恋文十色 (Canna Comics)

  • プランタン出版
3.42
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本棚登録 : 205
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829685426

作品紹介・あらすじ

僕が大人だったら、ちゃんと続きをしてくれた……?

町の小さな書店・純星堂。
そこで怪奇書を立ち読みする学生の朝日向は、古くさい着物を身にまとった怪しげな男と店内で出会う。
男の名は佐野。職業、小説家――。
ぶっきらぼうな佐野に最初は戸惑う朝日向だったが、
本当は優しいところや、仕事をしている時の大人でかっこいい佐野を知ると次第に惹かれていき……。

――ミナヅキアキラ、5つの恋の短編集。

感想・レビュー・書評

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  • ちょ、やべぇ。まじ心臓痛かったわ。
    最後の郵便屋さんのも好き。

  • どれも続きが気になりながらも、後味のいい作品でした。
    続きが出ていたら読んでみたいと思いますが、なくてもそれはそれで綺麗な終わり方をされております。
    特に、小説家が出る二作品。書店で出会う少年と小説家の昭和初期な臭のする作品は私好みで、朝日向の書生感はよかったですし、大家である伊佐に想いを寄せるアプローチ方法も遠回りだけれど、それにはまってしまった伊佐の相手を知ろうする純粋な想いは素敵でした。

  • すごく良かった!!お話の雰囲気や絵柄すごい好き〜。表題の、オカルト的なこわさが漂う不思議な感じがすごくいい。最後の郵便屋さんの、可愛らしいお話でキュンときた〜。どのお話もその後が読んでみたい。

  • どの作品も淡々と静かに進んでいく、淡く溶けていきそうなお話たち。ちょっぴりオカルティックな作品あり。

    表題作は怪しげな小説家とオカルト好きな学生の話。
    死相が出てると言われた男と死相が出てると言った男のオカルティックな話、大家と小説家の話、真剣な出会いを求めてなかなか得られずに愚痴る男と聞き役の男の話、花屋と郵便屋の話。

  • 短編集。悶えます。

  • 短編集
    ・作家×本屋に通う学生
    ・死神に目をつけられた人の話
    ・大家×作家
    ・郵便屋さん×花屋さん

    全部面白かったのですが、大家さん×作家さんの話が特に萌えた。
    ああいう堅物そうな人が受けなのがたまらない…。顔もなかなか可愛いのに髪伸ばしてたりメガネかけたりして隠そうとしてるのも萌える。そしてただの作家じゃなく、同性愛の小説も書いてて、大家さんと自分が交わる妄想を小説に書いてる…。これは知られたら恥ずかしいどころじゃない…笑

  • 表題作がもの足りない。年下の多分受けが成長して攻めになってくんねぇかな~、と久々妄想に浸かってしまった。
    あと最後の収録作品がチョー面白かった!!
    相手が分からないままの手紙のやり取りにニヤニヤ…。郵便屋さんの制服にニヤニヤ…。プラトニックもたまには良い(^^)

  • あらすじとして紹介されている一作目を期待して購入したのですが、ラストの郵便屋さんの話が一番素敵でした。

    あの「あ、貼り忘れた」のシーン、大好きです。可愛い。

    画面ははっきりしたモノクロで、この雰囲気はとても好きです。
    ベタの強い画面が本当に大好きで、たまらないです。
    個人的には、人物の顔の癖がちょっと好みではないかも。
    こればかりは、仕方ない。

    帯がクラフトに原稿用紙のマスが印刷されていて、これも可愛いのでした。

  • ホラーなおはなしの一冊、という印象。

  • 白黒のコントラストがはっきりしていて、独特のきれいな絵柄が個性的です。そのシャープな印象とはうらはらに、カラー絵や全体の雰囲気は、レトロな昭和のぬくもりが感じられて、不思議な魅力があるんですよね。
    セピアカラーで、帯は原稿用紙!こだわりある装丁がステキです。

    すごくお久しぶりのコミックス。長編を期待していたら、短編集でちょっと残念。5つの話が入っていて、どれも昭和な香りがしたりリンクしているところがあったりするので、一冊としてのまとまり感はありました。
    5cpが登場しています。
    最初のcpは、海千山千の物書きと純情学生。
    朝日向は、いつも怪奇小説を立ち読みしている書店で、佐野という小説家と知り合い、急接近。
    世間知らずで純朴な朝日向は、遊び人の佐野にどんどん夢中になるのですが。
    気付いたら、遊び人が純情少年に落ちている。好きなパターンです。最後がミステリアス。

    「午前4時、ささやくように」は、怪奇風味。謎の青年に死相が出ていると告げられて不安になる宗一郎。こちらはさらにミステリアスですが、もう少し続きが欲しいかも。

    「落下恋文」は、宗一郎と同じ下宿屋の話。小説家の住人長谷川と、家主で年下の伊佐。胸キュンラブでした。照れて真っ赤になっちゃうのがカワイイ!

    「あたりくしはずれなし」は、もうほんとに短い話ですが、さりげなく実は強引な求愛がよかったです。

    一番好きなのが、「花と手紙」起承転結がはっきりしていて、ドラマを一本観たような満足感。四季を感じさせる描写も心に残りました。ほんとに春が来たよね!と感動。ぐっときました。

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著者プロフィール

シャープかつセンシュアルな独特のペンタッチとモノクロワークで、切なく胸にしみる物語を紡ぎ、BL誌、少年誌等で活躍中。代表作に『この夜のすべて』『流星傘下』他多数。

「2019年 『メサイア ―CODE EDGE―(2)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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