三千の夜の欲望: エロティック・アラビアン (ティアラ文庫)

著者 :
  • プランタン出版
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本棚登録 : 28
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829666319

作品紹介・あらすじ

「今度はおまえが俺の奴隷になる番だ」隣国から侵略され、エルハラーナの前に現れた敵将は、かつて貴族の自分に仕えていた奴隷の少年・ファルザード。荒々しく純潔を奪われ、夜ごと媚薬を塗られ、肢体を開発され…淫らな奉仕の中でふと垣間見える私だけへの寵愛。柔肌に愉悦を刻まれながら、次第に気づいた本当の気持ちは-もしかして、あの頃からずっと私を想っていたの!?-。2012ティアラ文庫新人賞大賞受賞作(エロティック部門)。

感想・レビュー・書評

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  • 再読です。二度読んでも楽しかったです。

    元奴隷が他国で偉くなりお嬢様育ちのヒロインを奴隷にする、という他でも見たことのある下克上ものでしたが、気位の高いヒロインが快楽に心折れていく様などとても良かったです。
    九年もヒロインのことを想い続け、身体だけでも手に入れようと無理やり奪ったファルザードはなかなかの執着っぷりで、
    そんな彼がヒロインにものを贈っても警戒されるだけで喜んでもらえない…と密かに落ち込むくだりはとてもツボでした。
    エルハラーナも、ファルザードに翻弄されるだけのヒロインではなかったので好感が持てました。

    強いて言うならばイラストがいまいちキャラのイメージに合わないのですが、話は好きです。

  • 執着溺愛ヒーローで、エルハラーナにひどいことをしていてもそれが好きすぎるが故の行動っていうのににやにや。
    ただ二人の出会いのときのエルハラーナの年齢が幼すぎて、そこが気になった。
    せめてエルハラーナが12歳くらいで出会ってということだったらもっと萌えることができたと思うのが少し残念

  • ヒーローは◎。このビジュアルは卑怯です。ヒロインは描写されてるほどの美貌に見えないのが不思議。話はそれなり。
    レーベル的な意味で合わないかも。
    読み疲れてきて、後半エロシーン飛ばし読み。
    絶対なきゃだめっていうのと、あっちゃだめっていうの、極端だなあと、しみじみ思います。

  • 貴族のヒロインに仕えていた奴隷が立場が逆転して、逆にヒロインを奴隷として扱う、でもほんとはお互いに好きだった・・・っていう、見たことあるような設定でしたけど、ヒーローのファルザードが結構好きな顔だったのと、序盤から中盤にかけては、たまにファルザードの心情も書かれていて、スムーズに読み進めました。

    やっぱり、たまにはヒーロー側の気持ちも書かれていると、どうしてその行動を取ったのかが分かりやすいです。
    ちょっとヒロインのエルハラーナのイラストがイマイチだったのが、残念。

    あと、前半はよかったんですけど、後半、ファルザードにあてがわれた姫が激怒して、父王に手紙を送って窮地に追い込んだり、エルハラーナの父があっさり和解していたりってところは、ちょっともやもや感があります。
    ティアラなんで、エロ重視ってのは分かるんですけど、もうちょっとどうにかならなかったのかなぁ。

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著者プロフィール



「2021年 『番人の花嫁(仮)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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