韓国の古典小説

著者 :
制作 : 染谷 智幸  鄭 炳説 
  • ぺりかん社
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784831512239

作品紹介・あらすじ

この本には、韓国の古典文学作品のさまざまな研究成果が収められている。日・韓両国の六名に及ぶ研究者たちが参加している座談会と、二十篇の代表作を選んでその内容の梗概と解説が加えられた「韓国古典小説、代表作品20選」、そして各研究者によるエッセイ・論文などが、それである。

感想・レビュー・書評

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  •  韓国古典小説の概説書。前半は数名の専門家からの視点で古典小説を論じており、非常に興味深い。後半は各作品の解題、あらすじに加え、研究の展望を示す。参考文献も付す。
     専門家への第一歩から、現代に通じる興味を惹く内容なので、韓国・韓国文化に興味のある人にはおすすめ。
     古典は昔の文献ではあるが、それが読み継がれているのは愛されているからだとし、古典小説への理解の重要性を説いているのは納得。
     韓国古典小説は、明治以降も日本で多く紹介されていたことは興味深かった。
     参照用に常に手元に置いておきたい本。

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著者プロフィール

1932 年、東京生まれ。早稲田大学ロシア文学科中退、ストックホルム大学博士課程修了。桜美林大学名誉教授。82 年、訳書『母』(尹興吉)で日本翻訳文化賞受賞。主な著書に『金史良—その抵抗の生涯—』『天皇制と朝鮮人』など。『アリラン峠の旅人たち』『アダムが目覚めるとき』『ひとの子』『離れ部屋』など訳書・編訳書多数。

「2010年 『他人への話しかけ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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