としては好きなんですけど、もうちょっと相手の男はゴツイ方がいいかなぁ……。なんとなく、「里美よりもいい」体格ってのが感じられないかも。
     まぁ、絵としてはこの絵は好きなんですけど。
     小説には関係ない気になったところでした。
     話の流れとしては、この話ものすごく好きですよっ!!
     個人的には藤司のお兄さんのお話も気になるところです。

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