シンデレラ・ブライダル (ティアラ文庫)

著者 :
  • プランタン出版
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本棚登録 : 61
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829666807

作品紹介・あらすじ

幼なじみの王子ジュリウスの女嫌いを治すため、
王宮で一緒に暮らし始めた侯爵令嬢ラミア。
「今日から俺と一緒のベッドに眠るんだ」
治療と称して次々と淫らな命令が。
一途に奉仕するうち、敏感になる身体。
昼も夜も愉悦に蕩けるけれど、心は寂しくて――。
やがて告げられた言葉は
「絶対に誰にも渡さない。永遠に、愛することを誓う」
女嫌いの彼が、ずっと私を好きだったなんて!

感想・レビュー・書評

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  • まずかなりの本の分厚さにびっくりしましたが、そこは仁賀奈さんなので、一気に読めてしまいました。

    王子様のジュリウスと侯爵令嬢のラミア。幼いときから相思相愛だったのに、視察先の船で出されたお酒を飲んだことで、ジュリウスに淫らなことをしちゃって、そのあとも挽回できるシチュエーションはあったのに、心ないことを言っちゃったジュリウスのせいで、こじれまくり。

    正直お酒を飲んだからといって、あそこまでやっちゃうラミアもすごいし、初めてだったジュリウスも焦っちゃったでしょうねぇ。

    結局それからしばらく会ってなかったのに、ジュリウスはラミアから近寄ってきたあとは、逆に淫らなことをしまくってます。

    どこかで気持ちを打ち明けていたら、ここまでこじれないのでは?なんて思うくらいですが、思わせぶりな態度や王様、王妃様、妹姫の後押しもラミアの勘違いを解くには至らず、やっと結婚式ができるとジュリウスを喜ばせておいての逃亡は、逃亡が分かったと知ったあとのジュリウスの様子、是非見たかったです。

    腹黒でもなく、一途にヒロインのラミアを愛する余り、暴走しているジュリウスは見た目と違って結構純情だったんだなあと思います。

    まあ、途中のラミアを翻弄するあたりのHシーンは、もう少し少なくてもよかったかなぁなんて思うところはありますけど、ヒロインが逃げるものって結構好きな私としては楽しめました。

  • 侯爵令嬢のヒロインと王子様ヒーローとの幼馴染すれ違いラブストーリーです。

    とにかく本が分厚くて驚きました!
    最近のTLにしては珍しいのではないでしょうか。
    互いが初恋同士の両想いなのに幼い時のある出来事がきっかけで疎遠になってしまい、2人共あと一言の言葉が足りない所為で見事に空回りし、すれ違うお話です。
    ストーリーは意外としっかりしていて、最初から最期迄目が離せない展開で面白かったです。

    周囲の視線に鈍いヒロインに自覚はありませんが、周囲が見惚れる程の美男美女のお似合いのカップルのようです。
    序盤にある2人の子供頃のイラストが大変可愛らしかったです!
    えっちシーンは流石の仁賀奈氏でした。
    初恋を患わせたツンデレ童○ヒーローが初めてヒロインの胸を弄るシーンは素晴らしくえろかったです(笑)。
    ただ、ヒーローも思い詰めてたとはいえ、最初の行為で怯えるヒロインに無理矢理する展開には反対派なので、その点は残念でした。
    想いが通じ合ってからのえっちシーンは甘々で大満足でした。

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著者プロフィール

仁賀奈(にがな)
小説家。主にティーンズラブ小説、BL小説のジャンルを手がける。代表作のひとつ『シンデレラ・クルーズ』を刊行したフランス書院ティアラ文庫をはじめ、多くの出版社から著作を刊行し続けている。

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