の、ような。 6 (芳文社コミックス)

著者 :
  • 芳文社
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本棚登録 : 243
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784832203037

作品紹介・あらすじ

バレンタインの夜、希夏帆たちは家族で愁人の弟の店「今井」へ食事に出かける。そこで出会ったのは学生時代からの友人たち。昔から希夏帆たちの関係を知っている二人の愁人への評価は辛口で現在の状況を心配していた。それに対して希夏帆は…!?

感想・レビュー・書評

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  • バレンタインの夜、希夏帆たちは愁人の弟の店「今井」へ食事に出かける。そこにいたのは学生時代からの友人たちだった!また、冬真はもらったチョコの返事に悩み、ハルは卒園式を間近に控えていて──。

    学生時代の友人たちから一人ずつ呼び出され、子どもたちとの生活を訊かれる愁人と希夏帆。心配はわかるもそれ以上に圧がすごい(笑) 序盤こそマイペースな愁人だったけど、ありがとうの言葉で家が回ってていいなあって思う。叱責ではなく、感謝と環境によって人は変わるんだなと。ドラマの積み重ねが丁寧に描かれてきたからこそ、変化に説得力が生まれてしっくりくる。希夏帆は最初から人生二周目かな?という心のしなやかさがあったけど、きっとそこに冬真とハルが加わって愁人は変われたんだよね。同僚の丸山さんも心強い。

    ハルは見ててほっこりする。ソファで寝てしまった希夏帆に布団をかけてあげて、その下に自分が潜り込むところ尊い!冬真と美波のやり取りも初々しい。養子だと親戚から知らされた美波。ショックを受ける彼女に母が「もう何年も一緒にいたら血なんて関係ないない」って言い切るシーンも素敵だった。

    夫婦って血の繋がりがなくても家族なわけで、そう考えれば血よりも一緒にどう生きるかでしかないよね。そう考えると、希夏帆と母の関係性が今後の焦点の一つになってくるのかな?「何でもっと普通に生きてくれないの」って言葉をぶつける母こそ、希夏帆のことを普通じゃないという目線でしか見られない価値観に毒されているように感じた。人に向かって、「普通」「常識」「世間」という言葉を使ったら、もうそれは会話ではなくなる。相手の人間性を正論で踏みつけて終わる心配の皮を被った暴力だ。これがまた世界には溢れているんだよね…。希夏帆の考え方を見習いたいなあ。

  • この間は少し、家族の在り方というか、それぞれの役割みたいな話が多かった。まずは希夏帆は血の繋がらない子を育てるつまり「母親」としての役割を十分受け入れているようだ。次に冬真。「子供」としての役割を、養子であるという同級生を通して受け入れて、家族になると決意したようだ。一番の山場は愁人の「父親」としての役割。同僚の旦那さんとの話は、世間でよく言われている話だろう。そして急な仕事で子供のイベントに参加出来なくなる話もよくある。そこで愁人は「仕事だから仕方ない」で済ませずに「手伝う」ではなく「やる」という意識を持っている。これはもう、父親の姿だと思う。それぞれが「家族になる覚悟を決めた」そんな巻かも知れない。

  • 養子の話の中で、夫婦自体、そもそも他人なんだからってのは、確かにそうだよな~、と。自分以外はみな他人、って言うと身も蓋もないけど、人との距離感のグラデーションの描き方が絶品なんですな。

  • あぁ6巻までほとんど一気に読んでしまった…
    6巻はあきとくん大活躍編
    印象に残ったのは家族は血の繋がりがない人たちが一緒に暮らすこと
    隣のクラスの女の子、いい子だな

  • 電子で先に読んでるけど,紙の本で読むのも好き。

  • 遠慮なく

  • ハルがとうとう卒園!ランドセル背負って学校行くの楽しみだろうな。保護者2人は同級生でしたね。同じクラスだったか。すっかり忘れてるw あと他の同級生と後輩も今どきな感じですわ。吉岡くんはどういう関係だったかな。既刊読み返すか。

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