日本の水生昆虫 (ネイチャーガイド)

  • 文一総合出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829984116

作品紹介・あらすじ

「真の水生昆虫」の真の姿がわかる!新しい検索図にも注目!

ほぼ一生を水面や水中で暮らす「真の水生昆虫」を対象に,ゲンゴロウなどのコウチュウ目とタガメなどのカメムシ目で既知の全種485種・亜種を紹介。生時の美しさがわかる生態写真だけでなく幼虫,生息環境の写真も収録。簡潔に特徴をまとめた解説文や識別に役立つ検索図もあり,見て楽しく,野外で使える図鑑。

・2019 年11月末までに日本から記録された真水生のコウチュウ目とカメムシ目の485種・亜種のうち,480種・亜種を掲載しました。未掲載5種についても区別点を解説し,日本産既知種について網羅しています。

・生きた水生昆虫の美しさを伝えることを目的に,いきいきとした生態写真を掲載しています。通常の昆虫図鑑では標本写真が中心ですが,標本となった水生昆虫は模様が不鮮明になったり,色も変わったりすることがあり,生きているときと雰囲気がずいぶん異なることが多くなります。しかし生きた水生昆虫の美しさは格別であり,本図鑑では掲載種のおよそ9割にあたる442種・亜種の生きた姿を紹介しました。

・なるべく簡易に種の区別ができることを目指しました。水生昆虫の種を区別するには,本来,分類学的な専門書や論文が必要です。そこで,本図鑑では各種解説において種の識別に役立つ特徴を簡潔に記すとともに,直感的な区別の一助となるよう,カラー写真を交えた検索図を作成しました。

・執筆陣は大学や研究機関に所属し,水生昆虫の分類や保全に関する多くの研究実績がある,気鋭の昆虫学者たちです。

感想・レビュー・書評

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  • 水生昆虫と聞いて思い浮かぶのは、タガメ、アメンボ、ミズスマシ、ミズカマキリ、ゲンゴロウ、タイコウチ ... それくらいだろうか。平均的な人より若干知ってるかな、と思っている。しかし現実の種類数は全くそんなもんじゃないことは、この本を見ればすぐわかる。ゲンゴロウだけで何十種類もいるのだ。しかも2,3mmくらいの小さいやつばっかり。よくもこんなに細かく分類するものだ。人間の分類欲って何なんだろうと思う。

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著者プロフィール

福岡県保健環境研究所 専門研究員。博士(農学)。1977年、静岡県生まれ(東京都育ち)。専門は淡水魚・水生昆虫の生態学と分類学。生き物の観察会や講演会の講師もしばしば行う。インターネット上では「オイカワ丸」として活動中

「2023年 『自宅で湿地帯ビオトープ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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